≪困った時の役立ち情報≫
 
 
by Takashi Hioki  JF1GUQ/KA8J
 
     
 

Windows 8の新機能「記憶域プール」を使ってみましたので報告します。 この機能は複数のハードディスク(HDD)を1台のドライブとして使用できる機能で、RAIDと呼ばれる同種の技術と同じ感覚で使用することができます。

RAIDは古くから専用のインターフェースボードで供給されたり、マザーボードに搭載されたりしていました。基本は2台のHDDに同時にデータを書き込む場合に同じ情報をそれぞれ複製を作るようにコピーするRAID1(ミラーリング)、同 時に2台に分割してコピーするRAID0(ストライピング)から構成され、これにデータ保護技術が追加された各種の方式があります。

RAIDのことは下記のリンク先を参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/RAID

複製を作るように設定した場合は、容量は1台のHDDと同じですが、1台が故障 した場合は生き残ったもう1台からデータを復元することができます。 2台に同時に分割コピーした場合は、1台のHDDの2倍の容量が使えるのと同時 に、処理速度も(2倍までは行かないが)向上しますが、どちらか1台が故障した場合、データはすべて喪失します。

容量もそこそこ増やし、処理速度も速くしデータも保護する場合は、3台以上のHDDを使用します(RAID5)。

 
     
 
Windows8の基本機能と市販のUSB外付けHDDでできる大容量30TBのドライブ
 
今回は、撮りためた映像データをそれぞれ適当にHDDに保存していたものが多くなり、どこに保存したのかを忘れてしまうほどになってしまいましたので、1台 のドライブとして管理できればと考え、「記憶域プール」はRAID0(ストライピング)と同じ機能の「回復しない」設定にしました。
 
HDDはWD(ウエスタンデジタル)製のWDBAAU0030HBK-JESNを使用しました(写真1)。

近くのパソコンショップ「PC DEPOT」ではよく「1人1台限り」の特売商品として1万円を切って販売されます。(PC DEPOTのチラシ)。私は毎回、買い求めて6台を用意しました。

USB2.0の3TB 外付けHDDです。プラスチックケースにはHDDが内蔵され、電源アダプタが付属してきます。6台をまとめるために(写真2)電源の分岐ケーブルとUSBハブを用意し、100円ショップで買い求めた「ミニ米びつ」に入れました。
写真3はPC横に設置した様子です。
 
写真1
 
写真2
 
写真3
 
電源スイッチで動作を管理
 
USB機器をたくさんつなぐと、PCの起動時にチェック機能が働き、なかなか起動 しない場合があります。それを回避するため、HDDの電源を写真4のようにスイッチで管理しています。PCが起動した後、必要なHDDの電源をオンします。1分以内の短時間、PCがHDDを認識するために待ちます。
 
写真4
 
記憶域プールは、コントロールパネルから設定します(写真5)。
設定方法については次のWEBサイトをご覧ください。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/storage-spaces-pools
 
写真5
 
私のPCは写真6のようになりました。記憶域(I )最大30TBまで管理できるように設定し、現在3TBのHDD6台で16.3TBを実装していますが、さらにHDDを追加して、最終的にはひとつの記憶域で11台のHDDをひとつのドライブとして使用できるようにしようと思います。
 
写真6
 
実際に5台のHDDで記憶域(I)を作成し、映像データをコピーしてみましたら、 すでに容量いっぱいまで持っていましたので、すぐに1台追加してみました。マイクロソフトの解説の通り、簡単に容量を増やすことができました。 分散して保存していた映像データを記憶域(I)にコピーしてみたところ12.1TBの データは5日間かかりました。
 
これからは最初にデータを保存したHDDは使わないように電源をオフにして、普段使いは記憶域(I)にしようと思います。こうすれば複数の保存ルートが確保されますので、万一のデータ損失はリカバリーできると思っています。特殊な事情と思いますが、お役に立てば幸いです。
 
 
 
de JF1GUQ/KA8J
 
 
 
 
 
QTC-JAPAN.COM 2013.03.25
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