IARUが誕生して75周年の会議
フランスのREF-Union本部を訪ねて パリからフランスの新幹線(TGV)でおよそ 2時間の距離にある歴史ある町ツールにフランスの無線連盟(REF)の本部があります。

日本ならさしずめ東京から浜松、豊橋と言った感覚です。ローカル飛行場の周囲の一角にいか にもフランスらしいただずまいを見せています。

2000年 4月、折からIARU(国際アマチュア無線連合)が誕生してちょうど75周年に当たると言うことで、フランスはパリ市でその記念式典が行われました。筆者はJARL代表の一人としてこの式典に参加することになりました。


ツール駅の正面

会議はREF-Unionがお世話をしていただいたのですが、その場所もIARUが誕生したパリ市はソルボンヌ大学(現パリ大学)の構内で開催され、IARU会長以下同連合の首脳を始め、各リージョンの代表、主な国の代表などがおおよそ60名ほどが参加して盛大に行われました。  

その式典に先立って、リージョン1(日本はリージョン3)の総会がフランスのREF-Union本部で行われると聞いて、パリ市から 2時間ほどにあるツール市の本部を訪問する機会を得ました。  




REFのロゴが入り口にかかっている  REF本部の建物とメインアンテナ サブシャックとサブアンテナ

REF本部の局F6REFで記念撮影をする筆者
それほど大きくはない本部の建物ではありますが、内部には受付に始まり、大きな事務室(ここにはQSLビューローの機能もあります。)珍しいリグ等を収めた展示室、そしてオールバンド、オールモード対応のクラブシャック、きれいな会議室等が収まっています。

いかにもフランスらしいこぎれいな建物とインテリアです。
パリに行かれる機会のある方はぜひ一度訪問の予定を立ててみられてはいかがでしょうか?

TGVの乗り心地と共に、しっとりしたツール市のたたずまい、そしてREF-Unionの歓待が期待できます。
 

 
     
 
    
未知との出会い、それがハムだとしたら、毎日が出会い、毎日が旅です。でも出会いが現実となって、さらにアイボールQSOと言う形になれば正に完璧です。

これまでに40エンティティ近くを実際に旅して、ハムにも沢山出会いました。そんな感激の一コマを再現できればと思いました。無線に関係ないトラベル情報も提供できればと思います。

今回の東欧旅行の最終地はHA(ハンガリー)の首都ブダペストでした。ブダとペストの2地区が合わされてブダペストになったとは、ガイドさんから聞いた話です。


ドナウ河をはさんで町並みが広がりますが、主な中心地はペスト側にあります。 ヨーロッパのほかの街と同じように、ブダペストでも街中ではアマチュアのアンテナをほとんど見かけることができませんでした。

それでも地下鉄の駅を降りて、中央市場に向かう途中のラジオ屋さんとおぼしき店の屋上にGPアンテナ(グランドプレーン)を1本見つけました。

でもこれが果たして何メガのものなのかははっきりしません。 写真には良く写っていませんが、給電部にはコイルらしきものがあって、長さから言うと21MHzか28MHzあたりのものらしいのですが・・・。

別に観光スポットでもないのに写真を撮っている筆者を通りすがる人は不思議な目で見られました。 ハンガリーの局とは沢山交信できていますし、電波もそれぞれ強いので、もっと沢山のアンテナをスポットすると期待していたのですが、いずれの都会も同じようです。たぶん市内は美観の面からもアンテナ等の設置について規制があると思われます。

ブダペスト中央市場です。1階は食品売り場、2階には伝統の刺繍製品や工芸品など。肉や野菜は豊富ですが、魚売り場がほとんど見当たりません。たぶん海から遠い国のせいかもしれませんが、でもドナウ川では魚が取れないのでしょうか?

折から土曜日でしたが、街は大勢の市民で賑わっていました。

地下鉄や市電は大変便利で、全区間同一料金ですが、でも乗り換えのつど新しい切符を買わなければなりません。 それがいやな時は回数券、もしくは1日乗車券を買うと便利です。

さもないと主な駅にいる監視員がすぐ寄ってきて検査し、もし切符を持っていないと高い罰金を払わされますので要注意!

     
 
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