USER車検・・・電話予約、申請、そして検査ラインに進入<後編>

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■ テレホンサービスによる車検予約
申請用紙、重量税印紙、検査登録印紙などを販売している建物。
ユーザー車検を思い立ったら、近くの自動車検査登録事務所に電話予約から始めます。

今回は所沢の自動車検査登録事務所を訪ねて「テレホンサービスによる車検予約案内」を1枚いただいてきました。B5判裏表に予約番号のもらい方が丁寧に書いてありますので、プッシュまたはダイヤルで5桁の予約番号を手に入れます。

予約の利用時間は24時間です。予約受付期間は1週間先まで、翌日以降平日5日間となります。間に祭日がある場合は1日延びます。キャンセルの場合は必ず取り消しの手続きを行ってください。
■自分でできる各部の点検
最初に受ける検査を自分なりにチェックしておきます。 点検は2人で行います。一人は運転席で、一人は車の周りでモニターを務めます。
@ スモール点灯、ロービーム、ハイビーム
A 方向指示器 右左
所沢自動車検査登録事務所の構内案内図
B ハザード
C ワイパー
D クラクション
モニター役は後部に回り
E テールランプ
F 方向指示器 右左
G バックライト
H ブレーキランプ

レンズに傷がないか、割れていないか、これは重要です。もし軽い傷でも明らかに割れているようであれば、事前に部品を入手して取り替えておきます。自分で作業ができない方はディーラーで直してもらっても良いでしょう。

ヘッドライトのビーム方向が狂っていますと、不合格になります。新車から3年目、車のフロントをぶつけられた経歴がなければ、まず問題ないでしょう。もし、事故歴がある場合は、ヘッドライトのビームが修正されているかどうかのチェックが必要です。 自信が無ければ検査場周辺のテスター屋さんで修正を受ければ大丈夫です。費用は5千円くらいです。

続いてタイヤのみぞをチェックします。走行距離にもよりますが、新車から3年目、3万キロくらいなら問題はありません。車検2回目ならタイヤを替えなければならないかもしれません。オートバックスなどでタイヤを交換すれば安上がりです。乗り心地も向上しますので交換をおすすめします。

バッテリーの交換は3〜4年目くらいが目安です。補充液がひんぱんに必要になると交換の時期が近づいた兆しです。ワイパーのゴムも交換時期を迎えていますが、ワイパーは動けば合格です。
■ 継続検査に必要な書類等をそろえる
自賠責保険料
自家用車
27,600円(2年)
営業乗用車
27,700円(2年)
小型貨物車
15,350円(1年)
自家用普通貨物車
(2t積以下)
30,950円(1年)
(その他)
46,100円(1年)
自動車重量税
自家用乗用車
車両重量1t以下
25,200円(2年)
車両重量1.5t以下
37,800円(2年)
車両重量2t以下
50,400円(2年)
車両重量2.5t以下
63,000円(2年)
自家用貨物車
車両重量2t以下
8,800円(1年)
車両重量2.5t以下
13,200円(1年)
車両重量3t以下
18,900円(1年)
車両重量4t以下
25,200円(1年)
車両重量5t以下
31,500円(1年)
申請に必要な書類は、次の1〜8です。
1. 自動車検査証
2. 自賠責保険証
3. 納税証明書
4. 点検整備記録簿
5. 申請書(OCR3号叉は専用5号様式)
6. 重量税(納付書に印紙貼付)
7. 自動車検査票
8. 使用者の印鑑

継続検査は1ヶ月前から受けられます。自動車検査証の日付を見て早めに予約するとよろしいでしょう。上の必要書類のうち手許にあるのが <1.自動車検査証 3.納税証明書、4.点検整理記録簿、8.使用者の印鑑>です。

他の <2. 自賠責保険証 5. 申請書 6. 重量税 7. 自動車検査票> は、車検場の事務棟で入手します。所沢の場合、財団法人関東陸運振興財団が代行しています。その事務棟に出向いて用紙販売窓口で「ユーザー車検を受けます」と申し出て<用紙>を購入します。<5. 申請書 6. 重量税 7. 自動車検査票>の用紙が30円で揃います。

<5. 申請書 6. 重量税 7. 自動車検査票>に必要事項を記入します。書き方の見本は自動車検査登録事務所の壁に張り出してありますから、それを見ながら書き込みます。申請書は鉛筆で記入し捺印。他の2枚はボールペンで記入。書類を作成したら再び事務棟に戻り、重量税37,800円検査登録印紙1,500円を支払い申請書等に印紙を貼ってもらいます。次は自賠責保険27,600円を払います。(セフィーロ25Exciomoの場合)
■ 窓口に申請
継続申請窓口、車検証を渡してくれる窓口C-7がある建物の入り口です
自動車検査証、賠責保険証、納税証明書、点検整備記録簿、継続検査申請書、重量税、自動車検査票を窓口に提出します。ここでも「ユーザー車検」と言います。「本人ですね」と念を押されますので、「そうです」と答えます。係員は検査票に赤鉛筆で「本人」と書き込みました。

同時に5桁の予約番号を求められますので、「169983」のようにいいますと、係員は手元の当日受検リストにチェックして確認します。このとき 「後整備」と申し出ますと、点検整備記録簿は見ない代わりに「きちんと整備を受けて記録しておくように」といわれます。

申請書等の記入を点検してOKならば、検査ラインの列を指定されます。セフィーロのときは3番か5番のレーンが選べました。今回も過去に経験のある5番を選びました。ローバーは3番レーンを指定されました。検査の受付時間は午前8時45分〜11時45分まで。もちろん予約時に午後の時間帯を選ぶこともできます。

