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| 管制塔アンテナ |
我々の今回の宿、運用場所となったウェスト・アイランド・ロッジは、飛行場の真ん前にあり、北側には発電施設、南側には行政機関、学校、診療所など島の中枢機関が集まっています。西側はインド洋、東側は広場を隔てて滑走路で、その向こうはLagoon(環状の珊瑚島の中海)でその間はおよそ600mほどです。
建物はすべて平屋で4棟、28部屋があります。私たちは28号室で、各部屋にはツインベッドと机、椅子、テレビ、洗面所、シャワー、クーラーがあります。ただし、肝心の電話がなく、事前に組合事務所へ問い合わせたときはココス島のロッジはどこも設置していないといわれました。
この時期島は冬ですが、最高30度で私たち長野と同じでした。しかし、インド洋からの涼しい風が常時室内を吹き抜けてクーラーは日中少し使う程度です。島内には他にThe Cathle,Bill’s Place,Hermit Lodgeなど多数の宿泊施設(ホテルではない)があります。
代金は島内がDutyFreeとなっており税、サービス料はなく、今回一部屋、一泊90AD$で、日本円にすると6,300円ほどです。食事は別で同じ敷地内に軽食堂があり、朝食は定食(トーストとハムエッグ、ジュースなど)で一食7.5AD$600円ほどです。昼はほとんど近くのフードセンターから買って食べるらしく食堂で食べる人はいませんでした。
夕食は主食がメニュー方式でおよそ15-25AD$、1,000円から2,000円位で、肉、米飯(ピラフ)、ハンバーグなど数は数種類ほどです。惣菜はジャガイモのカレー煮などがありました。常時アイスクリームが備え付けてあって自由に食べられるので、私に取ってはうれしいかぎりでした。他の大人はあまり食べないで、子供らと私たちが食べるくらいでした。
初日夕食時に今回は南十字星が見えないかと夜空を見上げると、見えました大きな星がくっきりとこんな大きな星は北半球では見られないなとXYLとしばし見とれていました。XYLは写真に撮れないかというのですが、私はそれは無理だろうといいました。食堂までの行き帰り今回は毎回見ることができ、前回までのDXペディションデは一回も見れなかったものを多いに満足したところです。
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| 発芽した椰子の実 |
■島内一周見物
2日目にロッジのオーナー、Dawyさんから島内一周のバスが無料で出るから乗らないかと誘われ2つ返事で参加しました。乗客は私たち2人とペアの2人それにお年より客、計5人でした。島内といっても島全体は大きく北、南、西、本島に分かれており、各々途切れて繋がってはおりません。ですから一周といっても西島のみです。
目玉は椰子のジャングルで、他に北と南の端で真っ白な海岸線に案内された他、途中養殖貝の生産施設をみたのみでいわゆる施設はみませんでした。食事の際に島全体が椰子の木に覆われ、しかも沢山のココナッツがぶら下がっているので、ふんだんに椰子の実のジュースが飲めると期待したのに全然見られません。
椰子の木のジャングルでは椰子の実が所狭しと落ちていて、そのすべての実から芽が出て2mほどに成長していました。片や椰子の木は根元がサトイモのお化けのようで上へ行くほどすんなりと細くなっていますね。ところが実から伸びているのは、これとはまったく違っていて川岸に生えた葦の草ようにすっくと生えているのです。想像をも出来ない状態です。それがぎっしりと地面に置いてあるようなものです。
南、北端の海岸は水泳の場所らしいのですが海水浴は誰もやっていません。真っ白な砂浜にエメラルド・グリーンの海面は、折からの太陽が反射して白砂と水面の接触する線が何とも言えない光景に映りました。インド洋はいつも白波を連ねていてもってこいのサーフィンの場所と思われました。
近くにVisitosr cennter and Museumと名のついた小さな建物があるので覗いて見ようと訪ねて見ると昼食時だったせいかClosedでした。
■Internetの接続
2日目午前中はバンドが開けないので今回の運用の第一報をQTC-JAPAN.COMへ送ろうと思い、ロッジの事務所を訪れてDawyさんに頼むと隣のTelecenterに案内されました。50平方メートルぐらいの部屋の片側に数台のパソコンが置かれ、真中は大きな机が4台置かれて作業台になるのかなと思いました。
一台のパソコンに座りURLを書きEnterを押すと予想されたとは言えパラパラと文字にならない画面が現れました。側に立っていたセンターの方に漢字は使えないかと聞いたのですが、聞くまでも無く使えないことが直ぐ理解されました。
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| テレセンターの内部(左)とオープンを知らせる看板(右) |
Telecenterなので電話も使えるのかなと思いましたがそれらしきものはありません。インターネット一本のようでした。あきらめて何時ものように漢字をローマ字に書き直し、手っ取り早く遅れるようフロッピーに移し、係りに人に送ってくれるよう頼みました。
その日川合さんとコンタクトできたので届いたか聞くと、ウィルスが届いたかと思い消されてしまったとのこと泣きっ面に蜂の典型となりました。 それではと翌日テレホンコードを持参して直接接続を試みました。事前に今回は海外での接続サービスとなる”ローミング・サービス”用のソフトを取りこんでおきましたので、それを立ち上げました。セッティングは事前に行なって接続先もココス島のダイヤル番号をセットしておいたのですが、接続をクリックしても繋がりません。
何度やっても同じです。そのうちにこちらがあまり長くやっているので係りの人が心配して、”接続は時間単位だが”と注意をしにきました。私は”Don't
connect”と言って接続しなければ料金は払わなくともよいのではと暗に示唆すると彼は、私のパソコンをみて漢字仕様でHelpできないといいました。
今度はダイアルアップで接続できないかやってみることにしました。
