■21世紀アマチュア制度を巡る国際情勢は大きく変遷しています・・・
QTC-JAPAN読者体験:「はじめてのiLINK by JM6FMW」
【ご参考:TS-2000Sによる超遠距離オンライン運用実験】
【ご参考:相互運用協定/相互資格認証はもう古い?!】
 
▼いやぁ、、、思わずニヤニヤしちゃいました!

eQSOのサーバーソフトとゲートウエークライアントのバージョンアップがなされたのを機に本格的ゲートウエーを運用してみることにしました。インターフェイスは定評と実績のあるWB2REM方式を少し改良してゲートウエー用無線機AF入出力とPCサウンドカード入出力間にIC1個の気休め的リミッティングアンプとインピーダンス整合用のAFトランスを挿入、AFレベルの均一化を目論見ました。VK行政側からの要望(指示・規則ではありません)によって、自動ID送出はもちろんのこと、とりあえず単純なDTMFコントロールによって必要な折には無線経由の遠隔操作でもゲートウエー送信を停止/再開させることができるようにしてあります。

既存のレピータリンクによる混乱回避の大義名分を掲げて、インターネットリンク専用70cm帯100W/FM広域レピーターの新規開局も申請していますが、キャンベラ郊外・標高2000m近い山脈の稜線上にあるこの広域レピーターサイトへのアクセス林道はすでに3m近く積もっている雪に埋もれて10月までは近寄ることが出来ません。過渡的措置として、世界中の誰もが気軽に参加できるように専用サーバーにはアクセスパスワード設定をしない代わりに、当分の間は有人管理ができる環境下に限った2m/FMによるシンプレックス運用となっています。

特に自前のサーバーを皆さんに開放してゲートウエー運用している場合には、意図的にパスワード/トーンアクセス設定などをしてありませんので、VK1ARA-Lがリストに見えましたら一応コールサインを名乗って普通のQSOと同じ要領で気軽に『お声がけ』下さいませんでしょうか?、シャック周辺のハンディー機かキャンベラ近郊モービルでワッチしていれば応答いたします(公開運用モードにしてありますので、ゲートウエー仲間/協力者であるローカルのVK1/VK2局達が無線経由で応答する場合もあります)。

そんな訳で、VK1ARA-Lゲートウエー(右写真)さえ立ち上げておけば、キャンベラ市内全域のモービルやシャック近くのハンディー機からも自由にeQSO他に出没できるようになりました。今朝は市内の仕事先を出る時点でオンラインリモコンを通じてシャックのゲートウエー局をON、アメリカ東岸在住のN2ATF/小林さん、旭川市のJA8XJF/有田さんなどと『メリット5、ノーノイズ』の快適モービルQSOを楽しみながら途中でスーパーマーケットに立ち寄って来週分の食料品を仕入れたりして、つい今しがた帰宅したところです。

地球をまたにかけている交信なのに、モービル搭載のFT-4700RHを通じてまるでご町内のFMラグチュ-を楽しんでいるかのような雰囲気に思わずニヤニヤしているのをスーパーの駐車場で隣の車のドライバーに目撃されて、『日本語で、いったいどんな面白い話をしているんだい?!』と話し掛けられてしまいました。ここぞとばかりに、『話している相手は、アメリカのニュージャージー州在住の日本人と日本の北海道のヒトだぜ!』 と得意になったところで『おいおい、冗談言うなよ!』と、取り合ってもらえませんでした。この一般市民の反応に、 『インターネットや携帯電話単体にアマチュア無線が勝った!』と溜飲を下げたのは言うまでもありません。(30/June/2002)

PS:夕食後に買い物に出た折にVK1ARA-Lゲートウエー経由で東京の旧友とモービルでラグチュー、帰宅してドライブウエーに車を駐車したところに出現したのが、なななんとチュニジア滞在中の3V/JH8PHT・高崎さん。HF帯ではあんなに遠かったチュニジアが『メリット5!』でキャンベラの2m/FMモービルに・・・もう気が狂いそう(笑)。

 
     
  さらなる新ツール登場・・・機能テンコ盛り豪華仕様?!
よほどの自信作か?!。無料お試し期間30日、それを過ぎればPCクライアントバージョンがUS$30/ゲートウエーバージョンがUS$40の有料ソフトウエアなんだそう。どなたかお金を払ってまで使ってみたい方おられますか?。ウエブサイトのノーガキを読んだ限りでは、なかなか魅力的なのですが・・・(TKS:JA3DV/1)
 
     
  【Hamlinkのホームページ】  
     
 
▼最新情報:eQSOが更にバージョンアップ!

