アマチュア大好き人間が集まって


どうなる? IT革命の中のアマチュア無線
 
猛暑の続く7月23日、24日の両日、群馬県湯桧曽の保養所に編集委員が集まりQTC-JAPAN.COMの創刊にあわせて第1回の編集会議をで開きました。ここでは「IT革命の中のアマチュア無線」と題して、ご出席の皆さんがそれぞれ持論を展開しましたので、ここでは収録した内容を要約してお知らせいたします。

JA1AYC 松本 正雄 さん

アマチュア無線は二つの楽しむ要素があります。自分で電波を作り出す、あるいは買った機械でもいいんです。いい音質でまたきれいな電波を出す、SSTVであればいかにきれいな画像を出す技術と挑戦があります。

もう一つはオペレーションの上での未知との遭遇・・・会ったこともない人と十年来の友達みたいにやあやあと声がかけられる、日本人だけでなく外国の人とも気楽におつきあいができます。携帯電話ならそんなことできません。アマチュア無線は不確実性が面白いのです。IT革命の中にあっても面白さは変わらないと思います。


JA1CVF 岡田 圀昭 さん
通信はどういう方法でやるか、何を使って通信するかが楽しみの一つだと思います。確実で簡便な通信は携帯電話やインターネットのメールなどでしょう。しかし、アマチュア無線の通信ができるかどうかわからないところに面白さの根本があるでしょう。減量のために暑い中を走ることにもつながります。

側で見ていますと涼しくなってから走ればいいのにと思いますが、本人は走りたいから走る・・・。アマチュア無線も同じで雑音があってもフェージングがあっても遠距離交信を楽しむ、この面白さを知ったらやめられなくなります。ですから、アマチュア無線はそう簡単にはなくなりません。

JG1RVN 加藤 徹 さん
アマチュア無線は通信のインフラ整備は自分で作っていくような遊びです。いわば白地図が何枚もあって、たとえばSSTVとかRTTY、DXCC、QRPのページが白地図になっていて、それぞれが塗りつぶしていくゲームなんです。

インターネットなど商用の通信手段は最初から色が付いてグラビアそのもので自分で作っていく喜びがありません。アマチュア無線は色を塗りながら内容を詰めていく喜びがあります。はじめは真っ白ですし、運用者によって塗る色が分かれていきます。DXCCのページを開いても誰一人として同じものにはなりません。それがアマチュア無線の通信ではないでしょうか。

JA1XVY 平野 勝 さん

IT革命がいくら進んでもアマチュア無線がその中に隠れることはない思います。インターネットや携帯電話は根本的に性質が違いますから、アマチュア無線の楽しみ方そのものから考えればITで得られたツールは積極的に使っていくべきでしょう。心配なのはIT革命が進むと仲間が減っていくことです。

ポケベル、携帯電話の普及でその分アマチュア人口が減ったのは事実ですが、やめた人達の目的を考えればどうということはないと思います。アマチュア無線の根本を楽しむ人が残って楽しめばそれでいいじゃないですか。いったん減るかもしれませんが、そこからもう一度立ち上がればいい。


JF1GUQ 日置 隆詞 さん

電話回線が常時接続型定額制になりますと、アマチュア無線を取り巻く環境は否応なく変わるでしょう。インターネットで不特定多数とチャットしたり。音声でおしゃべりを楽しむのはアマチュアの領域に近づいてくるのは確かです。

ただし、機械を作ったり改良するのはアマチュア無線に許された大きな特権ですから、この楽しみを追求する限りはそう廃れることはないでしょう。パソコンやソフト、インターネットはアマチュア無線をより楽しむツールとして大いに取り入れていきたいし、IT革命に取り残されるようなことは絶対にあってはならないと考えています。


JA1FUY 川合信三郎 さん
インターネットの世界は想像以上に進歩が早く、文字と音声の同時チャットが実現しているほか、アメリカの某サーバーに接続すると国際電話がタダになる想像を超える世界と隣り合わせ・・・これが現実です。情報伝達の環境が驚くほど変わっているのに情報の独占・開示が進まないのは何とももどかしい感じがいたします。

アマチュア無線がIT革命と決して無縁と思わず積極的に情報ツールを活用して、アマチュア無線を楽しむ環境を整備する、事務コストや製造コストを下げて少ない費用でアマチュアを盛り上げていく強力なツールとなり得ると見ています。新しい知識にどん欲でありたいと思います。

会議を開いた湯桧曽保養所の
玄関で記念撮影

7月23日、24日
左からJG1RVN、JF1GUQ、JA1CVF、JA1AYC、JA1XVY、JA1FUYの6名です。
QTC-JAPAN.COMでは編集会議に引き続いてクラブ局JA1ZNGの移動運用を行うことになりました。

QTC-JAPAN.COM編集部


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