【素人のノートパソコン修理記録】
Lenovo ThinkPad X220
ドーター・カード(BDC-3.0)60Y3271V/60Y3205 増設 と SSD換装
ASUS U32U
CPUファン KDB05105HB -BJ23 付替え
 by Shinzaburo Kawai JA1FUY/NV1J/JA1ZNG
 
   
 

プロローグ
某日、普段使いのノートパソコン(PC) ASUS U32U(13.3型、AMDデュアルコアE-450 APA)の冷却ファンから突然、異音が出て止まらなくなりました。ついに終末期を迎えたか!

U32Uは 2012年4月の発売ですから丸5年が経過していて、故障が起きてもおかしくない時期に差し掛かっています。これまでノートPCを分解したこともなく、HDDの交換すらやった経験もない素人が、「付け替え用のファンが手に入るなら交換ぐらいはできるか」と考えて、自力による修理を決断し、治らない場合に備えて代替PC(ThinkPad X220)の入手から始めました。

ThinkPad X220にBluetoothを増設
ネット通販のアマゾンで見つけたThinkPad X220(1万8千円)は、筐体に瑕が皆無の上モノでした。主な仕様は12.5型非光沢液晶、Core i5、HDD320GB、メモリ4GB、Windows 7 Professional 64ビット版、解像度1366×768ドットです。

使い始めると、なんとBluetoothが搭載されていないことに気付きました。USBアダプターで済ます方法がありますが、折角ですから内蔵タイプにこだわりたいということで、ネット検索で増設用のユニットがないか調べると、アマゾンにオリジナルのドーター・カードと呼ばれるBlutoothユニットがありました。値段は1,360円(プライムの送料無料)をワンクリックしました。「マーケットプレイス」扱いの注文先はPURPLE7 (〒939-0363 富山県射水市中太閤山3-36)でした。

ドーター・カード(Bluetoothユニット)
(BDC-3.0) 60Y3271V/60Y3205


いざ分解!
X220の分解はキーボード外すところから始めました。やみくもに分解するのは危険なので事前にX220の分解方法をネットで調べておきました。今回は次の2例を参考にしました。分解に使用した工具は精密級ドライバー1〜2本のみ、その使用目的はネジを回して外すだけで、複雑ににかみ合った筐体の隙間をこじ開けるために使いません。

[ThinkPad X220を改造する」
http://henjinkutsu.com/text/pc/lenovo-thinkpad-x220/

[ハードウェア保守マニュアル ]
https://download.lenovo.com/jp/mobiles_pdf/0a60739_06_ja.pdf
ThinkPadX220およびX220i X220i  P.94
2030Bluetooth Bluetooth Bluetoothド ータ ー・ カード (BDC-2.1)


プロフェッショナルはケースオプナーセットなどの専用工具を使って開けるらしいと聞いていましたが、その辺りのノウハウが全くないので、ケースに傷をつけないように
ひたすら気を配りながら作業を進めました。専用オプナーを買うまでもないと思い、親指の爪を隙間に入れて少しずつ開けて行きました。ある程度、隙間が空くとカチッと音がしてかみ合わせが外れます。後になってケースオプナーの形から連想したのは、十徳ナイフの栓抜きでした。栓抜きの幅広の先端を隙間にそっと押し込み少しずつ開けて行くと使えそうです。次は試してみたいと思います。

ThinkPad X220のキーボードを慎重に外す

ネジを何本も外してドーター・カードを装着する場所に到達しました

 
矢印の箇所にドーター・カードを装着します

 
Bluetooth ドーター ・カード の取り 外し手順
( ハードウェア保守マニュアル より転載)

ドーター ・カード を装着後、分解したパーツを丁寧に元に戻し、電源ONで快調に動作することを確認して、増設工事を成功裏に終えました。

HDDからSSDに換装
ドーター・カードの増設後、オリジナルの320GB HDDを外して250GB SSDに載せ換えました。長年使ったデスクトップPC(Gateway GT-5086)がトラブル続きで廃棄した際に、内部から取り出したSSDが手元に残りましたので、これを再利用しました。

Samsungの250GB SSD(左)と320GBのHDD(右)