ここ数ヶ月間、eQSOの発展には目を見張るものがあります。6月10日過ぎあたりから登場した最新Ver1.13は、多少のバグを残すもののかなりの進化が結実している様子です。例えば、サーバーパッケージでは、個別ユーザーグループ(サーバー)単位でのオンライン側アクセス局認証や怪しげな参加者排除の自由度が増すように、随時変更可のアクセスパスワードと、必要に応じた特定参加局排除設定機能が充実し、各クライアントパッケージにも一般公開歩行者天国サーバー以外に鍵のかかった裏路地サーバーを個別訪問するのに必要なパスワードアクセス機能がつきました。世界各国の運用規則などの足並みが揃わない混沌とした環境下でのゲートウエー局実験運用などが、つい数日前までと比較して『より安心』の上で実現できるようになった・・・とも言えます。

これとシンクロするようにPC/無線機接続用の既存インターフェイスもiLINK/EchoLink/eQSOでの互換性を保ち、さらに他のモードでの運用にも流用できるものなど、それぞれが個性や多機能(ノイズ抑制用ハイパスAFフィルター、DTMF信号による外部機器のON/OFFコントロール、RFリンク用無線機の送信時間タイマーなど・・・)を競い合いながらVerアップを繰り返して進化を遂げています。個々/クラブの固定局・モービル/ハンドヘルドなどの移動局・相互リンクを含む各種レピータ局・PC端末・インターネット・普通の電話網(旧時代フォーンパッチ?)・ゲートウエー無線機や周辺機器のリモートコントロール・音声以外のモード・・・などの必要・興味・目的に応じた立体的組み合わせも、将来の無限発展形として夢から現実へと一歩近づいた様子です。

お馴染みの電離層反射や各種異常伝播を含む対流圏伝播に加えて、『Internet Propagation』=(インターネット伝播)などという新語(?)が21世紀アマチュア無線先進諸国ではすでに一般的になってきているご時世です。黎明期にある『アマチュア無線とインターネットの本格的融合』が、果たして各国の行政やアマチュア無線界にきちんと認知されるのか?、これから先どのような発展と進歩を続けるのか?、・・・興味は尽きません。
(15/June/2002)

【ご参考:©VA3TOインターフェイス(Ver2.0)による接続例/PDF】
【eQSO 接続ソフトのダウンロードと詳細解説】
▼EchoLink が旬!
6月6日のシステム変更をきっかけとして、多くの既存iLINKユーザー達が独立兄弟システムとして枝分かれしたかのようにも思われる、システム側ウエブサイトによる解説がより充実していて複数ラウンドQSOなどにも対応、使い勝手がよさそうなEchoLinkに移動した模様です。専用接続ソフトウエアをダウンロードしてのセットアップ時にそのように選択すれば既存のiLINKの登録情報をそのまま継続使用できますので便利です。
6月6日以降のログオン局が20〜30局に激減したiLINKディレクトリーを不思議にお感じの方は、常時200局以上のエントリーがあるEchoLink も覗いてみてください。きっと、今までiLINK常連だったお馴染み各局とも再会できることと思います。(07/June/2002)
【EchoLink 接続ソフトのダウンロードと詳細解説】
▼無線リンク用の簡単インターフェイス
無線機接続可能バージョンをダウンロードされて、無線とインターネットをリンクなさる場合は『使用国』の法律(電波法・運用規則など)に十分ご留意の上、個人責任で実行されてください。例えば、『ゲスト運用』『第三者託送通信』『国際フォ-ンパッチ』『レピーター』『RBBS』『インターネットゲートウエー』などに関するハム局運用面での状況別遵法性がいまだに釈然としない日本国内での場合、アマチュア無線用の無線機にこだわらず、使用者本人による信号以外はインターネット側に漏れないように注意を払われた上で、使用目的を問わずに無許可/無資格で使用できるカテゴリーの無線機類を使用されれば、より手軽に『とりあえず実験』が可能かと思われます。
実験用インターフェイスについては、以下のサイトなどを参考にされてください。(07/June/2002)
【WB2REM & G4CDY'S iLINK Board】  【VA3TO Enhanced iLINK Controller】
【G3VFP Interface Products】  【RIGblaster from West Mountain Radio】

▼以下は4月初旬の初掲載記事
 
     
 

