コンピュータトラブルなどありまして、ご迷惑をおかけしましたが、ようやく正常に復帰できたようです。またこれから2001年のディスカバーの旅を続けます。引き続きご支援ください。

ところで前回は「21世紀への予言」その1をお届しましたので、今回は引き続き文字オンリー版ですが、その2をお届けします。  さて100年前の報知新聞の予言記事の続きですが、10項目目から以下のように続きます。

この写真は本文に関連がありませんが、松本さんの撮影によります。
10 「人声十里に達す」=伝声機の改良ができて、十里も遠くにいる男女がえんえんとラブトークができるだろう。

11 「写真電話」=電話口に相手の肖像の見える装置ができるだろう。

12 「買物便法」=写真電話によって遠くにある品物を鑑定し、かつ売買の契約が行え、その品物は地中にうめた鉄管を伝わって即時に届くようになるだろう。

13 「電気の世界」=薪炭や石炭に代わって電気が燃料となるだろう。

14 「鉄道の速度」=19世紀末に発明された葉巻型の機関車は完成度を高め、列車は小屋ほどの大きさになり、あらゆる便利な機能を備え、乗客に旅の楽しさをもたらす。
これはただ冬季に室内の暖房をするばかりかでなく、夏場は冷気を作る装置を備え、速度は1分ごとに2マイル、急行なら1時間に150マイル以上を走り、東京ー神戸間は2時間半、現在4日半かかるニューヨークーサンフランシスコ間は一昼夜の行程となるだろう。また動力は当然石炭を使用せず、煤煙のよごれもなく、給水の為の停車もなくなるだろう。

15 「市街鉄道」馬車、鉄道、などは老人の昔話になって、電気車両や圧搾空気車に改良が加えられ、車輪はゴム製となり、文明国では鉄道は街路上から姿を消し、地下や空中を走るようになるだろう。

16 「鉄道の連絡」=船の航海はもっと便利になるが、その上鉄道は5大州を貫通して自由に通行できるようになるだろう。

17 「暴風を防ぐ」=気象観測が発達し、天災も1ヶ月以上も前に予知できるようになり、もっとも恐るべき暴風が起きようとすれば、大砲を空中に放って雨を降らせ、さらに20世記の後半ともなれば、航海上の障害もなくなり、地震のゆれこそ防げなくとも、家屋や道路の構造が良くなって、害を免れるであろう。

18 「人の身丈」=運動のやり方、外科手術のおかげで、人の背は6尺以上になるだろう。

19 「医術の進歩」=薬の飲用はなくなり、電気針で苦痛なく局部に薬液を注入し、また顕微鏡やレントゲンの進歩で病源を発見し、すぐ治療できるようになるだろう。内科の領分はほとんど外科に移り、例えば肺結核などでも、患部を摘出してビールスを殺し、この切開も電気の力で苦痛を伴わなくなるだろう。

20 「自動車の世」=馬車はなくなり、これに代わる自動車が安くなり、軍用にしても馬に代わって、自転車、自動車が活躍するだろう。

21 「人と獣の会話が自由」=獣語の研究が進歩して、小学校にも獣語科ができ、人と犬、あるいは人と猿とは自由に会話できるようになる。下男下女に代わって、犬が人の使いをするようになるだろう。

22 「幼稚園の廃止」=人の知恵は大いに発達し、家庭内に無教育の人がいなくなる結果、幼稚園も不要となり、男女共に大学を卒業しなければ一人前ではなくなるだろう。

23 「電気の輸送」=日本では琵琶湖の水、アメリカではナイヤガラの瀑布によって発電し、それぞれ、国内に輸送することとなる。  このように挙げると限りなくなるので、当面はこの程度にとどめて、あとは読者の想像にまかせたいと思う。 まさに20世紀は大変革の時代となるだろう。 

と結んでいます。一部は確かにいまだ夢物語かもしれませんが、多分80%以上は実際のものとなって実現していることに気づきます。ローカルラグチュウの話題としてご利用いただければと思います。はたして21世紀へのあなたの予言は?? 原文を希望される方は ja1ayc@jarl.com へその旨をFAXナンバーを添えてお知らせください。FAXにてお送りします。(2001/1/20)  編集部注:FAXで原文を送れません。
 