■ 検査ラインに並び、いよいよ検査を受けます
検査風景。上部の文字盤の指示を良く見ながら検査を受けます。左側奥のボックスで検査員が計器を見て判定しています
検査ラインに入る前にホイールキャップを4輪とも外しておきます。検査官がホイールの軸をハンマーで叩いて検査するためです。 いよいよ指定された検査ラインに入ります。

ラジオ・CDデッキなどの電源はOFFにしておきます。同様にエアコンのスイッチもOFFです。窓を開けて検査官を待ち、書類一式を手渡します。さあここから検査の開始です。 ほぼ「自分でできる各部の点検」の順序で検査官がライトのロー・ハイビーム、方向指示器、ワイパー、足踏みブレーキ、バックライト、ハザード、クラクションをチェックします。

検査員が「ブレーキ、バックライト」と指示しますので、その声が聞こえるよう前席の窓を開けておきます。最後に自分でボンネットを開けるように指示されます。車から降りてボンネットを開けると、検査員がエンジンを覗き込んで目視検査、続いて車体番号を確認します。

検査票に○印が付けば合格です。 ここを通過して屋内の検査ラインに進み待機します。ここから先は標識板の指示に従います。前方の床に白線が引かれていますので、右前輪を誘導ラインの白線にきっちり乗るように進入します。速度は人が歩くようにゆっくり。白線にこだわる理由は、検査機器に正しく乗るためです。
■ブレーキの検査
ブレーキは足踏みブレーキ駐車ブレーキに分けて検査します。「ふむ」の表示が出るまでペダルに足を乗せてはいけません。ブレーキが引きずっていないかの検査をしているからです。「ふむ」と表示されたら思い切り良く踏み込みます。駐車ブレーキも同じです。 検査員の指示に従い、(AT車の場合)2速で40kmまでアクセルを踏んで40kmを維持したらパッシングします。2速で一気に加速するのがコツです。
■ サイドスリップの検査 直進性を検査します
ヘッドライトは上向きに点灯して右と左のライトを検査します。右(○)、左(○)と表示されると合格です。ライトの検査ではフォグランプなど補助ランプは点灯してはいけません。 ガソリン車は排気ガスの検査を行います。指示に従いプローブをマフラーに挿入して結果を待ちます。検査を終えると自動記録器に検査票を挿入して判定を印字します。
■ 目視&打音等の検査
隣の検査レーンでトラックが検査を受けています。所沢は1〜5のレーンが.あります
ピットにいる検査員による目視&打音による検査です。過去、ドライブシャフトのブーツ損傷で不合格になり、整備工場に駆け込んで直してもらい午後、再検査を受けた経験があります。(当日の再検査は無料)当日修理ができない場合は、もう一度検査料1,500円を支払い検査を受けることになります。

整備不良箇所としてチェックされるのは、ブレーキホースの損傷、ドライブシャフトのブーツ損傷、タイロットエンドの損傷、オイル漏れ、マフラーの損傷などがあげられます。再び自動記録器に検査票を挿入して判定を印字します。

車を屋外まで移動して停止、検査票等一式を検査員に提出して<合格>の判定をいただければ、全て終了です。「7−Cの窓口で車検証をもらってください」といわれます。このときの気分はアマチュアの上級資格試験に合格したときと同じ位のうれしさがこみ上げてきて、思わず検査員に向かって最敬礼!

■ 車検証はその場でもらえます
7−Cの窓口に書類一式を持参しますと、1分と掛からないで真新しい車検証とステッカーが手渡されます。あとは、帰宅して古いステッカーを窓ガラスから剥がし、2年間有効の新しいステッカーを貼ると「ユーザー車検」を全て終了します。
■ まとめ

できるだけていねいに「ユーザー車検」を書いたつもりですが、かえって複雑な印象を与えたかもしれません。実際はそれほど難しいわけでもありません。コツを飲み込めば、恐れるに足りません。合格の秘訣は定期点検を怠らず、日頃から車をていねいに扱い、消耗品を取替え、そしてこまめに補充、異常個所はすぐに直しておくに尽きるでしょう。

真新しい車検証を手にしたら、申請窓口で約束したようにディーラーで法定点検を受けなくてはなりません。申請のときに「後整備」と言ったのがこれに当たります。車を快適にそして安全に使うためにも整備は欠かせません。 その後、サティオ埼玉で12ヶ月法定点検を行い、整備代金を13,000円(ワイパーのゴム取替えを含む)を支払いました。結局、66,930円+13,300円=79,930円となりました。

整備をお願いする段階でユーザー車検を<ユーザー車検代行>と誤解されたようで、説明が必要でした。 そのお店では、車の所有者が自ら車検を受ける例がないらしく驚いていました。それだからこそ<ユーザー車検>の価値があると言うものです。繰り返しになりますが、新車から初めての車検ならまず楽勝!2度目(5年)の車検でも日頃の整備次第で問題なく車検が取れると思ってください。

セフィーロとローバーの2台を受けて約5万円ほど節約した気分です。さあこの浮いた費用でどんな無線機を買いましょうか、これからゆっくり考えるとしましょう。こんな時代だからこそ、生きたお金の使い方が大切と思うのです。 お終いにあたり「ユーザー車検」を手ほどきしてくれた2級整備士の資格をもつJF1GUQに感謝の意を表します。

参考:(1)所沢自動車検査登録事務所 〒359-0026 所沢市大字牛沼688番地1 
電話:042-998-1601 テレホン案内:042-996-2323
(2)編集部編(JF1GUQ)「ユーザー車検」モービルハム2000年1月号 p.78〜82

レポート:JA1FUY
QTC-Japan.com (2002.01.17)

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