無線機を制御するUSB端子を利用して
 
 ケーブル一本でSSTVを楽しむ
 
 
 by Toshihiro Yamagoe, JA2HYD
 
     
 

ごく最近の無線機にはパソコンとの連携性を高めるため、従来からの無線機を制御する通信機能の他にオーディオ入出力(サウンド)機能も有しているUSB端子がある機種が増えています。アイコムのIC-7600、IC-9100等、八重洲無線社のFTDX-3000、FT-991等やKenwood社のTS-590G等です。

IC-7600のUSB端子 リアとフロントに装備(ICOMカタログより)

これらの機種では、これまで必要だったPCと無線機とを接続するオーディオ入出力の2本のケーブルが不要です。しかもPCからの制御で送信/受信の切り替えの他に、マイク端子をon/offすることもできます。このためUSBケーブル1本で、SSTVのQSOがスマートに楽しめます。  

検証できているのはアイコムのIC-7600とIC-9100の2機種だけですが、機種ごとにコマンドを変えてやれば同様に動作すると思います。私のATOM-1GHzというメチャ古いnetbookとIC-7600との組み合わせでFBに動作しているコマンド状況を示します。


これはMMSSTVの<オプション>→<SSTV設定画面><送信>→でリグコントロール画面に入ったものです。このコマンドも、当初はうまく動作しませんでした。試行錯誤している内に、「Cha.wait」の「0msec」を「1msec」にしたところ、動き出しました。

ローカルのOM宅でIC-9100を検証した際には、送信と受信の切り替えコマンドとマイク切り替えコマンドの間にウェイト・コマンドを入れただけでFBに動作しています。理由はよく分かりませんが、うまくコマンドで切り替わらなかった場合は、この辺りを変更してみて下さい。  

IC-9100の場合、CI-X Baud Rateの設定は、工場出荷時がAutoになっています。ところが、この設定では動作が不安定になることがあり、Auto→9600bpsに変更したところ安定動作するようになりました。また、ローカルのOM宅でyaesu無線機でのコマンドの検証を行いましたが、速度/データ長/stopビットを合わせたにも関わらずうまく動作しませんでした。

あちこち数値を変えて実験していたところ、無線機側のCAT TIMEOUT TIMERを工場出荷時の10msecから100msecにしたら動き出しました。この理由も分かりませんが、Yaesu機の場合、うまく動作しない場合はこの数値を変更してみてください。

なお、使用するオーディオ入出力(サウンド)機能はパソコン内にあるオーディオ機能ではありません。無線機内にあるオーディオ機能をパソコン側で使用するため「MMSSTV設定画面」→「その他」→サウンドカードのin/outの両方とも、USBケーブルを接続後に新しく追加されたサウンドデバイスに切替選択する必要があります。  

MMSSTVだけでなくMMVARIによるRTTY(AFSK方式)やbpskのQSOも、同様の方法でUSBケーブル1本でできます。これを機にSSTVに限らずRTTYやPSKにチャレンジされてはどうでしょうか。

 
     
 
 

第40回JASTA主催
「SSTVアクティビティ・コンテスト」
参加のおすすめ
 
 
JASTAロゴマーク
JASTAがSSTVのアクティビティーを高めるために毎年行っているコンテストで、2017年で40回目を迎えます。SSTVらしく「なるべく自分の顔(イラストでも子供が描いたパパの絵でも可)を送ろう」というくらいの、ゆるいシバリだけの歴史あるコンテストです。
←詳しいコンテスト規約(アイコンをクリックしてご覧ください)
 
期間は8月1日から31日の1ヶ月間で、各バンドでSSTVの信号がにぎやかになります。コンテスト・ナンバーは、RSV+001形式のナンバーを交換します。同一局とは交信日(JST)が変われば重複交信が有効なので、交信相手がいなくなることはないでしょう。運用日数、JAの各エリア数、DXエンティティ数がマルチとなります。  
 
MMSSTVのソフト制作者である森OMは、このコンテストに参加しやすいように便利な機能を盛り込んでおられます。「オプション」→「ログ設定画面」で設定画面に入り、「入力設定」の〈His RSV〉を595+001にチェックし、「その他」の〈コンテストNRをFSKIDに追加〉と重複チェック〈JASTA ontest〉にチェックを入れるとコンテストに専念できます。コンテストでQSO数がポイントになりますので、通常のSSTV-QSOと異なりレポート交換のみでQSOは終了します。
 
「QSO」のクリックを忘れずに行います。このクリックで、001形式のナンバーは増加していきます。コンテストが終了したら、ソフトに同梱されている「MMJASTA.exe」を起動して下さい。これに必要な事項を入力すれば、提出書類や総合計も全て自動で作成してくれます。この作成されたファイルを締め切りまでにJASTAにメールで送るだけで完了です。  

コンテストの詳しいルールは、JASTAのWEBサイトをご覧ください。

 

QTC-JAPAN.COM 2016.07.17
(c) All Rights Reserved WWW.QTC-JAPAN.COM 2001-2016