■ここ数年、巷のIT関連環境が目を見張る進歩と発展を遂げているのは皆さんご存知の通りです。その発展ぶりを横目で眺めながら『アマチュア無線は前時代の遺物・・・』などという自嘲的なご意見が日本のアマチュア無線界内部から聞こえてくることにARA個人は納得がいきません。特にこれからのU/SHF帯スペクトラム資源、争奪戦を繰り広げる商業ユーザーだけでなく、活用方法の如何次第では、これからの新世紀アマチュア無線界全体にとって偉大な先祖伝来資産 となりうる無限の可能性を秘めているとも申せましょう。

長期間にわたってアナログとRFの両技術と知識を個人的に培い蓄積してきた真のアマチュア無線家ならば、半田ごてはおろか、テスターもロクに使いこなせないただのインターネット/PCオタクさん達と比較した場合、これからのデジタル通信技術を個人レベルで立体的に活用するにあたって大きなアドバンテージを世間に誇れる素晴らしいヒノキ舞台が目の前に展開しているという事実に疑いの余地はありません。

いつの時代でも素晴らしい響き・・・JARLによるアマチュアコード抜粋
1、アマチュアは 進歩的であること(いつでも最先端通信技術を開拓・実験しなさいってことかな?!)
1、アマチュアは 国際的であること(流行のインターネット通信も国境感覚があまり存在しません・・・)

もちろん趣味の世界なのですから、真空管式リグの自作であろうが、商業通信界では人気の薄れてきた【CW】やAMモードでも、俗称・メンコ集めの「59QSL交信」、老人クラブ的ラグチューやノンビリ画像交換、いわゆる電話ゴッコとか、無線を通じて知り合った仲間達による異業種交友的飲み会なども、なさっているご本人が意義を感じて楽しければそれでいいのではないかと思います。

『上級資格者以外は真のアマチュアとは言えない』とか『ハイテク・デジタル化だけがこれからのアマチュア無線の進むべき道』などという極端なご意見(偏った価値観?)にもARAは疑問を感じてしまいます。『合法的(?)無資格ユーザー』が続々と乱入しそうなキナ臭い雰囲気の中で存亡の危機に瀕しているかのような二次業務U/SHF帯アマチュアバンドの21世紀的開拓をするのに、それ相応の知識と技術力さえ備わっていれば過去〜現在までの『1アマ資格』そのものはあんまり役に立たないような気もしますが・・・。

果たして、世界に誇るハイテク大国・日本のアマチュア無線だというのに、本当に多くの皆さんがおっしゃられるように『化石化』して(させられて?!)しまうのでしょうか?。新時代デジタル技術や常時接続ブロードバンドインターネットが一般化してきた最近ですから、瞬速安価な広報/一般情報伝達・交換手段としての基本的(特に、21世紀を見据えた企業や組織のリーダーや中間管理職達にとっては常識を超えるくらいに当たり前の)活用はもちろん、それらを無線通信用インフラの一部として一般社会とは視点を少し異にしたアマチュア的活用法を開拓することによってより一層アマチュア無線の頂が高くそびえ、裾野が大きく広がり、奥が深く躍動的な基盤が誕生・・・現在までの歴史がはっきりと物語っている『いつの時代でも利益追求型商業通信を超える国際的通信オタク集団・アマチュア無線』の社会的存在価値とチャレンジの楽しみはこれからも変わらないどころかますます増大することと思います。

■オーストラリアの監督官庁・ACAが、環境の変化に素早く対応して2001年初旬に示した既存の運用規則を重んじた以下の遠山の金さん的解釈(インターネットリンクされたアマチュア無線局運用の建前:海外レピータリンク編からの抜粋)には感慨深いものがあります(アマチュア側に対して好意的)。

The ACA considers that interlinking of Amateur stations via the 'Internet' does not constitute a connection to the PTN, providing that non-Amateurs are technically precluded from gaining access. In these circumstances the 'Internet' connection is analogous to a private line.

(↑)『アマチュア無線局間相互のインターネットリンク接続について、アマチュア有資格者以外のアクセスが技術的に排除されている条件下では、ACAは当該インターネット接続を公衆網(PTN)接続とみなさずにプライベートライン接続と類推する』(主旨だけ抜粋、全文は下の方に掲載)。

この『とりあえず、やってみたらどう?』的な、オーストラリア行政側・ACAの大岡裁きコメントに対して、自分自身では実際に試してもいない段階で当のアマチュア無線家側からケチをつけたり水を差すような机上の議論を吹っかけるのはヤボというもの?。別にインターネットを介さなくても、某ハム大国には完全無免許でハムバンド内を跋扈する不法無線局、コールサインを堂々と送信しているなりすまし局や局免許期限切れ有資格局(しかも某アマチュア無線連盟終身/一般正会員)なんか星の数ほど存在するらしいしね・・・(笑)


『日本のアマチュア無線の化石化=そんな訳はない』と信じていたい・・・ですなぁ!

