Minoru Tsuda , JA1DSI

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  PC9821にはWindows 2000が最高                               

前置き
 WindowsMEの時からPC98シリーズはサポート対象外になりました。今流行?のXPはもちろんダメです。PC9821シリーズの最速機はセレロン433MHzあたりで打ち止め。現在のOSの進化からまったく取り残された感がある9821ですが、まだまだ生き残りの道はあります。 
それはWindows2000を採用することです。InstallはWindows98よりも楽なくらいです。Windows2000は、Win98より動作が安定しています。Networkを組んでいる場合、Network関係の設定時の「再起動」の回数がぐっとへります。とにかくいいことずくめなのです。しかもサポートは2005年までとなっていますから、まだまだ使えます。


1.PC9821(Pentiumマシン)の宿命的な欠点
 
PC98でも486マシンは論外ですのでふれないことにしますが、DOS専用機として活用する手があります。私も、9801BX4にCPUアクセラレータ載せたものは、パケットラジオ通信用として残しています。極めて快適に動作しています。さて、発売当時は高価だった9821Xmate,Valuestarには、一部のモデルを除いてほぼ共通の欠点があります。

(1) HDDに関して4.3GB以上のHDDを認識できない(後期の機種は大容量対応モデルあり)。さらに、転送速度が現在では気が遠くなるほど遅い。

(2) 搭載メモリの上限が128MB程度で、しかも転送速度が低い。

(3) 内蔵グラフィックアクセラレータはPentium 75MHz機から、Pentium II、セレロン搭載機に至るまで一貫してほぼ同じspecで動作が遅い(一部モデルは除く)。

(4) ユーザが使えるPCIバスが少ない。 これらをなんとか克服して骨までしゃぶろうという訳です。私の場合は、Xa7,Xa9,Xa10,Xa12、Xa13,Xa16/R,Xa16/W,V12,V20などにK6-IIもしくはK6-IIIアクセラレータを載せて酷使して きました。この中でupgradeの効果が飛び抜けていいものはありませんでした。
Xa16/Wが他の機種よりちょっといいという程度です。/Wの機種は、CPUアクセラレータを積むとかとかメモリ増設の場合、他と違うところがあるので、注意が必要です。

挙げ句の果てにPC9821Ra266N30の中古を買ってみましたが、PC/AT互換機のP-II/266より遅いのでがっかり。今は、ハムフェアで安価に売っていたP-II/333MHzを載せて毎日使っています。 予備機?にはP4/2.6CGHzをはじめとして、速いPC/AT機を数台持っていますが、メインマシンはこのPC9821です。 メモリー、CPUアクセラレータ、グラフィックボード、SCSIボードなどにずいぶんと資金をつぎ込んで得た結論は、「あまり金をかけないでWin2000で使うのがBEST」ということです。

PCMCIAのカードスロット内蔵タイプは、デジカメのコンパクトフラッシュメモリの読み込みとかLANアダプタを使えるので、非常に価値があります。

 
     
 
2.改善策について
CPUについては、速い方がいいので、ぜひともCPUアクセラレータを載せます。 K6-IIよりもK6-IIIのほうが優秀です。400MHzのものが一番入手しやすいと思います。ただし、ものによっては対応機種が限定されていますので、要注意です。PC9821XaXX/WのようにWがつくものは特に注意する必要があります。

また、通常のHELP-Resetが効かなくなるものもあります(ちゃんと効かせる方法はマニュアルに記載されています)。どんな使い方をするにしてもCPUのパワーアップは大前提として話を進めます。注意すべきことは、しかるべきOSを入れ、正常に動作してからアクセラレータを載せることです。

もしおかしくなって原因不明の場合は、アクセラレータをはずして、本来のPentiumに戻してみる方法が有効です。 K6-III/400MHzを載せて、P-II/266MHz程度の性能にはなります。改造前に、HDBENCHとSuperーπでデータを取っておくことをおすすめします。 これからお話をするのは、Pentium 75MHzから166MHzまでの9821に関してとお考えください。

T HDDは、目一杯の4.3GBにしてFAT32で使います。スレーブでも4.3GBを積みます。大容量HDDをなんとしても使いたい場合は、4つ位の手があります。  

(1) メルコのAdvanced-Bios搭載のHDDを使う。最高20GBまで用意されていたと思います。使い方は案外簡単です。HDDの転送速度の改善は期待できません。 Resetが効かなくなります。PC9821Xa16でやってみました。まだ稼働中です。  

(2) メルコのSCSIインターフェース IFC-USP-MもしくはIFC-USP-M2を使って、 IDEのHDDをSCSIとして使う。私はこの方法で、20GBのIDE-HDDを使って きました。HDDの転送速度は2倍位速くなります。Win98にしても、Win2000に しても、この方法で大容量HDDにWindowsのSystemを入れるのはちょっとコツ が必要です。PCIバスを1個使うことになります。(PC9821Xa10、PC9821Xa13、 PC9821Ra266でやってみました。)  

(3) 「玄人志向」のMistress9なるボード(Cバスタイプ)を使って、大容量HDDを 使う。ボードは入手したものの、まだ実用にしていません。HDDの転送速 度改善はありません。マニア向け。  

