毎度のこぼし話で恐縮ですが、なにしろ昨年の12月以来、ほとんど寝込んでいる状態なので、部屋の整理はできないわ、友人との約束ははたせないわ、まして無線もできないわと踏んだり蹴ったりの毎日が続いております。本当ならDXのこれこれを仕留めたとか、どこそこへ移動にでかけるぞとか景気の良い話でもぶち上げたいのはやまやまですが、いたしかたありません。  

そんな次第でやることといえば、新聞を隅から隅まで読む。TVをつけっぱなしであちらのチャンネルからこちらのチャンネルへと、もちろん痛みが常時あるので、それほど集中はできないのです。でもおかげさまで世の中のできごとは結構なレベルと内容で知ったような気もします。Hi。

日本列島ダーツの旅   

BQ9Pプラタス島DXぺディションに参加のJA1AYC松本さん
所ジョージさんの番組に「笑ってこらえて」というのがあって、結構気に入ってみています。その中でも「ダーツの旅」というセクションが笑えます。多分見た方も多いことでしょうが。「第一村人発見!!!」とやっているあれです。
まあ画像の中身は素直な田舎の方々のレスポンス(対応)で、自然と笑いを誘うものですが、なによりも、その取材地の選び方です。  

日本地図に向かって、所さんがダーツを投げて、当たった付近から取材地が決まるのです。所さんとはいえ別にダーツの名人ではないでしょうから、多分しかけもネタもあるのでしょう。それが証拠に、これらの取材地はほとんどが過疎地です。  

もっと言わしていただくならば、珍町村にあたります。○○県○○村という発表の時に、はてどこだっただろうかと思い悩み、すぐに手元の無線用の白地図を開いては「ははーここだったか!」と安心?するのです。

なぜかまだQSOしていなかったり、コンファームできていないような町村が大半で、もしかすると担当ディレクターが熱心なハムで、それも市町村ハンターではないかと疑うほどにその確立が高いのです。  

たまたまQSOできていれば、それはそれで良し、できていない時には取材の映像をみながら、こんな場所なんだ、結構アンテナを張るような場所はあるな。とか、ほんとうに山奥で電波の飛びは悪いかも。などと思ったりそれなりに楽しいものです。  

映像を見なければわからない、秘湯とか、その土地土地のうまいもの、伝統、特産物、が見れて、普段の「59-59」QSOでは味わうことのできない新しい発見もあります。いつかも書きましたがJA7DAYさんをはじめ何人かの町村移動名人は、そのQSLカードに移動地の情報までいれていただけますので、ただのQSOに終わることなく中身の濃い交信記録になるというものです。

球育ち(たま・そだち)   

こう寒いと、いまだに真空管式のリグが思い出されます。湯たんぽとか足温器などと馬鹿にされたものですが、実際昔のリグの発熱は相当なもので、よくこれで部品等が溶けて流れ出されないかなと心配もしたものですが、実際に足元に置いて暖房兼用でQSOにいそしんだものでした。  

いま真空管というともうまったくの昔ばなしになったような気もします。TVにしても、ひところまではまだ電源の整流用に真空管が使われていた時期もありましたが、いまでは真空管といえばブラウン管だけになってしまい、それすら次第に液晶ディスプレイにとって代わられつつあるのが実情でしょう。  

私などは根っからの「球育ち」(たま・そだち)ですから、真空管の回路は良くわかりますが、最近のICとなるとさっぱりで、とてもリグの設計製作など思いもよりません。ST管(ややおおぶりのガラス管)から始まって、GT管(すべての球が8本足に統一されてソケットは共通)、それの延長線上にあるメタル管、やがでミニチュア管(電池電源用にサブミニチュア管)と移っていくのですが、いまだに忘れられません。
 
その姿も一般の人にとってはどうかわかりませんが、少なくも私には優雅に見えました。受信管もさることながら送信専用管はより顕著で、使わない時にもヒーターだけに電流を通して、その優雅な形と灯りに酔ったのを覚えています。(この話し続く (2003/1/26)
 
 
     

 

 
2003/01/29 (水) 14:25
 
( 1月)31日は参加できず残念です。    
腰の痛みだけならまだしも、肝臓とかなんとか複合的に悪くなっている可能性もあって、明30日より近所の 総合病院に緊急検査入院します。  

多分最低でも1週間くらいかかるかと思いますが、CTや胃カメラやその他もろもろの検査が行われるとか  (あまり気持ちよくありませんが)でも、それで原因の究明が出来て治療につながるのなら我慢します。  
また朗報がお伝えできればと思います。
 
しばらくはメールも読めません。(30日午前9時30分まで) 悪しからずご了承願います。
 
2003/02/15 (土) 10:03
 
熱海会議FBに終わられた由なによりです。  
ちょうど皆さんがおいしいものを食べておられる時間には、私は翌日の検査に向けて絶食状態でした。  
事実、その後も 2月1日から 4日までは点滴オンリーで食事は0(ゼロ)の状態が続きました。  
腰の原因がつかめないままに、入院したら今度は体のあちこちの不具合が見つかって、それぞれ再検査中です。    

若いころの松本さん(左)、右は平野(JA1XVY)さん
肝機能、肺、十二指腸、すい臓 etcで、胃カメラに始まって、CRT、MRT、エコー検査、レントゲン、血液検査、胃液検査、もろもろを受けていますが、まだ確実な大元にたどりついていませんが、どうやら膵臓がおかしいようです。

癌ではないようなのですが、なんでも膵管の一部がつまっていて膵液の出具合がおかしいようなんです。そうなると手術?かもしれませんが、まだ結論がでていません。  

今日、明日とたまたま里帰り?していますが、またそのあと病院に立ち戻ります。 やっていない検査もあるとかで、もう少しかかりそうです。

その結果、手術をするとか、ほかの手があるとか診断が下されると思います。  

今度いつご連絡できるかわかりませんが、なにかあれば家内のPC(パソコン)から連絡させます。

JA1AYC 松本正雄

 
(編集注)ここに収録のEメールはJA1FUY宛に送信した松本さんの私信です。
モノクロ写真とカッコ内の注釈は編集の際に追加しました。
     
 
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