「1エリアSSTV 2007年新年会・東京」の講演会から
 

 Yoshihito Yagi JA1HHL

[3D画像=立体画像の話]
 
     
 

「最近のデジタルSSTVとその運用状況」をお話します。 最近のデジタルSSTV はめまぐるしく変わっています。次々とプログラムのバージョンアップが続いて目を離せません。

JA1HHL 八木義人さん(1アマ・1kW局)


3.5MHzバンド


毎朝5時前後から8時頃まで 3.528MHz で1,2,3,7,0,9,5,4、エリアでにぎわっています。今まで交信した局はJH7JLJ、JA7AXC、JL1FQZ、JA1SRV、JA4HI、JA7KC,JA0AYH、JP3NRE、JH1CZT、JK1BMF、JR2BCT、JA4AHB、JA5AZH、JM7VQO、JE1PNZ、JA1HBY、JF2GDE、JA7OQ、JA7NR、JE9URW 等々です。

午後5時前後にも1,0,7、エリア中心にアクティブです。時々、韓国の局が入感します。時間帯やコンディションによっては妨害を受けることもあります。信号の弱い局には強い局が中継したり、手伝って全員が画像の送信、受信ができるようにしてあげています。夜は強力なSSBの局に占領されてできませんが、3D画像もこの周波数で始まったようです。私は JH7JLJ 鳥潟OMに教えてもらいました。

7MHzバンド


7MHzの場合あまりにも局数が多いし、次から次へ新しい局が出てこられるのでコールサインがつかめません。常連の局も沢山います。7.033MHzでほとんど全エリアの局がデジタル画像を楽しんでいます。この周波数に受信をセットしておけば一日中画像が楽しめます。ただし妨害がしょっちゅうあります。

某国のある局などは領土問題の画像や、だれも相手にしてくれないと2kHz上の7.035MHzで画像モードで送信し7.033MHzのQSOを妨害し、HL1AQのソンさんがいくら説得しようとしても手に負えないようです。今のコンディションの悪い時、7MHzが一番国内QSOに向いています。7メガもそのうち7.200kHzまで使えるようになれば、現状から解放されるかもしれません。JARLの原会長によれば2009年3月には7,200kHzまで広がること
は確定だそうです。

14MHzバンド



デジタルSSTVは朝方、コンディションが良ければ国内の遠距離が開けます。1エリアから 8、6エリアが
できます。午後まで入感するのは沖縄くらいです。HL1AQ局が朝時々出ています。ロシアのUA0LVOその他2、3局が時々ディジタルでQSOできました。周波数は14.224MHzと14.221MHzです。

2月4日「1エリアSSTV 07年新年会・東京」の講演会でデジタルSSTVの運用状況を語る八木さん
アメリカのKB6QEXとは14.233MHzでQSOしました。メキシコのXE1RKもこの周波数で呼んで来ました。AORのデジタル画像通信は以前14.300MHzで行われていましたが、今はほとんどど見えません。 以前、夕方VKとデジタルでQSOできたこともあります。14.221MHzで沖縄のJS6EYP局が毎日様々な3D画像JA2CX/3と交換しています。

他にはコンディションによりHLUABVVK4F1BYN(フィリピン)や、ベトナムにJA0AKM 村山さんが行かれた時の3W3Aくらいで、ヨーロッパはJA6AP清水さんがドイツとQSOできたようです。

21MHzバンド



現在はコンディションが最悪で、Eスポ発生時とローカルQSO以外は使用されていませんが、コンディションの良い時BV9AAがよく21.340MHzDIGTRXで待ち構えておりますのでアンテナを台湾に向けてデジタルでCQを出してください。私は去年12月10日に3枚の画像を交換しました。彼は100Wにダイポールですが、コンディションによりシグナルは59+10dBくらいで、たいていBSRを1回くらいかBSRなしでもQSOできることもあります。

