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ミズホ通信 ポケットダイポールPAN-62
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| By Toru Kato,JG1RVN |
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| 1.PAN-62の概要 |
最近FT-817、IC-T81など50MHzを含んだ移動用トランシーバーが大人気です。
50MHzは八木アンテナの使用が多いためFMモードでも水平偏波が良く 使われます。
移動先でも水平系アンテナを使用すると強力に送受信が出来、 さらに付属のホイップアンテナとは違いフルサイズのダイポールは格段に飛ぶことを実感できるでしょう。
そこで、移動運用に、お勧めなのがミズホ通信から発売されている ポケットダイポールPAN-62(\5200)です。
PAN-62の仕様は表の通りです。 |
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周波数
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50〜144MHz
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ロッドアンテナ
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10段引き伸ばし(片側全長1.5m)
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コネクタ
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M型ミリネジ
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インピーダンス
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52Ω
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重量
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240g
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指向性
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8の字特性
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V.S.W.R.
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1.5以下
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軽くて、とても持ち運びに便利です。インシュレーターの両端にホイップ アンテナをねじ込み、M型のコネクタで同軸ケーブルをつないで
ポールに紐で縛って手軽に移動運用で使用できます。 ただし自宅などで使用するときは、ホイップアンテナは雨に弱いため エレメントをワイヤーに変えるなどの工夫が必要です。
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| 2.PAN−62の活用 |
(1)シュペルトップで性能アップ
PAN-62をチェックしてみたところセンターインシュレーターには整合装置 は入っていないようでした。設置条件によっては、アンテナが平衡で、同軸が
不平衡ですので、同軸ケーブルに漏れた高周波電流が乗ってV.S.W.R.が悪化する ことがあります。この場合、概ね3以下に下がらなくなります。
簡易にこれを防ぐには給電点直前で5D-2Vを直径10cm程度に3回巻いて、 チョークバランにする手があります。今回は手軽な自作バランとして
50MHz用のシュペルトップを紹介しましょう。 これは同軸ケーブルに銅編線を上からかぶせて、同軸ケーブルに乗ろうとする 高周波電流を阻止する形のバランです。
(2)材料
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同軸ケーブル5D-2V
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120cmのものを2本
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M型コネクター
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MP-5(プラグ)を2個
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M型中継コネクター
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MJ-MJタイプを1個
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電気工事用ビニールテープ
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灰色等を1個
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次の材料を取りそろえます 。 同軸は3mほど購入して半分に切って使えば良いです。
え、コレだけでバランできちゃうの?とビックリされるかも しれませんが、できちゃうんです 所要時間は1時間ほどです。
(3)製作方法
同軸を1m20cmに切ったものを2本用意します。 このうち片方はバラン用の同軸ケーブルとして、もう片方は、シュペルトップ の材料として、同軸外皮の銅編線を取り出すのに使います。
片方の同軸ケーブルにカッターナイフで縦方向にスジを入れて切っていきます。 刃による事故を防ぐために軍手着用をお勧めします。 このとき切るのは一番外のビニール被覆だけで、中の銅編線に傷をつけないように、カッターを持った手に神経を集中させて、銅編線にわずかにカッター刃先
が当たるような感じでゆっくりと刃を引いていきます。
30cmくらいずつカット しては同軸ケーブルを送り、なるべく直線状に刃を当てていきます。 刃が通ったら片端から少しずつ被覆を剥きます。
被覆が剥けたら、銅編線を片端から、少しずつ広げるようにして、同軸ケーブル から外していきます。この銅編線はバランになる、もう片方の5D-2Vの外側に
かぶせるので、それを計算して、太めに広げて外していくのです。取り出した銅編線は、つぶさないように丁寧に扱います。蝉の抜け殻のイメージですね。バランになる同軸の片方にMP5コネクタを取り付ける準備をします。まだ
ハンダはしません。コネクタに合わせて片方の芯線を剥きます。また外皮側は 普段よりも多めに剥きます。このとき同軸のネジ部分を通すのを忘れないようにしてください。 |
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次に外から銅編線をかぶせて、バランになる同軸の外皮側に少量のハンダで 接続します。軍手をして、MP5コネクタを持って、コネクタをハンダ付け
します。すると同軸ケーブルに銅編線が上から被った形のケーブル ができます。ここでシュペルトップの長さを決めておきましょう。
50.5MHzの場合、
波長は 300÷50.5= 5.94(m) この1/4波長は 5.94÷4=1.485(m)
同軸ケーブルの波長短縮率約0.68をかけて
1.485×0.68=101cm MP5の根元から101cm分銅編線を密着するように巻き付けていき、余った銅編線はカットして下さい。
ただし、このとき中の同軸ケーブルはそのままでカットしてはいけません。また、銅編線をハンダ付けした反対側は中の外皮編線は「接続しない」点に注意してください。銅編線はMP5を先にハンダ付けした側から電気工事用ビニールテープで巻いていきます。 |
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101cmの銅編線が同軸ケーブルの外側に乗って片方にコネクタがついた同軸ケーブルができたら、もう片方のコネクタを取り付けます。
銅編線のエンドから5cm程度を残して同軸ケーブルをカットします。 そこにMP5のネジを入れてから、MP5をハンダ付けします。
こちら(アンテナ側)は、同軸ケーブルから被せた銅編線は中の同軸の外皮とは接続されていません。
同軸ケーブルのコネクタと銅編線のエンド とは2〜3cm離れていると思います。これがあまり近いと外皮と同軸の コネクタが高周波的に結合してしまいますし、長すぎると、そこから
漏洩電流が生じますので慎重に長さ決めをしてください。
これで完成です。アンテナへは、銅編線が外皮につながっていない方のコネクタを、 リグへは銅編線が外皮につながっている方をMJ中継コネクタを介して同軸ケーブルをつなぎます。マジックでANTとRIGの表示をつけておくと
移動先で迷わなくなります。このシュペルトップはPAN-62以外にも 、50MHzのヘンテナや八木アンテナなどにも活用可能です。
(4)使用感
PAN-62にシュペルトップをつなぎます。ホイップアンテナは1.5mですと 長すぎるので、5(SSB)〜10(FM)cmほど縮めて使うのがコツです。
シュペルトップの追加でV.S.W.R.特性は50〜53MHzまで1.5以下となり、とても安定しました。 |
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ミズホ通信株式会社 〒194-0022 東京都町田市森野2-8-6
秋葉原ではロケットアマチュア無線本館 Tel:03-3257-0019等で扱っています。
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レポート&写真:JG1RVN 加藤 徹 (2000.11.28)
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