April 12〜14, 2002                            空港の近くの広場に、対馬の独特な建築物が展示されていました。     

Text & PhotoJH1VVW/6 & JF1GUQ/6 ・・・Member of JA1ZNG(QTC-Japanハムクラブ)

     
  4月12日から2泊3日の日程で長崎県・対馬で移動運用を楽しんできました。ことの起こりはJA1AYC松本さんの「よみうり一万局賞」の申請手続きの過程で、受取QSLカードのデータベースをJH1VVW石井さんが構築したことで、それまでおぼろげだったいろいろなデータが整理されたことに始まります。

飛行機から眺めた対馬の様子
WACAアワードの規定を満たす全市のQSLが揃っていること、そしてWAGAアワードの規定の全郡からのQSLカードが、残り1枚、長崎県上県 郡(かみあがたぐん)を残すのみとなっていることで、話が盛り上 がりました。 SSTVでアクティブなJA6VAG小田さんは下県郡美津島町から運用されています。

無理をお願いして移動運用していただくことも考えたのですが、「あの松本さんが持っていないくらいだから、きっと運用すればもてる」というよこしまな?気持ちも働き、JH1VVWJF1GUQはいそいそ出かけたのでした。 ちょうど仲間のJI1FOL矢田さんと小田さんが仲が良いということもあって、話はとんとん拍子に・・・.。
 
     
 
■第1日目 体力が続く限り運用する
アンテナフィールドの反対側はご覧のようにすぐに海というロケーションでした。イカ釣り舟がたくさん停泊していました。 JH1VVW

対馬には福岡から空路で向かうことにしました。JH1VVW石井さんは早朝より福岡で仕事があり、ひと仕事を終えてスーツ姿で対馬行きの空港ロビーに。JF1GUQは自宅から福岡空港に向かい、そこで合流しました。
福岡空港から対馬は40分で到着。時間は午後4時30分。まだ日は沈んでいません。

すぐにレンタカーに乗り換えて、運用場所である白水(しろず)旅館を目指します。 この旅館は事前にJA6VAG小田さんがロケーションを検討してくださり、アンテナの設置の交渉まで済ませていただいたという、私たちにとっては最高の運用環境でした。

さっそく裏庭を借用して暗くなる前に7MHzの逆Vをこいのぼりに使用する木に結びつけた滑車で、スルスルと引き上げ、持参した5mのアルミポールを使って適当なループアンテナを仮設しました。 2局で同時に運用できるように、それぞれICOM IC-706MK2GMAH-4YAESU FT-100Mを用意し、アンテナも2本設置しました。

そして海の幸がふんだんに盛り付けられた夕食をいただき、いよいよ運用開始です。 着実にQSO数を伸ばしながら、体力の続く限り運用し、第1日目の運用は終わりました。多くの方に「上県郡は初めてです」とか、「峰町(みねまち)ファーストです」という声を掛けていただき、気を良くして眠りにつくことができました。
*QSLカードの裏面の拡大はこちらをクリック

 
■第2日目 ヨーロッパに向けて不義理?!
白水旅館の裏庭を借用して設置した7MHz逆Vアンテナとループアンテナ。ちょうど木に滑車が付いていたので、作業はすぐに完了しました。
昨夜の運用でお互いにかぶることが分かっていましたので、アンテナを離すことにしました。7MHz逆Vは山側にありますから、ループアンテナの給電部(AH-4)を海側に置き換えることにしました。

その結果、2局のかぶりはかなり軽減され、局数の増加につながりました。
早朝よりJH1VVW石井さんはSSTVの送信用画像の撮影のため、街の中を探索。郵便局の看板にまで韓国語の文字が表示されていることで、両国のつながりの深さと、対馬の位置関係を身をもって知ることができました。

この日は14/21MHzのSSTVも運用し、多くの方に上県郡峰町をサービスしました。
JF1GUQ/6のCQ画像。埼玉県所沢(JA1FUY)で受信。
両名は町村ハンターではないので、普段の運用では町名まではあまり気にしていなかったのですが、最近のコンピュータログの発展も寄与してか? 多くの方が”峰町”との交信を大切に思っていただいたことに感激しました。

