|
QRPの定義
|
| By Toru Kato,JG1RVN |
| |
 |
| QRP運用に適したTS-440VはYahoo!オークションで入手できました。 |
私は、人呼んで「雑食ハム」。開局以来、四半世紀、コンテスト、DX、デジタルモード、 移動運用、海外運用、衛星通信、QRO、QRPと様々な分野にチャレンジして
きましたが、今、一番興味を持っているのがQRP(小電力)による通信です。 これからQRP通信の面白さについて、色々チャレンジしながら、ご紹介して
いこうと思います。
え?でもDXなんかリニアアンプ焚いて一発で取った方が面白いじゃん!
うーん、ごもっともな点もあるのですが、QRPの世界って、また別の面白さ があるのです。1kWで地球の裏と交信しできても当たり前。ところが100mWに出力を
落としてみると、太平洋の島々との交信が、とてもスリリングになって きます。視点を変えてみるというのは、とても大切で面白いのです。
日本って4アマのHF帯最大空中線電力が10Wになっていますね。
これは、 高性能メーカー製無線機の10Wモデルが、とても簡単に入手できるということ を意味します。海外では、ほとんどが100W(200W)モデルしか販売されておりませんので、日本仕様のファイナル素子を使った10W機は海外QRP’erに
圧倒的人気を誇っています。
|
|
| 日本でもおなじみのNorCal40Aトランシーバキット。CWモードで7MHz/2Wで運用できます。 |
人によっては成田から秋葉原に直行してHF10W機 を探すくらいです。そう、日本は完成品という観点では世界一恵まれているのです。
10W機を使ってのQRP運用も紹介していきましょう。 QRP機ならば自作も容易です。
ミズホ通信からはQP-7という3,000円の 送信機が販売されています。これに6,000円のVFOをプラスすれば9,000円で 送信機ができ上がり。あとは受信機(古いトランシーバーでも良い)を準備して
簡単なスタンバイ回路を設ければOKです。QP-7を使った運用についても 紹介していきましょう。 |
| ■QRPって何でしょう? |
 |
| ミズホのQP-7とVFO-7をダイレクトコンバージョン受信機と合わせると7MHz/2Wの立派なトランシーバになります。送信はCWのみですがSSBの受信も可能。 |
Quick Response Person? うむ、そうともいいますが、おおむね次の定義です。
「HF帯において空中線電力が5W以下。 QRPpは500mW以下。」 前者はWPXコンテストなど国際的コンテストのQRP/p部門で5W規定があります。
後者はJARLのアワードで500mW以下のQRPp部門があります。 実際に出力を絞って交信してみると、7〜28MHz帯では5Wあれば、相手局が
100WでS9+10dBで入っている局はライバルが居なければ大体交信できます。
7MHz帯のCWですと500mWあれば、S9で入っている局からは559〜579 のRSTレポートが返ってくるのです。
え?今まで何で100W出していたんだ〜? と思うほど電波って良く飛ぶものだったのです。
単純なモデルを考えてみましょう。 もし相手局が599+20dBで入っていて100W の出力だったとします。デシベル表示を電力換算になおしますと、−10dB
で1/10。 −20dBで1/100です。 あれ?じゃあ100Wに対する1Wって−20dBなの?
答えはYes!
すごく簡単に自分の電波の飛び具合を予想するには、こちらの 受信機側に20dBのアッテネーターを入れます。すると1Wで送信したときの
100W局側の聞こえ方が大体予想できるのです。−20dBのATTを入れても ちょっとコンディションが上がればS9の局はたくさん聞こえますね。
まずは、ここからQRP運用の第一歩が始まります。 |
|
写真と文:JG1RVN 加藤 徹
|
|
|
(c)
All Rights Reserved WWW.QTC-JAPAN.COM 2001
|
|
|
|