28MHzバンド


21MHzバンドと同じ状態で、周波数は28.680MHzですが、最近は28.500MHz周辺で運用したこともあります。現在はほとんどど使われていません。将来、コンディションがよくなれば期待されるバンドです。

 
     
 
50MHzバンド

50.300MHzで呼出し、その後他の周波数に移ってQSOしています。当局から東京、千葉、茨城の局とQSOできました。50MHzは8J1AとQSOしたと思います(AORのモデムを使って)。今回参加されているJR1ENT宮崎さんもデジタルでQSOしました、JE1PNZ川崎さんもQSOできたと思います。

144MHzバンド

当局からは横浜のグループとQSOしています。144MHzの横浜の場合、JA1IZ 竹内さんがリーダーとなって10局くらいがラウンドQSOされているようですが、その他のメンバーのコールサインははっきりつかめておりません。昨年12月12日にはJA1IZ、JL1LNA、JJ1TOW、JA1JMN、JE1RGJ、JH1BIU、JI1EWK局が確認できました。周波数は144.290MHzで毎週火曜日の夜8時からアナログ1時間、デジタル1時間で10時前までラウンドQSOしています。

430Mhz 東京町田市から周波数は430.470MHzで東京昭島市、神奈川県相模原市、川崎市の局と毎週土曜日と日曜日の午後7時から9時頃までデジタルでQSOしています。当局からは多摩丘陵の障害や建物等の乱反射でビームアンテナよりグランドプレーンのほうが、ラウンドQSOに向いていて良く飛ぶようです。今回参加されているJN1BCW森さん、JH1TZS茂木さんもこのグループです。他にJO1UYH金高さん、JA1RCN永長さん等おられます。438.20MHzのFMでもできます。

1200MHzバンド

このバンドではアナログSSTVでコンテストの時、FMでQSOするくらいでデジタルはやったことはありません。相手がいればFBな交信ができるでしょう。

 
1エリアSSTV2007新年会・東京で講演する八木さん
 
八木さんが受像したデジタル画像
ほとんどデジカメで撮った画像で芸術的な作品が多く、プロ級の写真家の腕前の人が多いです。旅行した時やドライブの珍しい画像や、きれいな景色、庭に植えてある植物の花や実、動物、建物、カンバン、自分のシャックの写真、家族の写真等や、わが町の行事の画像や、スキャナーで取り込んだ画像など、内容はアナログの画像と似たところがありますが、なにしろ高解像度ゆえ葉の葉脈一本一本やトンボの羽の筋まで見えることもあります。

人の髪の毛一本一本まで見えることもあります。 アニメーションGIF画像では小さい画像ですが、動く画が面白いです。TEXTファイルもインターネットエクスプローラーも送れます。ソフト自体にTWAIN機能があるので、WEBカメラを使ってライブ画像が送れます。ビデオキャプチャーを使ってTVやビデオカメラの画像もすぐ送れます。フルカラーの3D立体画像を楽しんでいる人も多くいます。

コンディション
NASA発表によると、2010年または2011年にピークを迎えると予測されているサイクル24は、過去400年の中で最大級のものになるであろう。太陽黒点は160±25と予想され21、28、50MHzでは世界中とデジタル画像交信が可能になると予想されます。

そ の 他

デジタルは送信に時間が掛かりすぎるとか、BSRとFIXが多かったり、なかなか画が受からないので、デジタルの効率的な運用方法を知りたい人が多くいるという話を聞きました。コンディションの悪い時には、R/S60%interleaved(差し込まれた)redundancy(重複性)のチェックを入れて送信し、コンディションの良い時はチェックをはずしてBandwidth(バンドワイズ)、すなわち帯域幅を2.5kHzに、画像サイズを20kB位に、Start Delayを12位にして送ると70秒くらい、さらにQAMを64にすると40秒くらいで送れる方法もあります。FMやコンディションが良い時や近距離の場合に時間短縮ができます。

 

八木さんが受像したデジタル画像(蝶)