また、中にはモービルハムの読者だった方もおられ、声を掛けていただくと同時に、「今でも製作記事を見ながらスタックキットを作っているよ」と話していただきました。 IOTAでの対馬の人気が高いことも知ました。

イタリアのDX誌に私たちの移動運用が紹介されたということもあって、指定の周波数に出向くのですが、いつも先客がいらっしゃるようで、ついにヨーロッパに向けては不義理をとおす格好になってしまいました。 さて、峰町のもてかたに気を良くして、他の町の要求は無いのかと伺うと、いくつかのリクエストもいただきました。
 
■第3日目(最終日) サザエのつぼ焼きでハム談義
旧知のJA6VAG小田さん(左)がサザエを差し入れてくださいました。この日は深夜までラグチューを楽しんでいましたので、QSOは若干少なくなりました。
空港までの途中で豊玉町をサービスしようと考えていたのですが、急遽回れるところならその他の町も行ってみようということになりました。 この日の夕食時にJA6VAG小田さんが訪ねてきていただき、アイボールQSOに。

差し入れとしてサザエをご持参いただき、つぼ焼きに舌鼓を打ちながら、ハム談義を楽しみました。サザエでお腹がいっぱいになったのは初めての経験です。SSTVの話、コンピュータログの話と、話題は尽きません。

小田さんはFBなアンテナをお持ちですので、IOTAで対馬が必要な方はぜひSSTVの運用周波数をワッチしてみてください。きっとQSOがかなうと思いますよ。 第3日目 運用最終日です。朝からアンテナを撤収しながら、次の運用地でも使用できるように装備を整えます。
電源はレンタカーのバッテリーから取り出しました。
まずは隣町の上県町まで車を走らせることに。道路標識と地図で場所を確かめながら、旧道の山道にちょうど良い運用場所を確保しました。

立ち木にワイヤーをはわせ、AH-4は地面に置いて運用しましたが、十分強い信号でたくさんのQSOが聞こえます。 次の目標値は上対馬町です。上県郡は先の峰町、上県町、上対馬町の3町で構成されていますから。

上対馬町で運用すれば、上県郡内の全ポイントは制覇したことになります(ちょっと大げさかな?)。 なるべく近いところを探しながらダムとゴルフ場を抜けて、見つけた場所が大きなカーブの遊休地。さっそく手馴れた仮設アンテナを張って、3町目も終了。これで空港に向けて飛ばすことができます。

■地元の皆様、お騒がせしました!

対馬のJA6VAG小田さんのシャックとアンテナ
途中、峰町の集落ではダイポールアンテナと430MHzのビームアンテナを見かけましたので、常駐局もいらっしゃるようです。 地元の皆様、騒がしまして申し訳ありませんでした。

4町目となる下県郡豊玉町の運用を追えて、またもや寄り道です。今日は法事でお留守なのは存じていたのですが、JA6VAG小田さんのお宅に途中下車。ペット
のウサギは拝見できませんでしたが、奥様、お嬢さん、坊ちゃんとぬいぐるみのよ うに可愛いワンちゃんに会うことができました。

せっかくなので小田さんのアンテナをパチリ。運河のすぐそばのFBなロケーションです。周りを見回すともう一件トライバンダーが目に付きました。 あわただしい2泊3日の移動運用でしたが、機会があればまた訪れたいと思います。

季節も私たちを歓迎してくれるように花が咲き乱れ、パラダイスのようでした。すっかり自然の豊かな対馬のファンになってしまいました。みなさんも出かけてみませんか? 国境の島、対馬へ 。
(文・写真/JF1GUQ)
■運用はこのようなスタイルで!
夕食後、7MHzSSBの運用を開始。多くの方に呼んでいただきました。Op.JH1VVW。トランシーバ:FT-100M(50W) 14・21・28MHzSSB/SSTVはJF1GUQが主に担当しました。ノートパソコンにWinPix32をインストールして、IC-706MK2GM(50W)とAH-4の組み合わせ。

QTC-JAPAN.COM  2002.04.17

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