| M7.0の大地震に遭遇! |
そのときEmergency
Netにチェックイン
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| By Toshihiko Furuya,WB6Z |
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日本の報道機関の発表ではM6.8、CNNでは7.0、日本気象庁震度相当で震度6だったそうです。現在まで余震もなくホッとしております。
11時ちょっと前でした、4階の私のオフィスは大変揺れました。神戸大震災の丁度
一年前、1994年の同じ日にロサンゼルス地震を経験しましたが(あの時は正直言って縦揺れを感じたので「もうダメか!?」と思いました。)、「横揺れ」の規模は今回の方が大きかったように感じました。
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| ビルのガラスが歪んでいる!! |
あっと言う間にオフィスのファイリング・キャビネットの4段の引き戸(ドローワー)が全て揺れで開いて、(外側が大きなガラスのビルですので)ガラスが歪んでいるのが判りました。これには流石にビビリました!
天井から吊るしてある蛍光灯が一回転するのでは無いかと思う程ぐるぐる回ってあちらこちらでモノが落ちて壊れる音がしたとたんに電源シャットダウン、非常警報が鳴
り廊下から非常階段に通じる通路のフラッシュライトが点滅、『ダイ・ハード』状態になりました。
ここまで来るとノー天気な私でも「あっちゃ〜、こりゃヤバイか!?」と思い、上着と携帯電話と車のカギを握りしめてPC(ラップトップがクレイドル・ドックに入っているので)をオフにしようと振り返ると、すでにパー。報道によると45秒間だったそうですが、とにかく揺れが収まり自分の部屋を出ると非常警報が鳴り響いている中で
"Evacuate !!" "Leave everything and move out quick !" という声がします。 ここが日本と違うところで「じっとしている」のではなくて「即退去」です!?
非常階段で降りて駐車場に集まり"Emergency Communication"の赤いアポロキャップを冠 った自分の部署の「緊急避難担当」がバインダーにリストを持っているので名前をレポートして無事を告げました。良く見るとこの「担当」達は各部署の一番のオエライの秘書達です。つまり一番「誰がどこにいるか」をオフィスの中で心得ている人ですネ。携帯で自宅に電話をするも"This
service is currently unavailable."のアナウンスが流れます。 |
| Emergency Netにチェックイン |
車にすっ飛んでTH-D7(2m/440のハンディ機)を取って会社のクラブの2mリピーターを聞くともうEmergency
Netのチェックインが始まっていました。チェックインして場所(オフィス地域名)を告げると、スタンバイ指示があり『xx時XX分頃にロールコールを開始するので状況確認をしておくように』とのことでした。
うちの部署の皆で(オナカ空いたネェ〜、従業員カフェテリアの食べ物どうなったのだろう?とか言いながら)しばし立ちつくしていると『皆大丈夫か?けが人はいないか?』という声がしますので人だかりを見ると社長で、現在セキュリティーがビル内を安全点検をしているのでこの場を離れないで欲しいと言う説明がありました。
2mリピーターを聞いているとロールコールで確認が始まり、"WB6Z at Building 25-20 ( ビルの名前), no one
seems to be injured..... everything is under control."とレポート。聞いていると北部のエバレット工場では全く何ともなく、私のオフィスに近い南部のレントン工場が電気が止まっているので震源地がこちら方向である事が判って来ました。自宅のある東部のベルビュー地区にある部門の局から全く問題ないレポートが入っているので、まァ自分の家は大丈夫だろうと、タカをくくりました、
Hi。間もなく社長から再度説明があり、この地区の送電が止まり、サーバーも停止しているので、本日は"Suspend operation"、即刻家族のところに戻ってあげてくれとのことでした。
帰りがけにNCに「ロングエーカーズ地区(ビルのある所在地の地名)はアラン(社長)の指示で全員帰宅」と告げると"QSL, please
monitor this frequency for a while for further info, if any. Good
job, thank you."と言われました 。昨年、シアトルに引っ越して来て出社数日後、駐車場の私の車(コールサインのライ センスプレート)を見て、クラブのメンバーが社内e-mailでコンタクトして来ました
。その理由は「ロングエーカーズ地区でのEmergency operation の registrationを してくれないか?」と言うものでしたので、軽い気持ちで
"With pleasure !"と答えたのですが、まさか本当に「本番」で参加するとは思いもよりませんでした。 |
| 携帯電話が使い物にならない |
FCCアマチュアは良く訓練されていますね。そしてイザとなったら皆のために日頃の成果で答えようじゃないか!と言うのが良く判りました。本当はそんな事が役に立つ日が来ない方が良いのですが、とても良い勉強になりました。大渋滞の中を家に戻って、e-mail出電をして、遅くなった食事をして21MHzにオンエア。KL7YR大竹さんよりお電話を頂いて(やはりなかなか繋がらなかったそうです)
、N2ATF小林さんJA1CG高橋さんとQSOができた時はもう何かほっとしてしまいました。
携帯は「全く」使い物にならず、e-mailでさえ同じものが2度回ったようです。東京の 妹が同じものが2度配信されて余震があったのかと驚いて電話をくれたほどです。世の
中ITだの情報化社会だの言われる中で(その逆に、自分の趣味とする無線に対する評価が四の五の言われて久しいですが)、マイクロソフトのお膝元でこんな程度だったのか...というのが実感です。
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古谷 俊彦 WB6Z (2001.03.14)
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