格安の海外モデルを使いこなす(Satellite A135-S7404の場合)
 

 Takashi Hioki JF1GUQ

 
     
 

廉価版ノートパソコンを探していたら、思わぬ掘り出し物を見つけましたので、報告します。  
最初に話題性抜群のASUSTeK製ノートパソコン 「Eee PC」から紹介します。これは 昨年(2007年)のCOMPUTEX TAIPEIで公開され、「199ドルPC」として話題になっ た製品です。

名前のEeeには「Easy to Learn, Work, and Play」、「Excellent Internet Experience」、「Excellent On-to-Go」の意味が込められているそうですが、このノートパソコンにWindows XPを搭載したモデルが2008年1月10日に発売さ れました。残念ながら価格は期待された199ドルではなくて4万9,800円となってしまいましたが・・・.。

Eee PCの主なスペック

O S
Microsoft Windows XP Home Edition 正規版 SP2
CPU
インテル モバイルCPU
RAM
512MB(DDR 2-400)
Video
800×480ドット(WVGA)7型液晶
HDD(SSD)
4GB フラッシュメモリドライブ
LAN
100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45)
IEEE802.11b/g(Wi-Fi適合)
その他
84キー日本語キーボード
タッチパッド
(4方向スクロール機能付き)
Webカメラ
30万画素
カードリーダー
SD・MMC
スピーカー
内蔵
バッテリー
駆動時間約3.5時間
重 量
約 0.92kg

と発表されています。  

発表の時から「SSTVやRTTYの端末に使えそうだ」と、目をつけていた製品です。 まだ現物は見ていませんのでこれ以上の情報はありませんが、その内に(価格がこなれ、8型などの大型液晶のモデルが発売されたら)使ってみたいと思ってい ます。興味のある方は「EeePC」で検索してみてください。

東芝は有名じゃない?!  

さて、ここからが本題です。実は上記のEee PCよりもお買い得なノートパソコンを2007年10月、アメリカのパソコン量販店「BEST BUY」で見つけました。値段は 399ドル+税31ドルの430ドル(=約 4万円 5千円)。添付のPDFファイル (Satellite_A135-S7404.pdf)でスペックをご覧いただくとお分かりのように、 「どうしてこんなに安いの」と思うほど、まともなノートパソコンです。この仕様を見る限 り、安くても10万円そこそこの値段が付いていておかしくないグレードではないでしょう か。それがEee PCよりも安く、5万円を切って入手できました 。
 Satellite_A135-S7404のスペック (Satellite_A135-S7404.pdf)

 
     
 
なぜ安いのか?

店員に聞いてみました。その答えは「東芝は有名なメーカー じゃ無いから」とのこと。レジ係は親切?にも「壊れるといけないから、2年の保険をかけたらどう?」と勧めてくれましたが保険代は170ドルとのこと。もちろん、即時断りました。  

本稿を執筆している2008年1月時点で同じモデルを「今でも購入できるか?」 探してみましたが、「BEST BUY」のサイトからは無くなっています。日本国内で 販売しているお店が数件、インターネットの検索機能で見つかりましたが、あたりまえの価格になっていましたので、それでは話題にする価値は見つかりません。  

もし、近くデイトン・ハムベンションのようなイベントに参加される予定があ りましたら、屋外のフレア・マーケット(のみの市)だけでなく地元のスーパーマーケットや家電量販店をのぞいて見ることをお勧めします。思わぬ掘り出し物に出会うかも知れません。  

私はこのノートパソコンを計2台購入しました。先に1台を娘に与えて、ラスベガスで使ってみましたが、英語版のVistaなのにそのまま日本語変換もできて、か の地でもそのままで不自由無く利用できました。2層DVDの書き込みまで対応して いますので、使い道は広そうです。  

これに気を良くして追加購入したもう1台は、昨年12月に手元に届きました。 スペック表でご覧の通り、CPUはセレロンMの530(1.73GHz)ですから、 Vistaは荷が重いように感じましたので、XPを準備して新規のインストールを試みました。  

企業向けには今でも(専用ソフトのバージョンが合わない等の対策のため)XP の需要が高いので、わざわざダウングレードのCD(XPのインストール用CD)を添付して販売しているモデルもあります。せっかくなので、付属のVistaはそのままにしておいて、新規に購入した120GBのHDDにXPを載せてみることにしました。 以下にそのインストールの顛末をお話いたします。 海外販売専用モデル入手したSatellite A135-S7404は、東芝が海外専用に販売しているノートパソコン で、国内の情報サイトでは、その資料を見つけることはできませんでした。  

そのため、XPインストールに伴うデバイス・ドライバー類の情報収集に苦労する ことが予想されましたので、別表(DynaBookコンピューターの仕様.xls)のよう に、Vistaでの仕様を最初にメモしておき、それを元にXPのデバイスドライバを 探すことにしました。
別表  
参考にしたサイトは、以下のリンク先です。  http://www.csd.toshiba.com/cgi-bin/tais/su/su_sc_modSel.jsp  A135-S7404はVistaが標準で搭載されていますから、この型番ではXPのドライバーはありません。適当なモデル名を入力して先に製作した仕様表のドライバーを情報サイトから探して、ダウンロードします。
 
重要なファイルは
85Keyの英語キーボード。英語Vistaで日本語を入力するときはMS IME を起動して、ローマ字入力が可能です

●Intel 945GMチップセット関係
●ネットワーク関係
●サウンド関係
●モデム関係

です。表では赤字で表示しましたので、ご覧ください。これらを手に入れたら、 CDなどに焼き込んで置き、HDDを交換して通常のXPのインストールを新しい 120GBのHDDに行いました。  

HDDの交換は底面のネジ2本を外すとHDD本体がすぐに現れます。臨時に新しいHDDと差し替えるだけでも使用できますが、HDDマウント・アダプターを装着し直しておくと良いでしょう。
5400回転、80GBのSerial ATA HDDを装着しています 標準の512MBにDDR2-5300の1GBを追加しました
英語版Vistaの動作画面。RAMを追加しただけで最新のOSがキビキ ビ動いています
試しにダウングレードしたXPの起動画面です RAMの増設、HDDの交換で必要な工具は、小型のプラスドライバ1本です
個人ユースには十分な機能を搭載している東芝A135ノートパソコン
 
RAMも合計1.5GBに増設しましたので、XPは快適に動作しています。一 部のキートップの表示と、キーの割り当てが異なっていますが、それらの不具合 については、これから楽しみながらじっくり修正していくつもりです。  

ノートパソコンはまだまだ内外の価格格差が大きな商品です。不具合が起こることを承知さえすれば(トラブルを楽しむ余裕があれば)、こうした格安モデルで遊ぶこともできます。チャンスがありましたらお試しください。
 
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de JF1GUQ
 

QTC-JAPAN.COM 2008.01.15
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