 
     
 

■ 【iLINK/AACNET】
たとえば、英国のM0CSH/Greameさんが主宰する上記ウエブサイトをご覧下さい。ここには、インターネットと世界中の個人局やレピータ-をリンクする面白そうなシステムが存在します。世界中のどこからでも、それなりの装備さえあればインターネット経由でアメリカ他多数の外国ハム局にオンライン接続して、現地のレピータを経由したりして外国を走行中のモービル局やハンディー機1台のハム局とも音声交信できるのです。日本在住局とおぼしきコールサインの登場比率が非常に少ないのがちょっと寂しいのですが、世界各国で【現在運用中(接続可能局)の登録局リスト】もリアルタイムで参照できます。もちろん、必要なソフトウエアもシステムの使用も無料です。

世界各地の局と交信して、登録時に大きな遅延やトラブルがなかったかどうか確認してみましたところ、CEPTライセンスを認証し、オンラインでのコールサインデータベースが世界に向けて公開されているオーストラリアやアメリカのハム局はARA自身やVK3BZX/福島さんを含めて、基本システムの設置国に存在する英国局と同様、何の問題も無く1時間未満〜半日以内で簡単にオンライン認証⇒登録できた様子です。(なりすまし不法局に限っては、お空と同様、不法局を運用する個人の責任であってシステムの責任とは解釈されていません)

オマケ機能として(?)、オンライン接続された無線設備経由の交信だけでなく、直接呼出によるインターネット上だけのハム局同士の音声交信も可能です。このインフォメーションを書いている間だけで、メルボルン郊外に住むVK3AVA/Ronさん、交信終了後しばらくしてアメリカ・OR州のW6GGM/Walterさん、AR州のWB5OHS/Henlyさんから続いてコールされて『メリット5、No QRM/QRN/QSB』で快適ラグチューのハシゴをしてしまいました。

行政側から一応の『OK!』お墨付きを頂戴しているオーストラリア各局と違って、現状では法的な問題やアマチュア無線評論家の皆さん方の議論が爆発しそうな特殊事情(?!)を抱える日本のアマチュア無線界に向けて、日本国内に設置された無線設備にリンクしたiLINK機能を中心にご紹介するのは『ネコの目の前にカツオ節をぶら下げる』ようなもので、一歩間違えば進歩的ハムの皆さんにとって『海外発・日本国内違法運用へのいざない』にもなりかねません(笑)。今回は、そんなウラ悲しいJA事情を踏まえた上で・・・あえて、送信可能な無線設備に接続するテクニック&ノーハウ詳細には触れずに『誰でも、とりあえず、楽しく手軽にビックリ合法体験』が可能な上記オマケ機能体験談を中心として以下にご案内することにいたしました。

アマチュア無線は40m/CWばかりというRonさんは1946年の開局で74歳、ここ12年ばかりは特にサテライトとデジタルモードでのハム通信に興味があるとおっしゃるWalterさんは1936年に開局したという87歳、そして最後に交信したHenlyさんは終戦直後の奈良に米軍ジープ運転手(当時19歳の青年!)として1年間滞在したこともある親日家・74歳(現在は農場経営者)・・・皆さん揃って、戦後の自作全盛時代から最新のオンライン音声通信に至るまで、ハムのことなら話題を選ばずに何でもござれのハイテク三昧OTハムだったのには驚きました。

そのままログオフするのを忘れて仕事をしていたら今度はマルタ島の9H1GY/JOEさんからコールされました。9Hは、HF帯でも小さなパイルアップになるくらいのエンティティーですから、交信そのものはできても通常は待っている他局に気が引けてラグチューなどなかなか難しいのです。・・・で、このチャンスにマルタ島について普段は遠慮して質問できないことをいろいろ聞き出してやろう・・・と、手を休めていそいそと応答。

