JA1ZNG 1kW 落成記念

大電力対応ソリッドダミーロードの製作
Takashi Hioki,JF1GUQ
 
QTC-JAPANのクラブ局JA1ZNGが1kWの落成検査に合格しましたので、これをを記念して、ソリッドタイプの大電力ダミーロードを製作しました。製作が簡単で丈夫なダミーロードをご紹介し、製作好きの皆さんの参考に供したい思います。

主な部品はすでにデイトンハムベンションのレポートで紹介しました300W対応の無誘導抵抗をベースに、クーリングファン、コネクタ、周波数補正板を揃えてケースインしました。 同様のダミーロード用無誘導抵抗は東京・秋葉原の斎藤電機商会でも購入できますが、そちらは電力的に少し小さく、形状も芯まで抵抗体ではなくて中空のパイプ型になりますので、大電力を扱う場合は工夫が必要です。

具体的には150Wクラス50Ωの無誘導抵抗を4本購入し、2本ずつパラレルに接続して、それをシリーズにつなげば50Ω÷2×2で、もとの50Ωになると同時に、耐電力は(計算上)4倍になります。さて、ダミーロードで消費された電力はすべて熱に換わりますから、放熱が設計の主眼になります。油冷、水冷などのクーリング方式を検討しましたが、シャックに置いて油や水がこぼれることを懸念して空冷としました。
丈夫なケースの前面にコネクタ取り付け用と風抜き用の穴をあけ、後面からファンで吸い出す方式を考えました。 電気回路としては説明の必要がないほどシンプルですので、もっぱら機械工作に注力しました。
なお、加工はJA1CVF岡田圀昭さんに全面的にご協力いただきました。 無誘導抵抗の取り付けと固定を兼ねて、周波数補正板を銅で工作していただきました。 同タイプの無誘導抵抗自体の周波数特性の限界は、500MHz程度と言われていますので、周波数補正板の効果が出れば、430MHzまでは使用できそうです。

ダミーロードの組み立て完成後、実験をおこないました。クーリングファンは思ったほど風量はありませんでしたが、冷却に十分な効果ありました。3分くらいの送信では問題なく使用できそうです。とりあえずHF帯1kW、50MHz500Wの実験は成功しました。風のとおるイメージとしてはそよ風が連続しているような感じです。
■技術協力:JA1CVF 岡田圀昭さん
 
写真と文:JF1GUQ 日置 隆詞 (2000.10.02)

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