ホイップアンテナをピカピカにする方法

 
伊東家の食卓というユニークな情報番組を見たことはありますか? これは、様々な生活の知恵にまつわる裏技を教えてくれる番組です。 ある日、銀の曇りを取り去る裏技の紹介があり、僕のアタマの中に 閃くものがありました。おおっ、これはアンテナを磨くのに使える違いないっ! そこで光沢を失った1200MHzのモービルホイップアンテナで実験してみました

■材料

 まず、用意するのは印鑑用の朱肉とボロ切れです。今回は最近稀少となった 1200MHzのモービルアンテナを実験台としました。 普通、アンテナの錆落としは、サンド
ペーパーなどで行うのですが、メッキが 剥げることがあり、なかなか上手く行きません。

今回は何と、アンテナに朱肉 をつけて磨いてしまおうという作戦です。 できればネジ類は外してから作業した方が良いでしょう。 ロッドアンテナは、朱肉が挟まりやすいので止めた方が良いでしょう。 ちょっと疲れてきたモービルホイップが朱肉作戦には最適です。

■準備
朱肉には少量の水を加えて練っておきます。割り箸で練るとよいでしょう。 練り終わったら、ほんのひとつまみ分を割り箸に取って、錆で曇ったメッキ部分 にいきなり派手に塗りたくります。あっと言う間にアンテナは朱肉色に・・ えーと思いますが、これでいいのです。

■作業 ボロ布で、朱肉をアンテナ全体に延ばしていきます。すると初めは朱肉の色と 油脂分で曇ったようになります。しかし、ここでビビってはいけません。 全体に延びましたら、あとは布で強めにこすりながら拭き取っていきます。 このときに穴に朱肉がこびりつかないように考慮します。穴に朱肉が入って しまったら、爪楊枝の先にティッシュペーパーを巻き付けて落とします。 後は該当個所を5〜10分、ひたすら磨き続けます。

■出来上がり
作業が終了したら、中性洗剤(台所洗剤の類)を少量お湯に溶かして、布に湿らせて 朱肉を拭き取ります。こうしないと朱肉臭いアンテナになってしまいますので(笑) その後、一度布を洗い、今度は水拭きし、乾燥すれば出来上がりです。
いかがですか?全体が青錆びしたものはダメですが、ステンレス製のモービルホイップ で曇り状になった薄い錆はすっかり落ちてピカピカの輝きを取り戻しました。
エレメントへのキズもつきません。朱肉は簡易なコンパウンド代わりに使えそうです。 物によってはエレメントを傷めることもありますので、最初は少量を試して問題のないことを確認してから作業するようにしましょう。

 

写真と文:JG1RVN 加藤 徹

(c) All Rights Reserved WWW.QTC-JAPAN.COM 2000

▼関連ページ

▼バックナンバー
■ICOM/AH4の活用
■Bird43グレードアップ
ダミーロード製作
■ウエットダミー製作
■磁界型ループ
■バリコンの自作
■リグのクリーニング
■タバコの匂い除去
■ヒートシンクの汚れ
■朱肉でアンテナ磨き
■SSTVアダプタ
■タワー昇降快適化
■万能ジョイント
■鉱石ラジオ
■RF1 Reflex Radio