去年の9月には観光旅行でVK各地を訪問、若い頃に6年間もメルボルンに住んでいたというJoeさんと会話が弾みました。聞けば、東京以上の人口過密島だそう・・・『なかなかHF帯のビームアンテナは立てられないし、ちょっとハイパワーをすれば隣近所から電波混入の苦情が殺到!』というコメントに、『マルタ島=地中海に浮かぶ風光明媚で街角には地中海的音楽が溢れるリゾート観光島』だと勘違いしていたARAは目からウロコ・・・。

『強豪揃いのEUハム過密地域の弱小局だから、いくら9H1でもローパワー+バーチカルアンテナじゃなかなか世界中と交信できないんだよねぇ・・・』 と残念そうなJoeさんは、シャックや移動先のノートPCから世界各地のハム局やレピータ-にアクセスしてお手軽DXラグチューが楽しめるこの【iLink】がお気に入りの様子でした。

オンライン交信中に『去年はこんなVK旅行を楽しみましたよ!』と、奥様とご一緒の自己紹介カラー写真(以下に縮小紹介)などが一瞬にして送られてきたのは、このシステムに限っては特記に値しません。

   
▲昨年のVK8旅行で、ウワサのイモ虫食いにチャレンジ中! ▲奥様とシドニーハーバークルーズ
 
オンライン局リスト上のコールサイン末尾にL(シンプレクス周波数にリンクしていることを現す)とか、R(ローカルレピータにリンクしていることを表す)とかのコードが付いていない局は、PCが無線設備に接続されていないということらしいですから、これらの局はオンラインで呼び出してそのまま音声QSO(?)が可能です。多くのレピータ同様、 送信1回あたりのタイムリミットが3分間くらいに設定されています、つい夢中になって1回の送話が長時間(ARAが得意とする独演会?!)にならないように気をつけましょう。[BUSY]表示の局は現在交信中です。
※似たようなシステムでこういうのもあります、興味のある方はどうぞ⇒【eQSO】
※簡単なPTTアダプター→【eQSO用簡易PTT回路図:by N2LEN】
※さらなる面白ワザにもチャレンジしたい皆さん向き⇒【APRS】
※ちょっとばかり玄人志向の皆さん向き⇒【IRLP】
 
VKアマチュアと行政側の反応は・・・?
アマチュア無線家達にとって興味深そうな新しい技術や新通信方式認知への切り込み役は、なんと言っても個人それぞれが監督官庁に対して行うよりも、一般常識的には・・・ハムの代表的組織として知れ渡っている無線連盟の方が何かと有利にコトが運びそうなことは簡単に想像がつきます。

この1件に関しても、オーストラリアの無線連盟・WIAは『法律の壁が・・・』などという回りくどい発言や手前勝手な法(運用規則)解釈に基づいたガイドラインなどを振りかざさずに『開けっ広げ&ストレート』に立ち回りました。さっそくその道に詳しい代理人(もちろんVKアマチュアの一員=ボランティア協力者)を仕立てて監督官庁のACA側と交渉、以下の公式見解(参照目的のみで原文掲載)をあっと言う間に引き出したのです。

固定局はもちろん、VK/海外を走行中のV/UHFモービルやハンディー局が、『インターネット⇔VKレピータ/海外レピータ』というシステムを使用して、過密住宅地では近所迷惑になってしまうかもしれない大パワーやアンテナタワーに載せられたビームアンテナはもとより、HF帯そのものを使用せずとも似たような条件下の海外在住ハム達とも自由に交信が楽しめる21世紀的アマチュア無線が生んだ新しい選択肢の一つに対して、違法(無免許)運用に厳しいVK監督官庁ですら、いちばん簡単な現行法の解釈だけでお墨付きを下したという訳です。
 
■要点は:
通信内容は、VK運用規則に定められたアマチュア業務の範囲内であること
アマチュア有資格のみのアクセスに限り、無資格者のシステム使用は禁止。
VK国内では第三者託送通信が認められているが、接続先海外の規則を重んじること。
通信内容、システム動作に関するすべての責任は運用者個人(VK側無線送信局免許人)に帰属する。
有資格者以外のアクセスを厳禁することによってインターネット接続をプライベート回線接続と類推する


(↑)判りやすく単純明快な監督官庁側のコメントです。
 
※SJHCやハワイなどに存在するという日本語レピータ管理者の皆さん、このようなシステムの試験的導入を考えられて下さいませんでしょうか?!。現在はサイクル23のおかげで手軽にDX交信が楽しめるHF帯ハイバンドのCONDXが悪くなりそうなこれからの数年間に備えて、オーストラリアや日本から、ハワイや南カリフォルニア在住の日本人ハム仲間の皆さんとオンライン⇔現地レピータ経由のハイブリッド交信を試してみたいのです。日本国内でも、TIARAなどのレピータでこのようなシステムが合法的に使えるようになると面白そうですね・・・。
 

 
File Reference: X 2001/223

Linking of Australian and Overseas Amateur Repeater Stations via the Internet

I refer to a inquiry on behalf of the WIA concerning the linking of Australian Amateur repeater stations to foreign Amateur repeater stations via the 'Internet'. While the specific inquiry was concerned with the linking of voice repeaters the following advice also applies to data repeaters.

