このピーギャー音は再生式ラジオの専売特許で、自分の家の未完成ラジオだけでなく隣近所のラジオからも鳴り響くのです。 過剰再生で受信機であるはずのラジオから電波が飛び出し正常に働いているラジオも巻き込んでピーギャーと騒ぎ立てるのです。 近所にラジオ少年がいると近所中のラジオが調子悪くなるわけですが、よくしたものでどこのうちの正常ラジオもしょっちゅうピーギャーやっているので、まさかあのラジオ少年のせいだと気がつく人はめったに無くよき時代でした。 そんなラジオ少年も次第に製作のコツをつかみ腕が上がってきました。しかし、並4(4球再生式)が主流の時代には真空管は高価でラジオ少年にはなかなか手が出ません。
部品の配置を誤ると発振しやすく思うように高周波増幅できなくなります。ピーギャー音がでないはずのラジオがピーギャー騒ぎはじめることになります。 スーパーヘテロダインの場合バリコンのシールドはあまり重要ではありません。 1N34(ゲルマニウム・ダイオード)で検波した後の100pと100kのフィルタは重要です。 100kはできれば高周波チョークにしたいところです。安定度と感度に影響します。 くどいようですが、このラジオの決め手は部品の配置と検波器のフィルタ部分にあります。このことがよく解らなかったために、若かりし頃にむだな歳月を費やしました。