PORTUGAL 
 


人口40万人、ポルトガル第2の都市ポルト。 ドゥーロ川、サンデマンのワイン工場の前でVX-1を撮影しました。

ミーニョ地方で作られたワインが船で運ばれてきてポートワインになる。

145.36MHzあたりでポルトガル語の ラグチューが聞こえたが、残念ながら素養が無くて意味不明!

 
■ウルトラコンパクト デュアルバンドFMトランシーバーVX-1
ウルトラコンパクトの名にふさわしい手のひらサイズのVX-1をバッグに忍ばせてポルトガル格安周遊に出かけました。ケース寸法幅47×81×25mm、重量125gは持ち歩いても全くかさ張りません。今回は当然、交信はしませんし(免許が無いのでできない)、もっぱら受信を目的に携帯しました。

ただ、いくら小さいと言っても無線機には違いありませんので、持ち込む際には念のため本体からアンテナを外してスーツケースに収めて預ける事にしました。携帯品で持ち込みX線検査などで無用のトラブルを起さないよう注意を払うのは当然と考えています。結果オーライで問題はありませんでした。

さて、このVX-1小粒ながら144MHz帯と430MHz帯の送受信ができる立派なトランシーバー なのです。単3電池使用で500mWの送信出力がありますから、近距離あるいは高い山の上、レピーターを上手に使えばかなりの運用が期待できます。定格では外部電源を使った場合1Wの送信出力が得られるとあります。

VX-1の大きな特徴は受信範囲の広さに現れています。
送受信周波数
144〜146MHz
受信周波数範囲
144〜146MHz

430〜440MHz

170〜222MHz
受信周波数範囲
0.5〜1.7MHz
430〜440MHz
76〜108MHz
470〜720MHz
■アマチュアバンドを聴いてみました
首都のリスボンで宿泊したローマホテルの部屋からは、144MHz帯と430MHz帯でダイアルを回しても何も聴くことができませんでした。コインブラの町、ホテルの部屋で145.30MHz でラグチューをキャッチしました。

信号強度は59、コールすれば応答してくれそうな強さです。部屋の中を歩き回り、信号が一番強くなるところを探しましたが、やはり窓際が最適でした。 ラグチューは延々と続きます。ポルトガル語が分かりませんので何を話しているのか想像の域を出ませんが、 学生同士の会話のようです。クラブ活動の話でしょうか。

コインブラ大学は小高い山の上にキャンパス広がっていますので、宿舎が近いとすればロケーションがよさそうなどと推測して受信を楽しみました。 コインブラからポルトに向かうバスの中でもワッチを試みました。 今度は145.36MHzでモービル局と固定局の交信が聞こえてきました。話し声からなにやら楽しそうな雰囲気が伝わってきます。信号強度も強いのでブレークしたくなる衝動に駆られます。

おそらく 英語で話が通じるような気がします。 コールしたらきっと驚くでしょうが、 なんとしましてもこちらは無免許の身の上ですからじっと我慢の子でした。事前にCTの免許を受けるなり準備をしておけばよかったと、すっかり受信だけの所期の目的を忘れてしまい、やはり無線好きだなーと自問自答するばかりでした。

大型観光バスでほぼポルトガルの全土を周遊する旅でしたから、窓越しに眺める景色にアマチュア無線のアンテナがないかどうか、常にチェックを続けていましたところ、突如、予告無く?道路沿いにHF帯の巨大なクワッドを 発見しましたが、あっという間に通り過ぎて残念ながら写真撮影の時間がありませんでした。

市街地の屋上に短縮型のオールバンドバーチカルを合計5本くらい確認したように思います。ポルトガルの電波は弱いと言う話もありますし、バーチカルじゃ日本まで飛ばすのもなかなか大変だなーと思ったり・・・。巨大なクワッドの局を訪ねることができたら面白かったのにと後悔するばかりです。
■FM放送は90〜108MHzにぎっしり
バターリャの修道院。ジョアン1世の騎馬像に守られている。

中波のラジオ放送は受信できませんでした。予備知識もないまま0.5〜1.7MHzをわっちしましたが、何も聞こえません。ロケーションのせいか、多数の国がひしめくヨーロッパの事情によるものと勝手に決めて以後、FM放送の受信に的を絞りました。

周波数は90〜108MHzでFM放送がぎっしりと並んでいて終始音楽を流していました。ポルトガル特有のファドを延々と流していたり、ブラジルのサンバが流れていたり様々でした。ポルトガルのほぼ全土を周遊しながらFM放送をチェックしていましたが、どこでもくまなく明瞭に聴くことができました。

VX-1に付属の短いアンテナで見事なまでにFM放送の受信が楽しめました。電源は単三1本ですから予備の電池を持ち歩く苦痛は全くなく、観光と受信の旅は正に快適でした。 できたらやはり短波帯を聞きたいという欲求が募りました。次回は短波帯の受信できるハンディ機がいいなと思いながらVX-1によるポルトガル受信の旅を終えました。

By JA1FUY
QTCJAPAN.COM (2002.03.01)

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