The linking of Australian Amateur repeater stations to foreign Amateur repeater stations via the 'Internet' is permitted providing that linking arrangements and the general operation of foreign repeaters in the network comply with the relevant Australian legislation.

In particular, this means the conditions contained in the Radiocommunications Licence Conditions (Amateur Licence) Determination No.1 of 1997 and those contained in the Radiocommunications Licence Conditions (Apparatus Licence) Determination No.1 of 1997.

The Australian Communications Authority is aware of several Amateur packet gateway stations that form part of an Amateur network. We understand that this network transports communications between Amateur stations within Australia and amateur stations in other countries. It is further understood that, through the use of software controls, such communications are fully isolated from the general public.

The interlinking of Amateur stations in Australia with other Amateur stations, including Amateur stations overseas, via the 'Internet' is approved on the following basis:

Access by non-Amateurs is prohibited.

The ACA considers that interlinking of Amateur stations via the 'Internet' does not constitute a connection to the PTN, providing that non-Amateurs are technically precluded from gaining access. In these circumstances the 'Internet' connection is analogous to a private line.

The interlinking must accord with all applicable licensing conditions.

This includes the requirement that the interlinking must not be used to extend, in Australia or overseas, the access privileges of any Amateur. In addition, licensees of Australian Amateur stations linked with other Amateur stations are reminded that they remain fully responsible for all transmissions via their station. It is also particularly important to be aware of 'third party traffic' arrangements when linking with stations in overseas countries.

Yours sincerely

Radiocommunications Licensing Policy Team Radiofrequency Planning Group
 
※当事者の都合によりWIA側の代理担当者名とACA側の回答担当者名は伏せてあります
※この文書での[Repeater]とは、Simplex/Duplexを含む[中継装置/局]を意味しています
 
各システム共に日本人局とおぼしきエントリーを滅多に見かけませんので(たまに日本局を見かけて、大喜びでコールしてもなぜか応答してもらえたためしがありません)、果たして通常の方法で日本のコールサインによるオンライン登録・認証使用が現在でも可能なのかどうか、これを書いている時点では定かではありません。

このシステムが何らかのカタチで送信可能な無線設備とリンクされている場合に限って、ACAも各国と足並みを揃えて要求しているように法的には正規ハム局だけが使用できます。日本国内のハム局は、英語版運用規則詳細も公開されていませんし、果たして正規の有効ライセンスを所持しているのかどうかすら外国からは判別しにくいので『認証』に手間取るのかもしれません。ぜひとも登録条件の諸般を知りたいところですが、とりあえず『非商業的システム/無料ソフトウエア使用者のマナー』として、主宰者/ソフトウエア配布者への直接質問や机上議論の吹っかけなどは遠慮して、まずは自力とユーザー同士による各種情報収集に励んでいるところです。

※最新追記:4月13日、ISDN常時接続の千葉県在住・HFお馴染み局が『無線機接続ナシバージョン』をダウンロードしてインストール。日本のコールサインだけを使用して簡単にオンライン登録・認証に成功、ISDN接続でも非常に安定・快適にHiFi(一般的なHF/SSB音質と比較して)オンライン交信できました。現在のところは日本局でも通常の方法での登録・使用が可能な様子です。自分の信号が遠く離れたDX局にどのように聞こえているのかをリアルタイムで確認しあったり、話の途中でCONDXが悪くなったりした時の予備手段としても便利かも・・・。
 
※『るっせぇなぁ・・・日本には日本独自のやり方があるんだよ!』
ハイハイ、多数の日本の保守派アマチュア無線家(?)の皆さんのそのようなご意見をしっかりわきまえた上での単なる海外発参考情報に過ぎませんからどうかお気になさりませぬように・・・(笑)
 
de VK1ARA

※このページは2002年4月初旬のiLINK他の紹介記事に随時関連アップデート情報を追加しています