Hirotada Yoshiike JA0SC 

[JASTA 2004コンテスト中間展望]
[27th JASTA 2004 コンテスト・ルール]
 
     
 

1 コンタクト数

前回、「JASTA 2004コンテスト中間展望」で今年のコンテストの半ばでの展望を試みましたが、昨日は最終日で今年の戦いは終わりましたので、早速私のデータを基に今回は主として結果に及ぼす影響を中心にまとめてみました。果して1位はどの局になるでしょうか。まずコンタクト数をみると、国内、海外の1位から3位までの成果は次の通りでした。

WL7LP

国内:1位 1,430,2位 1425、3位 1,054(3位は28日の数値)
海外:1位 2,177、2位 1,914、3位 1,840

この結果は直ちに順位を表すものではなく、得点数は、ルールにある通り

「HFの局数X(1点)+VUの局数X(2点)+Sの局数X(3点)」X「JAsエリアマルチ(10)+Entityマルチ(χ)+日数マルチ(10)」

で計算されます。

この計算式で得点に関係するものが、今回の1位から3位までの得点数にどのような関係(変数)にあるかをみると、「JAsエリアマルチ(10)+日数マルチ(10)」は、各局が同じく最高の(10)を得ているでしょうから、残りの最大変数は「Entityマルチ(χ)」となります。

2 マルチ条件

今回当局が得たEntity数は「別表(中間展望参照)」のとおり34でした。この外取り逃したものは知る限りでは「KP4,ATO(VU)、LW5(LU)、GM」の4つでした。さて、これを基に国内の 1位から 3位までの得点数がEntity数により、どう変わるかを表しました。ただしBand要因はデータが不足で考慮に入れていません。

1位
1430X38(Entityマルチ)X 20(日数、エリアマルチ)=1,086,800
Entityマルチを1つずつ減じると 1減=1,058,200、2減1,029,600、3減1,001,000
2位
1425X38(Entityマルチ)X 20(日数、エリアマルチ)=1,083,000
Entityマルチを1つずつ減じると 1減=1,054,500、2減1,026,000、3減997,500・・・10減798,000
3位
1054X38(Entityマルチ)X 20(日数、エリアマルチ)=801,040
Entityマルチを1つずつ減じると 1減=779,960、2減758,8800、3減737,800

これから推定できることは、1位と2位の変化はEntityマルチが2つで順位が変わります。また2位と3位の場合2位が10減で変わります。

さて、マルチの得点に及ぼす影響が大きいことを説明しましたが、マルチの1つが何局数に匹敵するのかをみますと、その局が1ヶ月間にコンタクトした数に同じことがわかります。すなわち1位の局は1マルチが1430、2位は1425に相当します。1局、1局積み重ねることも必要ですが、1マルチの重みを噛み締めてコンテストに臨むことが大切であることが分かります。

 
     
 
3 エリア条件
 

次に3,000キロにわたる日本列島のどの位置に貴方が属するかによりコンタクト数が大幅に変わることを当局は痛感させられています。当局のJAsエリアでのコンタクト数は428です。このうち30%が 6エリア、2%が 8エリア、12%が7エリア、その他7つのエリアで36%(平均36÷7=5%)です。10局に満たないのは 2と9エリアです。

当局が2000年に優勝した時のことを思い出してみると、この条件はあまり変わりません。当時当局は、1日の夕方で他局との差をその日の夜間にコンタクトしたEUsで帳消しにして格差を埋め合わせたのですが、今回は661対144で埋め合わせが4分の1しかできませんでした。それだけEUsが開けなかった、コンディ
ションが悪かったことになります。

 
GM8OEG KP4EMI
 
4 その他の条件
 
LW5DR
その第一は言うまでもなく出力電力すなわち100ワットと500ワット、1キロワットの違いにあります。国内でもコンディションが下がっても最後はハイパワー局が最後までコンタクト出来ています。 いわんや海外局とのコンタクトでは歴然としています。100ワット局ではまずEUsとまともにコンタクトできません。

当局は月の半ばに500ワットのリグがダウンして、いつも海外で運用している200ワットリニアアンプを使いましたが、こうなるといつもハイパワー局の後塵を拝して、それらの局のコンタクトが終わるのを指をくわえて待たなければなりません。

第二はアンテナです。言うまでもなく4エレメント・トライバンダーと5エレメントモノバンダーで高さが20mを超えると、聞こえると聞こえないの差が分かります。 1日1日の努力もこれらの良い条件を満たして、優勝の感激がはじめて味わえるのです。


最後にSM5EEPNils さんのEUからのコメントが入りましたので、ここに紹介します。

JASTA 2004 SSTV Activity contest (Aug 1-31) is over. Conds this year limited operation mainly to 20m. There were big fighters on my screen doing their best to reach the top. Among top fighters we have UA0JQ, Yuri around 2250 qsos and not to forget our YL, Galina RU4WG around 950 qsos. I myself was daily short in the air with 525 contacts.
73's Nils SM5EEP
ja0sc@ac.mbn.or.jp
 
QTC-JAPAN.COM 2004.09.02

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