海外の話題》  でいとん・れぽると 2009

 by Hiromichi Fukuda  JA1IFB/KA1Z

 
     
 

5月15日、デイトン・ハムベンションでARRL(Amateur Radio Relay League)が展開しているARRL- EXPO会場のVEC* ブースに総責任者Maria Sommaさん(AB1FM)を訪ね、お話を伺いましたました。

一年間の活動状況を話している折、満足そうに示された一枚の資料が、FCCが過去5年間に発給したアマチュア無線局免許数の推移表です。
 *VEC:Volunteer Examiner Coordinator)

2005年から2009年のアマチュア無縁局免許の発給数推移

 
     
 
ARRLがかねてから推進している、アマチュア無線と社会との共存、社会奉仕および 人材の育成、クラブの活性化などへ重点志向した経営に加えて2007年2月23日発効のCW試験廃止の法改正がアマチュア無線人口増加に効を奏しました。特にCW試験廃止後の2007年度は、アップグレード(棒グラフの緑の二階建て部分)の伸びが顕著であったことが上記の棒グルフから分析できます。
■ FCCライセンス試験合格証への工夫
現在、アメリカのアマチュア無線人口は73万人、その内ARRLの登録会員は16万人です。ARRLは会員勧誘のために「ちょっとした、大きな事務手続」を工夫しました。
 
 ARRL VECが発行するFCC試験の合格証(CSCE)
というのは、アメリカの国内外でARRL VECが実施するFCCライセンス試験の合格者には所定の試験合格証CSCE)が試験終了後速やかに合格者へ発行されます。3名の担当ボランティア試験官が内容を確認しながらCSCEを作成して、合格者へ手渡します。
AB1FM Sommaさんと談笑するJA1IFB/KA1Z(左)
この大切なCSCEは大きさ140 X 205 mmのノンカーボン紙4枚構成で、なんと上から2枚目にARRL入会届がつづられています。

必要事項はすでにボランティア試験官が記載済みですから、入会に必要な会費の支払方法を付記し、ARRLへ郵送すれば入会手続完了です。

FCCライセンス試験合格者はCSCEを手に、気持が高ぶっているため、この際ARRLへ入会して活躍しようと考えるのが自然の成り行きと思います。

そうして、この合格者の心を捕らえる手続を立案したARRLの担当者には盛大な拍手を送らねばなりません。                            (おわり)
         
 

QTC-JAPAN.COM 2009.06.12
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