速報・国際アマチュア無線連合 第3地域総会

オーストラリアのダーウィン市で開催
 
去る8月28日から9月1日にかけて、オーストラリア・ダーウィン市において第11回目の国際アマチュア無線連合第三地域(IARU Reg.V)の総会が開催されました。日本からは原昌三JARL会長を団長とする5名の代表団が参加しました。    

今年は依然きびしいアジアの経済情勢を反映してか、インドネシアやバングラディッシュ等からの参加がありませんでしたが、計13カ国の代表団と委任の形で4カ国の総数17ヵ国の参加で行われました。  
会議の主な議題は、今年イスタンブールで開かれたWRC2000(世界通信会議)で決定を見た、2003年のWRCでアマチュア無線関連事項を会議で取り上げると言うことを受けて、それに対応すべく、世界各国の懸案を意思統一し、さらに強力な体勢を作ってのぞもうと言う主旨に集約されていたと言えます。

この中には念願の7MHz帯の300kHz幅の確保、アマチュア無線技士の試験おけるモールス符号による通信技術を5WPMにする方向で合意されました。ほかに世界統一の免許制度の確立、衛星バンドのモニタ、国際ビーコンの運用、侵入電波への対応、新興国への援助、そして大事な各国におけるアマチュア無線の振興策などが含まれています。

もちろんこれらの議題の検討の結果は更にIARUの理事会に持ち込まれ、より詳細なつめを行って、各国主官庁にアピールするほか、ITUに提案されるわけで、時間がかかるのはいたしかたのないところですが、なによりも参加 各国が声を一つにより大きな力を結束して対処するところに意義があります。
会場となったダーウィン・カールト
ンホテルの全景
 
■理事か議長にZL2AMJ
今度の総会では前理事で現在IARUの副会長であるディビッド・ワードロー氏(VK3ADW)の欠員を含めた全5理事の改選が行われ、日本の関戸芳ニ氏 (JJ1OEY)が再選されました。(写真は総会会議場の風景

これまで長らく理事をつとめたマレーシアのサンガット・シン氏(9M2SS)氏が落選し、代わってシンガポールのセルバデュライ氏(9V1UV)が当選し、オーストラリアからはピーターネイシュ氏(VK2BPN)が新理事に加わりました。理事互選の結果、理事会議長にはニュージーランドのフレッド・ジョンソン氏(ZL2AMJ)が再任されました。新理事団の顔ぶれは以下の通りです。  

理事会議長・ZL2AMJ(再)  理事・JJ1OEY(再)  理事・HL1FM(再)  理事・9V1UV(新)  理事・VK2BPN(新)  なおこのVK2BPNピーター・ネイシュ氏は今総会の議長もつとめました。事務局長には日本の小室圭五氏(JA1KAB)が無投票で再任されました。 常設委員会の委員長、コーディネーターはARDF/JA1HQG STARSタスクフォース/JA1DM Monitoring System/ VU2UR International Beacons/ ZL2NN Common License /VK3KT EMCコーディネーター/HL1AQQ Correspondence Vietnam/ 3W6AR がそれぞれ決まりました。
 
■2003年は台湾に決定
総会の最後の議題として次期2003年の総会開催国の選出がありましたが、総会招致を表明していたインド、台湾(チャイニーズタイペイ)の間で決戦投票が行われた結果、2003年の総会は台湾で開催されることが決定し5日間の幕が閉じられました。

総会出席者は総数およそ100名で開催にあたっては地元ダーウィンの無線クラブの面々がボランティアで活躍しました。  期間中には会議を記念した特設局AX8IARUが開設され、JAを筆頭に多くのコンタクトが行われましたが、コンディションは必ずしも良くなく、かつ使用したアンテナがすべてホテルの屋上に張られたダイポールであったために、すべての需要に応えることができなかったのは残念です。
総会出席者による記念撮影
写真と文:JA1AYC 松本 正雄

(c) All Rights Reserved WWW.QTC-JAPAN.COM 2001
▼関連ページ
■Overseas (1)
■overseas (2)
■Rohm Website

▼バックナンバー
■IC BH1416F

■Overseas (3)

■パレスチナ訪問
■USAリニアアンプ
■IWCE2001
■中国天津市訪問
■IARU Reg.3総会
■V63UBポンペイ
■Central Coast