By Hisashi Nakayama,JA1KJW/T88KJ
 

■50cmのEH-ANTENNAに興味を惹かれる!

筆者は2004年4月29日〜5月/2日の日程でT88KJ PALAU でDXペディション行いましたが、どパイルの中で 『50cmのEH-ANTENNAを使用しています』と言う局とQSOできたことに驚きと興味を惹かれました。
CQ hamradioの4月号/5月号/6月号にEH-ANTENNAの製作記事があり、また自作マニアの間で話題が沸騰しているようなのでどんな物か作ってみました。 作り方などは”CQ”の記事を見ながらやってみましょう。

 
1. 試作 1号 10.1MHzバンド
シリンダーの製作
手元にあった32ミリ径、長さ35cmのエンビ管を使いました。シリンダーは銅版をエンビ管に巻き付け半田付けしました。長さは11cmとし、これを2個作りました。 シリンダー間隔は35ミリとしました(シリンダーの間隔は直径と同じが最良とのこと)。
 
 
フェージング・コイル
L=6/360×λ=0.016λ=0.48(m)のエナメル線1.0φを上部シリンダーの下部に接続した後4T巻き込む。
 
 
チューニング・コイル
シリンダー下部より32ミリ下より、フェージング・コイルの続きを43T巻き込みコイル下端を、下側シリンダー上部に接続する、コイルの仮固定はホット・ボンドが良いでしょう。
 
共振周波数の確認
上からひもで吊るし周りからの影響を少なくする、ディップ・メーターで共振点を探す、10.2 MHzになるようにチューニング・コイルを調整します(40Tとなる)。
 
(左)ディップメーターを使って共振周波数を確認しているところ (右)シリコン系充てん剤のバスコーク
 
フィールド・コイル
チューニング・コイルの下から3Tの所からタップを出し接続3T位フィールド・コイルを巻く、これで50Ωに整合するようにコイルの巻き数を調整しSWRを1に近づける。 私の場合は1Tで1.1まで近づきました。
 
総合調整
ケーブルの長さ:電気長=1/2λ×0.67 10mを使用しフィールド・コイルに接続しANTを釣竿の先端に付け上げ(6m)インピーダンスをチェック、上にあげると共振点、SWRが狂うので再調整します。
 
運用実績と感じたこと 
6mの高さに上げた状態で受信してみますと、ダイポール・アンテナに比較してS3位落ちる感じです。送信は受信できた局のほとんどQSOできました。100WでQRV。100Wで連続送信後アンテナを触って見るとチューニング・コイルの上部が大分熱い、ホット・ボンドが溶けそうなのでバスコークで固定しました。 バスコークはシリコーン系充てん剤で耐熱260℃、高絶縁材ですから適当と思います。

EH-ANTENNAは超小型、基本を理解した上で、サイズも自由でHF帯アンテナを室内で製作実験できて実用性もあり面白いです。興味を持ったら簡単ですからひとつ作ってみましょう。日本でも製品として販売されています。 WebサイトでET-ANTENNAを探しますと世界中で多くの局がこのアンテナを作り楽しんでいる様子がわかります。
 
▼EH-ANTENNAの参考回路
 
 
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