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初めて届いた電子QSLはカナダのVE7OR |
今から1年も前のことでしょうか、モービルハム誌のディスカバーハムライフのページでこの電子QSLについて書いたことがあります。今や電子メールで写真はおろか、動画まで送れる時代ですから、技術面での可能性については疑う余地はなかったものの、主にソフト面、つまり誰がどうやるのか、QSLカードとしての真偽は?と言う部分で論じたつもりです。
ところがどうでしょう。最近QTC-JAPAN.COMでこの電子QSLのサイトが紹介されたので、半信半疑アクセスしてみました。まだ実験段階とは言え、世界で何万の単位のハムがすでに登録さているようです。
まずは登録する前に、はたして自分宛てのカードが届いている(発行されている)のかどうかを確かめたところ、実に10件以上あることが判明しました。(ここまでは誰にでも見に行けます)しかしながら、これらのリストから希望するカードを入手する(つまりダウロードしてプリントする)には、会員として登録しなければなりません。
登録は原則として無料です。(ただしこの電子QSLビューロー維持のためのドネ−ションが求められています)指示された手続きに従って必要な項目を埋めていきますと、最終的にこの電子QSLビューローに登録されます。
これから先は2つに分かれます。一つは自分が電子QSL発行者になる場合とひたすら送られた電子QSLを受け取る場合です。前者は一寸めんどうなようなので、とりあえず自局に送られてきているカードを取り出すことにします。
<すべてのカードを取り出す>をチェックしますと、一覧表(コールサイン、交信日時、交信バンド、モード)が示されますので、必要な局をクリックしますと、QSLカードそのものの絵柄が表示されます。後はこれをファイルに取り込むなり、プリントアウトすればめでたく電子QSLが自分の手に届くしかけです。
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RTTYの交信による電子QSLは スウェーデンのSM3AFRから
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RTTYの交信による電子QSLは スウェーデンのSM3AFRから かくして得たカードの内2枚ほどをここにお目にかけます。1枚はVE7ORからのもので、なんと1994年にRTTYで交信したもの。もう1枚はSM3AFRからで、こちらは1998年のRTTYによる交信のものでした。VE7ORのカードには<eQSL>と入っているのがわかります。
全部で11枚のカードが届いていたのですが、その内の8枚はRTTYもしくはPSKの交信によるものでした。はたしてこれらのモード(デジタル通信)に興味があるからこそ、電子QSLの発行にも積極的なのか、または筆者のコンタクトがこれらのモードによるものが多かった結果なのかは今後を見なければわかりません。まだほんの入り口なので、さらに研究して第2弾をレポートさせていただく予定です。
簡単に言えば電子QSLビューローに、あらかじめ発行するQSLのスタイルを登録し、次に交信のログデータを送り込むことで発行準備がととのいます。そして受け取る側は上記に説明したように、自局当てに届いているカードの内容をチェックし、取り出して印刷すると言うまことに単純な手順ですが、まだまだ奥深いものがありそうです。次回のレポートをご期待ください。
(2000/11/10)
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