八木さんが受像したデジタル画像(南天の実)
 

ハイパワー局にお願い 


リニアアンプのアナログ・パワーメーターは信用しないでください。リニアを入れた状態でアナログメーターが、アベレージ電力 1kW振れているとオーバー・モジュレーションになっています。ピーク電力計で見てください。アナログ・メーターで平均電力で120Wくらい振れる時、ピーク電力で測定すると1000〜1200Wくらい出ています。

その場合、リニアアンプのALCは全く振れていません。そうでないと信号は強いけど受信できません。ALCが大きく振れるようになると、スプラッターを撒き散らし、周りの局に迷惑をかけていることになります。スペアナ(スペクトラム・アナライザー)を見ればすぐ分かります。50W局の場合はアベレージ電力10W位でOKです。 

なお、VHF/UHF帯のような高い周波数でSSBでデジタルを運用する場合は、できるだけ周波数安定度の高いリグをご使用ください。特に430MHzは0.5ppmでも誤差が最大215Hz程度ありますので、2局間でやる場合、最悪の時リグの周波数表示が同じでも最大430Hzのずれが生じます。この場合は送信しても受信できません。

リグのスイッチを入れて30分くらいすれば安定します。私は IC-910D に高安定度水晶発信器を使っていますが、同じような IC-910D 同志ですと待ち受け受信が可能です。周波数安定度の悪いリグですと送信する度にチューニング信号を流す必要があります。 なお、信号が強すぎる場合、受信側でRFボリュームを絞って感度を下げて下さい。さもないとサーチュレーションを起こして受信できなくなることもあります。NB(ノイズブランカー)はなるべく使わない方が良いと思います。

 
パソコンと無線機のインターフェイス、JA1CJB熊谷さんとJA1DWQ河合さんが開発されたUSBタイプが今まで使ったインターフェイスの中で最高でした。リグやコンピュータを繋ぐ線が少ない上、電源が要らない、マイクとPC(パソコン)のゲインが別々に、それぞれ独立してセットできるからです。
HamPalを現在使っている局もまだ多くいますが、BV9AAのようにDIGTRXを未だ使っている局もいます。HamPalHamDRMはUAの局が多く使っています。今、日本の局はほとんどEasyPalEasyPAL_LITEを使用しています。画像に関しては互換性がありますので、それでも良いのですが、日本の局の多くは新しい物好きで、好奇心が強いので‘警告’を承知で楽しんで実験されていたと思います。
最新バージョンでは警告がなくなりました。現在、初心者用のEasyPAL_LITEとベテラン用のEasyPALの両方をERIK が作っています。

デジタルSSTVの申請方法は、JH1HTQ 町田さんのホームページに掲載されています。
JASTAのホームページからもリンクされていますので、参考にされてください。

ソフトのプログラム解説等は、植田先生(JA6AQV)のお話と配布するCD(会場で配布したプログラム集)にお任せしたいと思います。
 
■海外でのディジタルSSTV運用状況(アメリカのKB4YZの場合)
 
KB4YZから届いた私のE-MAILへの返信 昨年12月17日付けですが、 2メータ帯のFMのデジタルSSTVで50/100マイルの局との通信でその日のスタートを切ります。その後、午前に、14.233MHzのUSBおよび3872kHzのLSBでデジタルSSTV運用があります。そこではほとんど、 EasyPal を運用しています。私は午後7173kHz上でデジタルSSTVネットを実行します。

そこではほとんど、EasyPal を運用しています。悪いバンド・コンディションになれば、私たちはMM-SSTVを使用してアナログSSTVのQSOを行います。木曜夜に2メータ帯のFMでローカルのデジタルSSTVネット、50マイル以内ですが。そこでほとんど、EasyPal を運用しています。土曜の朝に、IVCA はアメリカとカナダの至る所と14.230MHzのUSBのアナログSSTVネットを行っています。なお、私のウェブ・ページ上でリンクをしてSSTV活動についてより詳細に見てください。http://www.tima.com/~djones/
 
