旧2アマの救済を!

ハム仲間の一部で「旧2アマ資格者の救済を!」という声が高まっているようです。 編集部宛てに以下のような主旨の投稿がありましたので、読ませていただくとごもっともな内容なのでここにご紹介すると共に皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

(以下、匿名による投稿 )

それは将来国試の試験科目から電信(CW)=が削除されると予想されるからにほかなりません。 昭和26年から昭和33年までの間、旧第2級アマチュア無線技士の国試合格者が全国で1万人いました。しかし、5年間の移行試験合格者(資料参照)、 1アマなどへ上級資格者に、不幸にしてサイレントキーされた人などを差し引きますと対象者は少数になりましょう。

■救済処置の根拠は

1. 当時の無線従事者操作範囲は現在の2アマとほとんど変わらない。

2. 無線局免許関係も現2アマとほとんど矛盾しない。

3. 昭和34年から5年間の期間限定で実技試験(CW)のみ受験すれば 現2アマの有資格者となった。

4. 昭和34年から従事者免許証は終身免許になったので、政府は現2アマなどとの区別が簡単にできる。

5. 当時のハムは法令などについて無知(失礼)であった。

一方、政府はアマチュア無線技士資格について何一つ発表していません。
ここが問題点です。 なぜ今回このような話を持ち出したかと言いますと。

A. 4アマ用のHF機が入手困難? という現実がある。(不法行為の疑いすら生じている)
B. 対象者は高齢で少数、皮肉的な言い方ですが「時代の先取り」者とも言えましょう。
C. 法令化しますと変更は困難になるでしょう。

高齢のハムの「死に土産?!」に合法なリグで最期を遂げていただきたいのです。

解説】 4アマ用のHF機の入手困難は以前から話題になっていましたし、4アマから3アマに資格をアップした場合でも100W機から50W機への変更の煩雑な手続きにも不満の声が大きいのも事実でした。こうした事情に加えて資格試験から通信術を削除するのが国際的な流れとなり、米国をはじめオーストラリア、ニュージーランドが早くもCW不要の資格を新設・変更するなどすばやい動きを見せる中、日本はいまだ資格制度に手をつけていないのが実体ですが、いずれにしても早い遅いを別にしても通信術が試験から除かれるのは時間の問題でしょう。

投稿の主旨は、試験から通信術がなくなるのなら「旧2アマ」を現在の2アマ相当に救済して欲しいという訴えです。投稿者は1アマの所持者で身内にも旧2アマがいないので身びいきな話でないと言っておられますが、例えば総務省の免許情報検索でサフィックスが2文字の局を調べてみますと、旧2アマのまま、すなわち4アマに甘んじておられる方が少ないことに気づきます。資格試験から通信術が外されるならこの機会に2アマ復活!あるいはアマチュアのキャリアに見合った資格が与えられてもいいのではないかという主張は十分にうなづける内容です。

資格試験から通信術が外されると1級〜4級の資格制度がこのまま維持されるとも思われませんので、各級の見直しとあわせて旧2アマの救済が考慮されてもいいのではないかと思われます。

 

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