≪TECLAST F7 Plus のその後
兄弟ブランド CHUWI Herobook
交換・追加ができるM.2タイプのSSD拡張スロットを装備
 
by Takashi Hioki. JF1GUQ / KA8J
 
     
  前回、TECLAST F7 Plus のSSD交換とWindows10 の再インストールを紹介しました。今回はその続編になります。 その後も通販サイトを注意深く見ていると、たまに割引クーポンが発行されていることに気が付きました。そのおかげで友人数名も格安な条件で薄型ノートPCを購入できたと喜んで頂きました。

最近の中国製薄型ノートパソコンの特長として、底面に手軽に交換・追加ができるM.2(エムドットツー)タイプのSSD拡張スロットが装備されていることに着目して情報を集めると、同じ筐体で性能の異なる兄弟ブランド(モデル)が存在することが分かってきました。廉価モデルでは上蓋が金属ではなくてプラスチックであったり、CPUが格下にグレードダウンされたりしていますが、IPSディスプレイは同じ品質のようですから、用途によってはそれでも十分な製品が見つかりました。


写真1 TECLAST F7 Plusの販売サイトの様子。割引クーポンが表示されます


TECLAST F7 Plusは48,650円−12,200円=36,450円でしたが、ほぼ同一筐体で格下モデルのCHUWI Herobookは20,400円で購入できました。

写真2 アマゾンで購入した履歴


<安い理由がある>
メモリーは半分の4GB、SSDは1TB対応のスロットがあるだけで製品は未搭載です。紹介文にはさも1TBのSSDが内蔵されているかのように紛らわしい表記がなされていますが、64GBのeMMCメモリーにOS(Windows 10 Home 64ビット版)がインストールされています。 CPUもIntel N4100から廉価版(古いモデル)と言うよりも本来はタブレット用として開発・販売された性能の劣るAtom x5-E8000を採用し、W-iFiも5GHz帯未対応です。もちろんキーボードにバックライトもありません。

実用に当たってF7 Plusと同じように1TBのM.2 SSDを追加購入し、底面のスロットに装着しました。せっかく割安のノートPCが手に入ったのですから、なるべく安価な製品という訳でTCSUNBOW社の SSDを選んで購入しましたが、これは失敗でした。製品不良でその安価な中国製SSDは返品し、定評のあるWestern Digital社のWDS100T2B0B-ECに買い直しました。まだまだ予断を許さないのが中華ブランドの製品です。自衛策としては返品・返金を受けてくれる国内の通販業者を選びましょう。いずれ書こうとと思いますが、中国通販サイトでは返品・返金に苦労した経験があります。
 
     
 
 
<電源アダプタについて>

写真3 CHUWI Herobook用電源アダプタ(上)と収納式白いACプラグがTECLAST F7 Plus用

 
電源アダプタは写真上がCHUWI Herobook用で白いACプラグ収納式がTECLAST F7 Plusに付属していました。どちらも12V 2Aの仕様で直径約3mm のDCプラグは相互に使用することが出来ます。国内のコンセント形状に合致していますから、ACコンセントの変換アダプタは必要ありません。ただし、同種のACアダプタを追加購入しようとすると、なかなか同じ仕様を探すことができません。サイズ変換のアタッチメントを装着して使用できそうな商品もありますが、3mm のDCプラグはあまり流通していない模様です。
 
 
写真4 試してはいませんが、12V動作なので自動車のシガープラグから給電できると考えています
 
写真5 通販サイトで見つけた使えそうなDCケーブル(保証の限りではありません)
車中泊でもすることがあったら、この製品が役に立つことでしょう。 同じ筐体ではないかと思う二つの薄型ノートPCを重ねてみました。
 
 
<F7 PlusとHerobookは瓜二つ>
写真6 並べると端子の位置・形状等が同じことが分かります。左からUSB3.1、電源、miniHDMI
 
写真7 底面のM.2 SSDスロットカバーも同じ位置、同じ形状です
 
 
<遊び心>

底面パネルはM.2 SSDスロットカバーを除いてどちらも金属製で放熱効果を高めています。フルに使用しても写真でM.2 SSDスロットカバーの上に当たる個所がほんのり暖かくなる程度です。上蓋はTECLAST F7 Plusは金属製でロゴが照明で光ります。CHUWI Herobookはプラスチックですが、質感に大きな差は感じません。 TECLAST F7 Plusの上蓋をオートバックスで見つけたスヌーピーの自動車用デコレーションシール貼って飾ってみました。こうするとTECLASTの光るロゴと相まって愛らしいノートパソコンに変貌します。

 
写真8 TECLAST F7 PlusにはSNOOPYのシールを貼ってみました 
 
写真9 CHUWI Herobookには、iPad Proの購入時に付いてきた本物のリンゴシールを貼って、”なんちゃってMacBook”を気取ってみました
 
 
<肝心な性能>
私の主な用途である動画視聴、電子書籍の閲覧、ネットサーフィン、メール等々CHUWI Herobookでも、支障なく楽しむことが出来ました。作業中にCPU使用率を測定してみると次の結果となりました。
 
写真10 映像データを内蔵SSDにコピーしている様子。USB3.0規格なので申し分のない速度でデータコピーが完了します
 
30年ほど前にDVカメラで撮影した記録映像をDVDに焼いておいたものから、動画をMP4データとして取り出した時の様子です。CPUの使用率は40%足らず。メモリも空きが十分あります。非力と言われるグラフィックモジュールでさえ、この作業では22%の余裕で使用できていました。2万円少々の超廉価版パソコンでこの性能なら文句の言いようがありません。

これまでに著しく動作速度が低下したと感じたのは、Windows Updateで更新プログラムが動作した時くらいです。その作業が終われば、いつも通りの反応速度で使用することが出来ました。2台を比べると立ち上がり時にTECLAST F7 Plusが一足早く使用できるようになりますが、CHUWI Herobookも待てないほどの遅さではありません。TECLAST F7 Plusで動作して、CHUWI Herobookでは動かなかったというプログラムもありません。 TECLAST F7 Plusにしても決して高性能の部類に入るモデルではありませんが、私のプライベートな用途ではそれで済ますことが出来そうです。
 
写真11 近所の「しまむら」で見つけたキャラクターのPCケース
 
 
<ケースについて>
最後に、近所の「しまむら」で見つけたキャラクターのPCケースに仕舞ってみました。これはワゴンセールの中から処分価格500円で見つけました。サイズは誂えたようにピッタリです。他に「ミニオンズ」キャラクターも過去には販売されていました。百円ショップのダイソーで300円のPCケースに入れた場合は下の写真になります。
 
写真12 少し天地に余裕がありますが、電源アダプターやHDMIケーブルなど、一緒に持ち運ぶにはちょうど良いかも知れません
 
 
<おわりに>
2台共に大容量のSSD(2TB/1TB)を搭載していますから、撮りためたビデオライブラリーをコピーして、どこにでも持ち歩ける自分だけの「ミニ映画館」を作ることが出来ました。こうなると2万円+で購入したCHUWI Herobookは惜しげがありません。もちろんマイクロソフトOfficeも軽快に動作します。IPSパネルのディスプレイ性能だけを頼りにチャレンジした廉価版ノートパソコンの活用は満足いく結果となりました。
 
* 「世界水準に達したTECLAST F7 Plus」もご覧ください。
 
 
QTC-JAPAN.COM 2020.02.06
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