ダイアルアップ・ネットワークをセットしておいたつもりですが開いて見ると消えています。「新しい接続」を開いてセンターの電話番号を聞き、入れて接続を試みるのですが、そのつど”接続音が聞えない”とエラー表示されてしまいます。何度やっても同じです。あきらめて昨日送ったものがそんままフロッピーにありますから、係りの人に再度送ってもらいました。代金は6$20セントでした。
後で考えてみると自宅では”ADSL”を使いダイヤルアップ接続は支障をきたすからセッティングしないようになっており、自動的に切れてしまうのでADSLをアンインストールしておいてダイヤルアップ接続を使わなければならないのかと考えました。
再送テキストと一緒に”SSTV PDXB”、ヨーロッパのSSTVグループへもインターネットが使えない旨のメールを送りました。ところがJA0AKM、村山OMにメールが届いているか聞くとこれまた届いていないとのことがっかりしました。あとでこれも考えてみたら、このメールアドレスはグループになっていて、いわばメンバーでないものの送信として扱われ受け付けられなかったものと思いました。やれやれでした。
■さらばココス島よ
いよいよ明日は帰る日となりXYLは早めに機械を撤収しろと言うのですが、暗くなるまではと頑張りました。いざアンテナを降ろすべくポールを縮める際のパンチ用の部品を探すのですが見当たりません。あたりはすっかり暗くなっているし最後に部品を見たのを思い出してみると、ポール付近なので側に置きっぱなしで忘れたのだと回りを探すのですが見当たりません。夕食の時間切れが迫っているので、とり合えず夕食に出かけました。夕食を済ませ帰ってきて又探すのですが見当たりません。あきらめて手動作で降ろすことにしました。結局部品は翌朝ロッジの支払いを済ませ、あらためて探しにくると、XYLがあったあったと大声をあげて持ってきました。
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| 成田への帰途に飛行機から撮影したココス島の俯瞰 写真。 |
帰りの出国審査、税関検査はもちろんありません。荷物の受け渡しはさすがに台ばかりに掛けチェックされましたが、我々は先刻 2人で40kgは超過していませんので、問題無く通過しました。定刻近くになり来たとき乗った双発ジェット機が到着して、代わりの客が我々と入れ替わりに降りてきました。
5日間のココス滞在は、今までにない充実感を味わいました。コンタクト局数にやや不満を残しはしたものの、日々の経過は順調そのものでした。心配した腰痛も気にならずじまいでした。
さらばココスよ又来ることはまず無いところですが、後ろ髪をひかれる思いで8月30日、07:20現地時間、機上の人となり別れをつげました。
帰りはストレートにパースに到着したので飛行時間は3時間半の快調なフライトでした。パースのターミナルではまたまた荷物検査で足止めされました。今回はXの荷物を空けて、お土産の木製飾りが申告の木製品に当たると。また日本から持ちこみ食べ残した菓子が申告を必要とする食品にあたるとのことです。なにやら奥の担当官と相談し、担当官がでてきて品物を見ましたがOKということになりました。”Souvenir”だと私が検査官に言うと、相手から日本語で”みやげ”と帰ってきました。
承知しながらの”いちゃもんずけ”かなと思いましたが、ことを荒立てることも無いので、”Thank you”と言って別れました。 パースからのナリタ行きは、ココスからの到着が13:05、パースの現地時間、出発が22:45現地時間となっており、ココスとパースとの時間差は一時間半、パースと成田は一時間で何がなんだやら考えるのが面倒で単純に差し引き9時間40分の待合時間があります。こんな長い時間どうしようかなと戸惑いました。そこで構内にあるパースの観光パンフレットを見ると、日本語での案内で近くの島の観光船が3時出発のがあります。
電話を掛けて日本語で応対するか聞いてみるとだめとのこと、考えてみると外はどんよりと曇り薄ら寒そうなので観光はあきらめました。ターミナルの階下は国際線のチェックイン・カウンターがあるのでここに居たいのですが、やや寒さを感じました。近くに居たボランティアのおばちゃん、現地の人(日本語を話なそうにない)が2階なら暖かいと言ってくれたので、荷物のキャリカーを引っ張ってリフトに乗り、上の階に行きました。
夕食を食べたりして、あちこちうろうろしていると、なにやらパソコンを操作しているコーナを見つけました。1人の女性がキーを叩いているのをしばらく横目で見てもう一つの台をみると”Public Internet&E-mail”とBOXに書いてありました。コインを入れれば使えそうなので1$を入れて”QTC-JAPAN.COM”を開いてみると、日本語表示がなされました。
しかし依然島から送った第1報が”SSTV DX NEWS”に見当たりません。やはりだめだったのかなと思いながら、ここからE-mailを送れないか送信を選択するとYahooなどを指定するようになっていて開いて見るといろいろなことを入力しなければならないのと、まごまごしているうちに時間切れとなって続ける気にならず止めてしまいました。
(編集部注:8月28日付けで【第一報】を掲載しましたが、筆者が見落とされたようです)
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VK9CIのQSLカード
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■最後にあたって
この稿も最後となりました。今回のココス島での運用に当たっては、特にVK1ARA,荒OMには免許取得で大変お世話になったことを改めて感謝申し上げます。
また事前の運用情報を取り上げていただいた”QTC-JAPAN.COM”、”JASTA”など関係の皆様に感謝申し上げます。 さらにSSTV,RTTYの運用に対し多数の皆様から応答していただいて初期の目的が達成できましたことを厚く御礼申し上げます。
*このDXぺディションのQSLカードはすでに請求されたものは、即座に発行済みですので早目にお送りくださいますようお願いします。
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