By Hirotada Yoshiike,JA0SC
 
トンガでの運用
トンガへはフィジー経由で行きます。フライトはエア・パシフィックで成田を月曜日に発てば翌日トランジットにより20:20現地時間に到着します。私達は今回土日の「JASTAニューフェースコンテスト」に参加するため木曜出発を選びその後サモアでも土日が滞在できるよう日程を組んだ関係で、フィジに1泊しました。
 
■コンディション、運用状況
A35SCを運用する吉池さん(JA0SC)
空港到着は3月10日(土)07:00現地時間,ネリマロッジに到着後リグ、アンテナのセッテイングは2時間ほどで済みました。ロッジは日本人の現地妻「直子」さんの運営でいわゆるゲスト・ハウス。日本で言う民宿です。宿泊料は信じられない安さです。そのうえ3食日本食です。 この日はJASTA主催のニューフェイスコンテストの日ですが,運用を開始しても入感がなく14:07にVE6SLと28MHzで最初のQSOができました。

その日は21:52にJQ1PFSとのQSOで19局(内1局はSSB)に止まりました。
JAの1stQSOは7K4PJLでした。なんとなくコンディションの状況の悪さを予感させるものでした。翌日11日(日)は午前中の入感がなく、午後の18:27にJA6QT/1から21:08 ON4VTまで5局のQSOで結局コンテスト運用は23局と散々でした。 12日以降もその日のスタートは午後14時、15時、12時、QSO数は12日7局、13日5局、14日8局と終日暇を持て余す日々が続きラストQSOはJF6NEWでした。この間JA局とは10局、JA以外が15局と上回る結果でした。
 
サモアでの運用
サモアへはトンガからポリネシアン航空が週2便運行しています。便数が少ない関係で自由なスケジュールを組めなかたっのですが、私はここでも週末コンテストに参加するのよう設定しました。その結果ここでも5日間の滞在となりました。南太平洋のフライトは何社かありますが、各航空会社が提携して「エアパス」という日本の周遊券のようなシステムが作られています。

その1つが「ブーメランパス」,私達が利用した「ヴィジイット・ザ・サウス・パシフィック・パス」があって割安航空券を販売しています。 空港から乗ったタクシーは車、運転手ともにオールドタイマーで途中「You are very safety driver, are'nt you?」といったのですが伝わったのかは定かではありませんでした。そのうえ途中燃料切れとなり、スタンドの支払いをこちらでさせられました。もちろんタクシー代から差し引きです。
5W0HYのアンテナ設置 5W0HYのシャックと吉池さん
 
■コンディション、運用状況
サモア伝統の建物”ファレ”
空港到着は3月15日(日本時間16日)(木)00:01現地時間、ホテル キタノ・ツシタラに着いたのは、1時間ほど後でした。このホテルは長野の北野建設が経営するホテルで、サモア伝統様式の家屋「ファレ」(壁の無い柱のみの建物)で造られています。 着いたのは夜中の1時過ぎでしたから朝早くにリグ、アンテナのセッティングに取りかかりました。

ホテルに日本人の若槻さんがおられて北向きの部屋で海岸に比較的に近いところを取ってくれました。 この日もトンガと同じくセッティングし終わってもどこからも入感がなく、最初のQSOは現地時間13:35にK6EHAと21MHzでできました。JAの1stQSOはJA7HHWでした。 翌日16日(金)は日本では土曜日、コンテストの2週目となります。10:15、JL1TZQがコンテスト001です。

それ以来 22:02、OK1FQTと067のコンテストナンバーが最後でした。その間相手がナンバーをくれなかったりした場合で送らない局が9局ありました。 2日目からヨーロッパとのQSOに移ったときHA5DWルイ−スがEU局のコントロールを始めたのでそれに乗りトータルで20局ほどコンタクトしました。彼には7Q7HBで世話になっており、その良し悪しにこだわらず行なっていましたが、3日目以降リストに載る局が少なく中途半端に終わりました。
 
■佐久間さんとのアイボールQSO
今回の運用でサモアの免許取得で事前に何回もPTDに足を運んでいただき、私がサモアへ到着後忙しい合間をさいてPTDへの免許取得に同行してもらいました。またホテルでE-mailの使用が出きるようセッテイングしていただき大変お世話になりました。

