2ヶ月に一度のQSLカード転送にもなれてきたようです。縦横斜めに受け取ったカードを検証し、整理すると結構時間がかかるもので、2ヶ月と言うペースもまんざらではありません。もちろん一刻も早く欲しいと言う気持ちには変わりありませんが。  

そろそろ昨年の特別記念局や特別局のカードが送られてきています。JCCとかJCG的にはそれほど珍しいところは無いにしても、やはり期間限定のQRVですから、後になるほどその価値が出てくると思います。 さて、今年(2002年度)も8J局は花盛りです。とりわけ5月初頭から運用開始予定のワールドカップ記念局は人気を集めることでしょう。もちろんゲーム開催の各都市から運用が予定されています。いずれも 5月 1日から 6月30日の予定で、コールサインと運用地は下記のようになっています。

8J1WCY ワールドカップ横浜 8J3WCK ワールドカップ神戸
8J1WCS ワールドカップ埼玉 8J6WCO ワールドカップ大分
8J1WCI ワールドカップ茨城 8J7WCM ワールドカップ宮城
8J2WCS ワールドカップ静岡 8J8WCS ワールドカップ札幌
8J3WCO ワールドカップ大阪 8J0WCN ワールドカップ新潟


この他に 8J1Cと言うサフィックス一文字の局もあるように聞いております  これ以外にも例年のごとく、お祭などのイベントがらみの8J局も沢山予定されております。前半に運用が開始されるものをいくつかご紹介します。(残りりは別のコラムで) もちろんすでに 4月から運用されているものもありますから、皆さんもQSO済みかもしれませんが。  

8J2GIF JARL通常総会(岐阜) (4/1−5/19) 8J5TSA 弟57回国民体育大会(高知) (8/1−10/31)
8J3HAM 関西ハムの祭典2002 (4/1−6/9) 8J8OBI 帯広市開拓120年、市制70周年記念 (8/10−9/23)
8J4IWC 国際捕鯨委員会年次総会 (4/1−5/24) 8J8TRI 弟16回日本海オロロンライン・トライアスロン国際大会 (8/18−8/25)
8N6THY 沖縄県本土復帰30周年 (4/15−5/31) 8J1WAK 第25回記念日本スリーデーマーチ (9/1−11/4)
8J1MST 三郷市市制30周年 (5/3−5/5) 8J8DPI 障害者インターナショナル世界会議(札幌) (9/19−10/18)
8J8HTF 北海道テレコムフェア (5/3−6/2) 8J8WDF 全日本ARDF競技大会 (9/28−10/6)
8J8WIN 苫前町風力発電普及啓発事業 (6/1−6/30) 8J1KED 川越市市制80周年記念 (10/1−12/1)
8J1VLP QRPデー (6/1−7/7) 8J9MNB 第14回全国生涯学習フェスティバル (10/1−10/14)
8J8FST はこだて花と緑のフェスティバル (6/8−6/23) 8J6KHK 第24回菓子大博覧会 (熊本) (10/1−11/18)
8J8ITU ITU-Tワークショップ千歳 (6/23−7/14) 8J6SAB 第22回全国豊かな海づくり大会 (11/3−11/7)
8J1AHC 第26回全国高等学校総合文化祭 (7/11−8/12) 8J7WAA 第5回アジア冬季競技大会 (青森) (2003/1/11-2/8)
8J8TME 函館市市制80周年 (7/20−8/5) 8N1APG APT-WRC準備会合 (東京) (2003/2/1−2/18)
8J0JCC 第31回全日本天竜川カヌー競技大会 (7/26−8/25) 8J1KOG 古河市春の祭 (2003/3/1−4/10)
8J1IHS 平成14年度全国高等学校総合体育大会(8/1−8/20) - -

 

運用予定日は変更になる可能性もありますので、ご注意ください。   (2002/5/7)

 
     

 
 
 

前回のコラムでワールドカップ記念局のコールをご紹介しましたが、それらは当初に予定されていたもので、実際にはサフィックス一文字の局が運用されております。お詫びして訂正いたします。 それらは 8J1C、8M1C、8N1C、8J2C、8J3C、8N3C、8J6C、8J7C、8J8C、8J0Cの10局です。  

開局して第一番目にQSOする相手もニュー・ワンと言えるでしょうが、日ごろ使われているニュー・ワンとは市郡町村などとの新しい交信のこととか(よくお空では「全バンド・モードを通じて始めての○○町との交信です」などと言っているのが聞かれます。)世界の中のエンティティとの初 QSOに使われることが一般的です。  もちろんバンドやモードに限らず、とにかくある地点との交信が始めてであれば、文句なしのニュー・ワンと言えるでしょう。どのバンドでもどのモードであっても構わない、とにかく欲しいと言うのが「ニュー・ワン」なのです。とりわけJCCとかJCGとかDXCCなど目標が定まっているものほど、このニュー・ワンが欲しいのです。  

今年初めから運用された数多くのDXペディション局から待望のカードが帰って着始めました。今回はそれらの中から筆者にとってのニュー・ワンをご覧にいれます。  

最初のカードはHK5QGX/0M、いわずと知れたマルペロ島からのカードです。世にマルペロ級と言われるくらいペディションには厳しい地形的な条件の島で、普段は勿論アマチュアの運用はありません。

ごく限られた時期に限られた方々によって行われるこのようなDXペディションは常に世界中のあこがれでもあります。筆者は幸いにして以前の運用時にSSBのものはコンファームできていたので、必ずしもニュー・ワンではなかったのですが、今回(昨年 6月)はCWで仕留めた結果モード・ニューになりました。これから先しばらくは運用が望めないだけに極めて貴重な一枚です。    

次のVP8THU(サウス・サンドイッチ島)も通常のオペレーションがありません。アルゼンチンの南東に位置し、極めて南極大陸に近いこの島からも久々のオペレーションで、ここでもCWモードでのニュー・ワンとなりました。  

最後の一枚は上記と同じメンバーが移動して 2月上旬に運用されたサウス・ジョージア島からのVP8GEOですが、これは正しく本物のニュー・ワンでバンド、モードを問わず初めての交信でした。幸いCW、SSBの2モードでコンタクトできたので、まったくハッピーの一言に尽きます。その中でもとりわけ30m(10MHz)の交信は間に合わせの短縮ダイポール(地上高わずか7mほどで、国内のパイルにもなかなか参加できないような代物です。Hi)で呼んだ結果、なんとか応答があったものですが、カードが帰ってくるまでは本物と信じられなかっただけに、こちらは大ラッキーの結果となりました。  

ニュー・ワンに対してラスト・ワンがあるかもしれません。WAJAやWACAに挑戦して、その最後の市郡となる1局はラスト・ワンです。ようやくWAGAのラスト・ワンを射止めて、いまそのカードを首を長くして待っているところです。  
ニュー・ワンもラスト・ワンもそれぞれのスリルと感激を秘めた生涯忘れられない宝物と言えるでしょう。 (2001/12/31)

     
 
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