■Hirotada Yoshiike JA0SC 

[VK9LIロード・ハウ島運用記 2]
[VK9LI 現地運用第1〜4報 at the Blue Lagoon Lodge]
ja0sc@ac.mbn.or.jp
 
     
  ■はじめに  

海外運用を始めて5年目、今回で9 Entity、11箇所(後述)での運用となりました。2002年11月13日〜18日までの6日間、VK9LI (Lord Howe Island)のDXぺディションは、お蔭様で楽しい運用ができました。

今回こそインターネット接続による現地との連絡(リアルタイムの運用情報の提供)に万全を期するよう準備したつもりが、またまたちょっとしたトラブルを伴う結果となりました。

でも5日(延べ6日間)で4回のリポートを送れたのですから、目標の5回には届かなかったとしてもレールは確立できたと思います。 今回の最大の難関は、シドニー空港の乗り継ぎでしたが、これも何とかクリアーして冷や汗を掻きながら、アッチへ行って聞き、また元へ戻って聞き返してやっと目的の場所に到着するありさまでした。


■ロード・ハウ島  
南緯31°33'、東経159°51'に位置するロード・ハウ島は、オーストラリアのシドニーから北東770kmほどにあり、島全体が世界遺産、World Heritageになっています。
説明によると「植物、鳥、海洋生物、特にすぐれた自然の美しさ」が指定の理由になっています。 島は火山島で周囲に珊瑚礁があり、海底火山が生み出した浅い海底に熱帯からの暖流が流れ込むために珊瑚礁の形成が可能になったようです。しかも珊瑚礁の所在地としては最南端に位置するとのことです。


島の南端には、シンボルとなるLIDGBIRD山とGOWER山920m(右側)が屹立しており、島全体がリゾート地で海、山の両面で楽しめる国立公園です。



アマチュア無線の運用は頻繁で、つい先日JR3MVF、三好さんも参加したYLグループにより、9月15〜29日にDXぺディションが行われました。CQ 12月号参照。


 VK9LIのライセンスコピー(クリックで拡大でご覧になれます)

■免許の取得  
今回の運用免許は、前回のココス島、VK9CIと同時にVK1ARA,荒さんのお蔭で6月に取得してありました。11月10日から22日の「更新不可ビジターライセンス(滞在期間中のみ有効)」です。取得方法は「オーストラリアで開局するには」を参照願います。

■運用地の選択および交渉経過  
この島の運用記には1999年4月号59JR5XPG、上村OM、2000年4月号CQJA3IG、葭谷OM、この12月号CQJR3MVF、三好さんのものが掲載されています。ここからは過去にSSTVが運用されたかどうが定かではありませんが、主要OM方のQSO情報にはありません。
RTTYではAA5AURTTY MOST NEEDED DXCC ENTITIES SURVEY RESULTSでは48位、46.7%の要求度で、約半数の方々が運用を期待しています。あれやこれやで、この島が今回の運用地になりました。  

例により島の情報は関連のホームページの閲覧により始まりました。Lord Howe Isleは、ロッジのオーナー,Des Thompson に薦められた島の代表的なホームページです。運用地となったBlue Langoon Lodgeは、3月の時点に葭谷さんに教えていただきInternet Explorerの検索サイトで見つけました。以後4月12日を皮切りに13回にわたるメール交換により問い合わせ、連絡を行っていました。
 

 シドニー、ロードハウ島間の双発プロペラ機
フライトはオーストラリア観光局に送ってもらったパンフレットでカンタス航空JALなどが運行しているのが分かりました。
まずJALに問い合わせると往復ともに日中便のみとのことで除外、つぃでカンタス航空に問い合わせると、予約後42時間以内に料金を払い込まなくてはならず、しかも予定したシドニー、ロード・ハウ間の便はあと2名の残席とのことであきらめ、9月20日にいつもの旅行会社に任せることになりました。

航空券の取得は、まだ独自性が発揮できませんが、直接の予約は3日間の払込条件が厳しく、結局不発に終わりました。
 
     
 
■ロード・ハウ島への道のり
準備が整い11月12日、20:30分成田をカンタス航空QF022便で出発しました。前日床の中でふとシドニーの乗り継ぎ便の状況把握をしてないことに気付き、翌朝さっそくカンタス航空の予約電話(0120で掛けられる)に掛けて聞くと、国際線を降りてから「Terminal2」へ行き、そこからバスが出ており、10分ほど乗り国内線に乗りかえる必用があるとのこと、難題が待ち受けていることを知らされました。

カンタス航空シドニー便は少し前に「エアポケット」に入り、怪我人が出てシドニーへ着いてから手当てをしたとのニュースが流れ気にかけていたところですが、それどころではなく如何にしてこれを切りぬけるかに問題がすり替わっていました。
帰りに気が付いたのですが、第2、第3ターミナルは歩いて移動でき、第3ターミナルと国際線ターミナルとの間にバスが運行されています。ですから往路は第3ターミナルから歩いて第2ターミナルへ移動、そこから国内線でロード・ハウ島に行ったことになります。 シドニー到着は翌日の13日で、ロードハウ行きはその日の11:35現地時間発、QF2260便に乗りこみました。
 
空港をのぞむ 空港ターミナル、飛行機から降りる筆者(JA0SC)
 
■到着、アンテナの設定
空港に到着するとロッジのBirl さんが迎えに来ていて、他に3組みの客とロッジに向かいました。空港は島の中央唯一の平地にあって、平屋のターミナル建物以外はこのエリアには施設がありません。滑走路も斜めに作られていてその狭さが想像されます。 途中いくつかの建物、釣り船の桟橋などを見てロッジに入りました。

回りは椰子の木以外の高い木に囲まれ、ひと目でロケーションの悪さがわかります。三好さんのグループに運用中の場所を聞いたときEbbitide Apartment ということで、料金などを事前に問い合わせた時、やや高いこともあって突っ込んだ調べをしませんでした。滞在中1度見たいと思いましたが機会がありませんでした。  

現地時間13:50ごろ到着、直ちにアンテナの設置にとりかかるとブームの繋ぎ目が少し湾曲したらしく中央部分が繋がりません。無理に差し込むと抜くことができなくなるので、一瞬迷い間しました。でもこのままではアンテナが立ち上がらないので、繋ぎ部分を通常20cmなのを10cm程度で組み上げると、どうやら使えるようなのでスタートすることにしました。  
14MHz帯のアンテナは自作のバーチカルを今回持参して2日目の朝セットしてSWRを計る段階になって、アンテナ・アナライザーのRF-1の電池が切れているので計れず、翌日近くの店で見つけ買ってきました。それで計るとSWRは1.5ですが、YAESU FT-100トランシーバーのSWRは1.1で使えることが分かりました。ケーブルは八木アンテナと下部で共有させて使いました。
 

The Blue Lagoon Lodgeの庭に立てたアンテナ

VK9LIのシャック
 
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QTC-JAPAN.COM 2002.11.28

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