佐久間さんは青年海外協力隊員の1人で活躍される一方アマチュア無線の免許を取得されて「5W1SA」を運用されています。3月いっぱいでサモアの任期が終わるのだそうですが、その後また戻って別の立場で活躍されると聞いています。
 
フィジーでの運用
トンガ,サモアでの運用が終わり20日(火)遅くにフィジーへ戻りましたが,成田への帰国便は月曜日か木曜日の週2便です。この間1日のフライトの待機があるのでフィジーで「3D2HY」を運用しました。ここのホテルは到着時と同じタノア・インタナショナル・ホテルです。

一作年1999年12月にもこのホテルで運用したとき運用に最高の部屋を確認しておいたので、今回再確認をして517号室を希望したのですが使用中とのことで300台の部屋のうちから選んだのが絶好の部屋でした。 サモアからフィジーへのフライトは直行便と思っていたのですが、スケジュールでは所要時間3時間となっていて時差1時間を差し引いても2時間はかかりすぎると思っていたところ、トンガ経由となっていて私達はトランジット・ルームではありますが,2度トンガの地を踏むこととなりました。
 
■コンディション、運用状況
空港到着は日が戻り3月20日(火)20:15、ホテルは飛行場の近くですからまもなくチェックインできました。リグ、アンテナのセッティングは翌日に行い日本時間9時にはワッチに入ったのですが、まだバンドは開けておりませんでした。そのうちCQ画面が入ってきたものの応答できそうにもありません。

しばらくしてきれいなCQ画面が入ったので応答したのですが,相手の返事がありません。おかしいなと思いアンテの向きをチェックするとJAに対して反対方向を向いていました。直ちに向きを変えて応答したところ12:35現地時間にFijiでの1st QSOがサモアについでJA1HHWとできました。それから18:31までにJA以外を含め18局続けてコンタクトできました。

夕食を1時間ほどで済ませ,再びワッチに入るとヨーロッパ局が待機していました。再び今度はHA5CAR、carl のコントロールでJA局と交互にコンタクトを重ね22:06にJA、EUともにコールが一段落するのを見計らってQRTし、今回のDXぺディションの全日程を終了しました。ラスト局はJA1CXBでした。 翌日は成田へのフライトが早いのでその晩にアンテナを残し荷物のパッケージを済ませ,就寝に就いたのですが1時間以上も寝付かれませんでした。
まとめ
■コンタクトの総括

トンガでは5日間も要した局数をフィジーでは1日分のコンタクトです。いかにトンガのコンデイションガ良くなかったかを表しています。今回のDXぺディションで気がついたことは、従来見えなかったカントリーがあることです。すなわちCX、XE、YO、TA、LZなどです。バンド別では圧倒的に15mバンドの運用が多くなったのは、アンテナの切り替えに時間を要するからです。
運用地のカントリー コンタクト数 バンド別 ゾーン別
- - 15m 10m AS(JA) EU OC AM AF
トンガ「A35SC」 44 37 7 22(21) 10 2 9 1
VE,CX,LU,VK,SP,S5,HL,ON,F,K,ZS,SM,PY,HA,ZL,G
コンテストNo.23
サモア「5W0HY」 131 116 15 58(36) 45 - 27 1
K,PY,SM,SP,F,ON,DL,HA,UA9,I,HL, PA,S5,UR5,OK,OH,XE,ZS,OM,VE,YO,F
コンテストNo.67
フィジー「3D2HY」 41 41   - 29(27) 12 - -
BY,PA,HA,SM,HL,OH,I,RA,TA,F,LZ,ON
合計 216 194 22 109(84) 67 2 36 2
当初の計画ではRTTYも運用するお約束でしたが,SSTVの合間をぬって時々覗いてみました。たまたま「BARTG・・」コンテストが行われていたこともあってCQを出したとたん"TEST?"と打たれ"NO WORKING TEST"と答えるとそのあとは呼ばれなくなりさっぱりでした。コンデイションはSSTV,RTTYで区別しないので、合間にRTTYに出ても結局入感なしで空振りに終わりました。  
 
 写真&文:JA0SC 吉池 弘忠 (2001.04.03)

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