双方向性ウエブサイトと JARL Web への期待
 

JARL、日本アマチュア無線連盟が開設、運営するウエブサイトの果たす役割が末端の会員にとって一段と重要性を増してきた今日この頃です。
21世紀目前の今こそ、ウエブサイトの速報性と会員と事務局・役員をつなぐホットラインとして、また双方向性に着目したコンテンツの充実が急がれます。 JARLの会員と運営を任された職員・役員間の意志の疎通は、これまで以上に密接な関係でなければなりません。定款の上で機関誌"JARL NEWS"に与えられた使命とは比べものにならないほど、JARLウエブサイトは資料室的な閲覧と広報の補助的なポジションに甘んじているように見えます。

IT革命はアマチュア無線通信の総本山とも言うべきアマチュア無線連盟をも巻き込み、好むと好まざるに関わらずインターネットの利用に足を踏み入れさせました。KDCFの皆さん方がボランティア的に始められた<コールサイン@jarl.com>を取得された会員数もこのほど8千500名を超えたと伝え聞いております。11万人会員の10%に達するのもきっと時間の問題でしょう。これは、@Jarl.comの利用が会員同士の連絡や意志疎通に便利な道具として認識・浸透したからに他なりません。
一方@jarl.comの取得者が増えるにつれて商業的な利用価値に注目する人たちもでてきました。ニュースを瞬時に速報できるjarl.comと双方向性を生かしたJARLウエブサイトの関連づけと運営次第では、JARLの将来をバラ色に変える力を秘めていると言ってよろしいでしょう。


ニュースを迅速に!

4月18日からフランスのツールでIARU国際アマチュア無線連合の75周年記念式典が開かれます。この記念すべき大会にJARL会長が出席して各国アマチュア組織の代表と意見交換や親睦を深め、来るべきWRC国際会議に向けて連帯する好機会ととらえ各方面から期待されています。

この記念すべき時に帰国後の詳細な報告を待つまでもなく、事前にIARUの創立のいきさつや日常的な活動などがウエブサイトで公開されるならば、会員の理解と期待がいっそう高まるに違いないと心密かに描くインターネット時代の新しい告知に思いを馳せています。

ツール発の電子メールがディジタル写真と共にJARLウエブサイトを飾り、リアルタイムに近い状況で国際会議や式典の様子を知らせることが可能であれば、会員と共に「情報の共有」ができる21世紀に向けたJARL運営への画期的第一歩を記すことができる良い機会なのに惜しいな・・・という印象を受けました。 これは夢物語などではなくて、初心者レベルのインターネット知識さえあれば、10万円以下で手に入る中古ノートPCや安価になったデジタルカメラの機能をほんの一部だけ活用することによってすぐにでも実行できる新しい会員サービスとご紹介しておきます。

ミレニアムにちなんだ三つの記念局8J2000、8M2000、8N2000の免許が発表されました。もちろん開設を喜ぶ一人ですが、開局に至るいきさつと免許状況をJARLウエブサイトでも逐一掲載していただけたら速報という点で満点を差し上げられましたのに、詳しい状況を知らされないまま突然開局のニュースにいぶかしい感じがいたします。 1999年から準備を進めて2000年冒頭からの開局第一声が国内はもちろんこと世界に向けて日本のアマチュア無線が郵政省のご理解をいただきながら確実な発展を遂げている証として電波に託すことができましたのに、絶好の機会を逃したような気がいたします。いまなら21世紀向けのキャンペーンが始まってもおかしくない時期ではないでしょうか。

私はどちらかといいますとJARLが会員のイベントを後押しするのが望ましいと考えており、組織が会員に優先するとは思いたくありません。会員が集まって組織を作っているのですから組織は会員の意向を最大限にくみ取り尊重しなくていけません。一介の理事候補に過ぎないこの私のサイトにあるささやかなアンケートにさえも数え切れないほど沢山の方々からの住所・氏名・コールサインなどをしっかり記した責任感溢れる真面目なご意見が寄せられているのは別のページにも記した通りです。しかも、匿名の無責任なご意見やご質問などまったくと言っていいほど見受けられないのが、私が信じて疑わない<アマチュアの良心>を物語っているようでとても頼もしく感じております。

「情報のすみやかな伝達と透明で公正な活動」を「所信」の一部として掲げていますが、これには会員の意向を双方向性のウエブサイト等でくみ取り、重要案件は電子メールも含めて一斉に報告するなどの機動性を高めることも含まれています。終身会員制度に関連する論議にいたしましても、QSLビューローのデータベースを活用して長い期間にわたってビューローを活用されていない終身会員各位に双方向の往復葉書で、現況やJARLニュース郵送の必要性等を確認をするなどした上で経過と結果を明らかにするプロセスを大切にするべきだと信じております。

「JARLの体質が変れば再入会したい」「JARLに、こんなサービスを期待します」「自分にも可能ならば日本のアマチュア無線発展のために微力ながら活動したい」「今回の役員選挙で何かが変わるかもしれない、もう1年だけ会員を続けてみる」「この点に関しての川合候補の意見をもう少し詳しく訊きたい」「他の候補のウエブサイトも見てみたい」「月割り換算して自分が支払った終身一時金が終了した時点で終身会員から一般会員に変更しても構わない。今までの利子はJARLに寄付したつもり」・・・など、FUYサイトのオンラインアンケートにお寄せ戴いた沢山のご意見やご質問を反芻しながら、現会員の皆さん方のみならず、非会員の方々をも含めて多くの日本のアマチュア無線家達が<JARLへの期待>を捨て切れずにいることを痛感している毎日です。

 
 
 
 

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