(4) 大容量のIDE-HDDをWide-SCSIに変換するアダプタ(ScideBridge AEC-7720UW) を使い、UltraWide SCSIのHDDとして使う。このアダプタの価格は¥7K台。 マニア向け。UW-SCSI対応のSCSIホストアダプタ(PCIバス)が必要です。 HDBenchでみると、確かにHDDの転送速度はオリジナルの数倍になりますが、 「体感速度」がさっぱりでした。インターネッエクスプローラとかOutlook Expressの起動にすごく時間がかかります。データ上では一番の結果でしたが、 がっかりでした。PC9821Ra266とPC9821Xa16/Wで実験しましたが、期待はずれでした。

お勧めは、(1)もしくは(2)の方法です。IFC-USPはぜひ-M2を入手したいもの。-Mの場合は、メーカに送ってupgradeしてもらう必要があります。(2) の方法は、MOとかスキャナーが外付けできるようになるので、一石二鳥だと思 います。安く済ませるには4.3GBのHDDを2台載せることでしょう。

U メモリー   最低でも96MBにはしたいところです。可能なら128MBに。機種によって はEDO RAMを必要としますので、要注意。純正品をそれなりの価格で買うか、 中古品をあさって適合するものを探すかになります。(64MBのままでは好結果は 期待できません。)

V グラフィックボード PCIバス用で9821対応という製品は非常に限られています。 無理して入れても、今のゲームなどには到底対応できないので、無理に入れるこ とはないと思い   ます。私自身は、VoodooBansheeその他のいろいろなボードを使ってみましたが ・・・。   (ゲーム対応なら、P4で2GHz以上、グラフィックボードにnVidia・Radeon のそれなりのAGPボードを載せる必要があります。)

W PCIバスの少なさを乗り切るには   PCIバスが1個の機種もありますから、Cバス用のボードを可能な限り活用する ことです。LANアダプタは、Cバスタイプ、PnPで、かつWindows2000をサポ ートするものが数種あります。SCSIボードはSCSI-2まで対応のものがありますが、 Win2000で使えるかどうか確認するひつようがあります。もし使えるならMOと か外付けSCSI-HDDを接続できます。CD-R/RWの焼き込みだけはキツイと思います。
 
.Windows 2000の導入
CPUアクセラレータは「後で」取り付けます。オリジナルのCPUのまま導入作業をします。  

A. メモリの増設、HDD増強とWin98の引っ越しが終わっている場合


Windows2000に必要なドライバーはあらかじめdownloadしておくことが大切です。 Windows2000のSystem(CD−ROM)は現行商品で、¥18K位で入手できると思います。

(1) Windows2000で動かないApplicationソフトは削除しておく。また、Norton関係は本来的にWindows2000対応バージョンであっても、いったんuninstallします。

(2) Windows98上で、Windows2000のCD-ROMを起動してinstallを開始します。先に述べたメルコのIFC-USP-Mシリーズに大容量HDDを接続している場合は、はじめの方で、Driverを入れるかどうか質問がでますので、F6をたたき、S(specify)を入力します。IFC-USP-Mの最新ドライバは、あらかじめフロッピィに入れたものを用意しておきます。ある段階でドライバが要求されますから、フロッピィから読み込ませます。このあとは、3回位再起動がありますが、全部自動で処理されます。Windows98で動いていたアプリケーションはWin2000非対応を除いて全部引き継がれます。  

B. HDDが空っぽ(領域確保も終わっていない)の場合

これが実は一番いいかも知れないのです。大切なことは、フロッピィで起動することになりますから、Windows2000セットアップDISK(合計4枚)を事前に作成しておくことです。 Win98が動作している時に、Win2000のCD-ROM(PC98用)上のmakeboot.exeを直接実行します。

NET28(2001年5月)に参加のJA1DSI 津田さん。このほど13年乗ったセダンから6気筒 3リッターのレガシィワゴンに乗り換えました。 無線機・アンテナはまだ付けていないそうですが、新車へのセッティングが楽しみですね。
このファイルは、\bootdisk\makeboot\nec98にあります。  Advanced Bios使用か、IFC-USP-M?を使っているかで手順にちょっと違いがあります。後者の場合は、ドライバーDISKを用意しておきます。フロッピィ4枚を読み込むと、Windows2000のCD-ROMへのアクセスが始まり、Windows2000の導入が始まります。

IFC-USP-M?を使っている場合は、A.の記述と同じ作業が必要ですが、それ以外は自動的に行われます。 最後の仕上げはCPUアクセラレータを取り付け、そのドライバーのINSTALL作業です。完動したら、再びHDBENCHとSuper-πを動かして、改造前と比較してみるといいでしょう。

万が一不具合があったら、CPUをオリジナルのPentiumに戻して完動するようにします。 CD-ROMが読めるようなら、Windows2000のSystemDisk(CD-ROM)を読み込ませると、 修復か上書きかの選択ができますので、「修復」でやってみます。

MMSSTV,MMTTY等
ハム用ソフトは問題なく動きます。パソコンは生き物、Windows- Updateとウィルス定義の更新は、毎日実行することが大切です。
ご質問などは、ja1dsi@jarl.comへどうぞ。


ぶらり北海道一人旅  津田さん(JA1DSI )が愛車を駆って北海道を周遊(全走行距離3千キロ)、PHS+ノートパソコンで車の中から旅館からNET28の掲示板に「旅日記」を連載の形で書き込んでおられます。RTTYの友人や東大農学部の演習林、網走のJP8YCVレピーターを訪ねるなど多彩な内容を盛り込んであります。
de JA1DSI

QTC-JAPAN.COM 2003.09.01
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