■スエーデンのSM5EEP Nilsから届いたメール
 

Yoshiさん! あなたから便りをもらってとても嬉しかったです。そしてちょうど今、明けましておめでとうございます。ここEUではそれほど多くのデジタルSSTV局はいないけれど、最近デジタルSSTV局が増加しています。

私自身、3〜4年デジタルを運用していますが、DIGTRX ver 3.11.I で、約100局 QSOをしました。私はこのモードが好きです。そのために、数週間前に、私は HamPal のプログラムをダウンロードしました。また、私はクリスマスの後にそれをインストールします。私はそのプログラムがうまく走ることができることを望みます。

私はスウェーデンのハム雑誌のデジタルSSTVの記事をすこし添付(スウェーデン語で残念ですが)しました。さらに、私の簡単なホームページ http://web.telia.com/~u22314111の(QRM FREE)で自由にデジタルSSTVの記事を見ることができます。これらが、私があなたに伝えることができることです。

私の友達Yoshi さん。73 ニルス、SM5EEPより。

SM5EEP NILSのホームページより QRMなしのデジタル SSTV 日ごとに成長するデジタルSSTVユーザ、そして昔のSSTVのように、私たちは、願わくばQRM FREE環境の中でQSOできる方法を見つけなければなりません。EUでは14.240MHzが、しばしばデジタルSSTVのためにCQを出すポイントとして使用されます。各局はここに集まります。 また、私たちは、1750Hzのチューニング-WFメッセージやコールサインファイルを送信するだけが集中する良くないことがあります。

しかも、よく聞かないで電波を発射すること、あるいはマイクを使用しないで完全なコンタクトができないQSO等。この状況は、1980年代の終わりのアナログSSTVのためのそれに似ています。10 kHzのSSTV 使用区分は狭すぎました。私は要請を1992年にスウェーデンのアマチュア無線協会に求めました、私たちはIARU第一地域へ法案を「どのように、HF帯SSTVのための条件を改善したらよいかと? 尋ねながら提案しました。

1995年に開催されたウィーンの会議は次のように答えました。(HF/Doc.93/DHB/C4.15):「周波数14.230MHz、;21.340MHzおよび28.680MHzが、SSTV/FAX オペレーターのための呼出周波数であるべきとして推薦されます。コンタクトを確立した後に、それらの局はバンド上の電話バンドの別の空いている周波数に移るべきです。」 もし今デジタルSSTVが14.240MHz (21MHzおよび28MHzバンドでも同様) の上記のルールを模倣すれば、QRM のないコンタクト持つ方法を見つけます:例えば、注意深く聞き、身元を明かします。また14.240MHzが空いている場合、VOICEによって尋ねます。

スポットが空いている場合は、ボイスによってCQを呼んで、コールサイン入りのTUNE信号を送ってください。あなたとQSOしたい局は、ボイスあるいは送るコールサインによってあなたに答えます。ボイスによって、バンドでの空いている周波数(上へ、あるいは下って、3kHzステップで)へあなたについて行ってくれるようにあなたに答える相手に依頼します。ブレーカーは送信中ブレイクをかけないよう注意してください。画像が壊れるに違いありません。送信が終わった時にボイスによってブレイクしてください。再び送信するスタートの数秒前です、慣れたオペレーターは常に再び送信する前に数秒待機します。

もし、14.240MHzが空いていなければ3kHzステップで上か下へ (1〜2 kHzでは狭すぎます) QSYします。それらの周波数でデジタルSSTV運用をしてください。マイクロホンを使用することを忘れないで、そして何かを送信する前、TUNE信号を使用してください。
ポルノ画像は禁止! 子供たち、YLたちおよびXYLもスクリーンを見ています。 de SM5EEP NILS

 
以上で、私の話を終わります。
de JA1HHL
 

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