SSDをX220に装着し、DVDドライブにWindows 10 Creators Updateのインストール用DVDを挿入し、DVDから起動するようにBIOSを書き換えてクリーンインストールしました。BIOS起動コマンドの変更は電源投入直後にF1キーを押します。起動するデバイスの順番の最初にDVDを設定し、2番目にHDDにしました。クリーンインストールが終わるとBIOSをHDDを一番に戻しておきます。

【7mm厚2.5型SSDを9.5mm厚に変更するスペーサーを装着】
X220のHDDが9.5mm厚なので7mm厚2.5型SSDに換装すると隙間ができてガタがでますので、何らかの方法で隙間を埋めなくてはなりません。体裁をかまわなければ、厚手のビニルテープを重ねて隙間を埋めることもできますが、なんとなくしっくりしません。友人に相談するとネット通販でよいものを見つけてくれました。「玄人志向」が発売するKRSP-795(7mm厚2.5型SSDを9.5mm厚として使用するためのスペーサー)です。価格は740円。テープをはがしてSSDに貼り付けるだけで取付ます。外形寸法は98×68×mm、材質ABS樹脂。

250GB SSDとスペーサー(KRSP-795)

スペーサーを貼り付けてぴたりサイズの9.5mm厚になりました

このように隙間なく収まりました

次にX220の主要システムのパフォーマンス評価とSSDのアクセス速度を測りました。

【X220 主要システム パフォ−マンスの評価】(WEBmarks)

 コンポーネント
サブスコア
基本スコア
 プロセッサー
7.3
5.8
一番低いサブスコア
 メモリ
5.9
 グラフィックス
5.8
 プライマリハードディスク
7.7


【SSDのアクセス速度】
CrystalDiskMark( ディスク(HDD, SSD, USBメモリ等)の速度を測定するベンチマークソフトを使用し測定 (1GByteのデータで測定実施)



 
     
 
 
ASUS U32U ノートPC CPUファンの付替え
U32UノートPCの付け替え用のCPUファンをamazonでに見つけてワンクリックしました。ただし到着まで2週間ほどかかるのが難点ですが、唯一の入手先ですからやむを得ません。配送業者がChina Postとありましたから中国のどこかから送ってくるのでしょう。船便で来るとして通関手続きもあるからそれなりの日数が掛かります。同じものが手に入るのですから忍耐強く待ちました。
 
分解してわかったのは、CPUファンと冷却ヒートシンクの接合部に高温耐熱性テープを貼り付けてありました。これを再びアマゾンから調達しました。
HiLetgo 20mm 100ft BGA 高温耐熱性 ポリイミド ゴールド カプトン テープ [並行輸入品] 220円海外直送なので、7~15日かかる見込み。
 
【アマゾンの商品画面】
 
 
 
注文から12日目に届いた交換用CPUファン
 

ASUS U32Uノートパソコンを分解しました。中央に置いたのが故障したCPUファン
 
注文したCPUファンが届いたらすぐに装着できるように、事前にASUS U32Uからファンを外す作業に取り掛かりました。分解を順調に進めて冷却ファンまでようやくたどり着きました。ここまでくるとマザーボードが露出して完全に分解してしまいましたから。もう後戻りができません。子どもの頃、置時計を分解して元に戻せなくなり父親にこっぴどく叱られた思い出が蘇りました。

すでに代替PC(ThinkPad X220)を用意してありますので、万が一元に戻せなくても安心と高をくくり分解に取り組みました。実際のところ5年も使ったノートPCなので惜しげがありません。それでも「PCを再生する気持ち満々」で分解に取り組みました。注文から待つこと12日後、中国から「冷却ファン」が届きました。国際郵便物の内容物記載欄にfan、重さ0.1kg、US$15.0とありました。

バラバラに分解されたパーツを慎重に組み戻して電源オン、何事もなく動き出しました。分解に当たっては筐体に傷をつけないことを第一に、ネジ類の大小、色の違いなどをメモにとり必要に応じてデジカメによる写真撮影を行いました。組み立て時に分からなくなったら撮影した写真と見比べて判断しました。
以上、素人の修理記録です。何かの参考になるでしょうか?
 
ヒートシンクとCPUファンは耐熱テープで貼り合わせて隙間をふさいでいました
 
取り出したCPUファンの内側は埃がこびりついていました
 
取り外したCPUファン(左)と取り寄せたCPUファン(右)
 
 
 

QTC-JAPAN.COM 2017.05.15 
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