by Hisashi Nakayama,JA1KJW/AK0J

 
     
 
空中線同調器を真上からみたところ

今回、山梨県南巨摩郡山中湖村の山荘に1kWの免許を受けるに当たり、160/80m帯 LW、GPアンテナ用のアンテナチューナを製作しましたので、ここに紹介いたします。

先日、160mバンド・フルサイズのダイポールアンテナ(片側40m)を曲がりなりにもシャックの周辺に張ることができました。SWRを測定するとなんと1.1に収まっいるため、このアンテナチューナーの出番がありませんでしたが、これからいろいろなタイプのアンテナをテストする際にきっと役立つはずです。

回路はπ型を使用しているためことさら珍しくもありませんが、可変コイルに「バリオメータ」を使ったところが大きな特徴になっています。

その他の部品はいずれも
手持ちのジャンク品をかき集めて構成しており、このようなアンテナチューナーもあると言うことで、ローバンドアンテナを使う際の参考になればと思います。



空中線同調器を側面からみたところ


各部品について、入力側のコンデンサーは270pF 固定、可変コイルはバリオメータを使用し、不足分はエアーダックスコイルを挿入し、必要な量をタップで取り半固定としましました。

出力側のバリコンは、耐圧2kV/15〜180pFを使用し、不足分は固定コンデンサー5kV/140pF×2個、 5kV/100pF×2個用意し、必要に応じてバリコンに並列に接続します。

(注)空中線同調器とアンテナチューナー(Antenna tuner)は同意語です。

 
     
 
■ 可変コイルについて
 
1. バリオメータ

L1とL2 2つのコイルを結合させると合成インダクタンス La=L1+L2±2M となります。
L1のコイルの中にL2のコイルを入れ回転させると可変コイルになります。 写真1 は今回使用したバリオメータで0〜180度回転させると2〜12μH変化します。
写真2
は2組の組合せで可変範囲を大きくなる機構で0〜180度で2〜10μH、180〜360度回転で10〜30μH変化します。 いずれも航空機用の空中線同調器として使用されていたものです。
写真1 バリオメータ 写真2 バリオメータ

 

2. 巻取り式コイル

写真3は左側のボビンは金属で右側はタイト製です。帯状の 金属ベルトをタイトボビンに巻きつけた分がコイルとして作動します。

金属ボビンに巻かれた分はショート状態となります。 実測値 0〜47μH 変化します。これも航空機用 空中線同調器として使用されていたものです。
(コリンズ社製CU-351/AR)
写真3 巻き取り式コイル  
 
3. バリL

一般的に入手可能なバリLです。コイルの上を ローラーがスライドし、ショートさせインダクタンスを可変していく構造でよく見かけると思います。
 
写真4 バリL 写真5 バリL
 
 
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QTC-JAPAN.COM 2009.10.09
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