     

 
 
 

 国内QSOでカードをダイレクト交換するのは大変めずらしくなったと言ってよいでしょう。それだけ世界に誇るJARLのQSLビューローが機能していることに他なりません。転送が遅いといっておなげきの方も多々あることでしょうが、かのアメリカでさえ国内のカード交換は今もってダイレクト交換なのです。  

それでも、やっと射止めた待望の市郡とか町村の場合には一刻も早くカードと言う証明が欲しくて、ついついダイレクトでおねだりするケースもあるでしょう。  

しかしひとたびDXのQSLを得ようとすると、これが結構大変なのです。もちろんビューロー経由で交換できる 相手も多いわけですが、なにしろJAは局数も多いだけに、相手にとればそれほど執拗に欲しいところでもありませんから、こちらのカードが相手に届いて後に発行されることもしばしばです。(発行してくれるだけでも幸運と思わなければいけませんが)

一口にDXと言ってもアメリカとかドイツとかアマチュアの数の多い国ばかりとは限りません。中には一つの国、あるいは一つの島にアクティブなハムが一人しかいないようなケースも多々あって、実はこのような局との交信こそ貴重なものであるわけです。  

不幸にしてこれらの場合にはまずその国のビューローはありませんし、当然ダイレクトでカードを請求することになるのです。多くの場合ご当人が沢山のQSLの需要に応えるには大変だと言うこともあって、いわゆるQSLマネジャーが活躍することになるのです。つまりQSLマネジャーはこの珍局氏からログを預かって、ご当人に代わってQSLを印刷したり、発行してくれるのです。  

これはこれで大変ありがたいわけですが、やはり交信したご本人が自ら発行したカードが送られてくるのはありがたみが違います。かくしてSAEによるカード請求となるわけです。

SAEと言うのはSelf Addressed Envelopの略で、自分の住所氏名(つまり返信のあて先を明記した封筒を返送料を添えて送るのです。上の写真はこの例の一つで東チモールの4W6MMから返信のあったものです。  

お気づきかもしれませんが、私はこの返信用の封筒に数年来ピンクのエアーメール封筒を使っています。薄くて、当然軽くて、しかも安いと言うのがその理由ですが、同時にこのピンクに意味があります。毎日首をながくして返信を待っている時にポストの中にピンク色が見えた時は思わずにやりとします。

まさにピンク色の使者に他なりませんから。 右の例はエチオピアのET3BNからの返信封筒とQSLカードです。エチオピアとは以前にもQSOできていたのですが、このカードは数すくない24MHzでの交信のものだけにピンク色の使者に思わず手を合わせたものです。  

実はピンク色の使者にはまた別のおみやげがあったのです。ご覧になってわかるように、いずれの封筒にもその国のカラフルな切手が貼られています。DXとのQSO、そしてそのQSLカード、加えてその国からの珍しい、美しい切手。QSLの請求にはそこそこのお金もかかりますが、 このようなおまけもあるのです。

もし貴方が切手のコレクターだとしたら、これ以上のよろこびはあるでしょうか?お金を出して買ったものでもありません。友人から譲り受けたものでもありません。正に自分が自分の力で集めた本当のコレクションです。  

左は一番上から、ナミビアのV51ASからの返信、左斜めはスペインのマネジャーから戻ったモロッコのCN8KDのカードが入っていた返信封筒、続いて、マン島のGD0TEPからのもの、オマーンのA45XRからのもの、 一番下はザンビアの5H3RKからのものです。  

いかがですか、このようにして交信するだけでなく、その国の所在を地図帳で確かめ、カードを入手して交信の確証を得、さらにはそれぞれの国からの香りを切手によって確かめると言う二重三重の楽しみが約束されます。  

今日もまだ見ぬカードと切手に夢をはせながら、次のダイレクト請求に夢がひろがります。今度のピンク色の使者は果たしていずれの国から届くでしょうか? (2001/1/26)

     
 
Copyright © 2004 QTC-Japan.com All rights reserved.