Hirotada Yoshiike, T32SC

  [SSTV DX NEWS]
NEW (8/7)  [Chrismas Is. East Kiribati DXpedition]
 
     
 

 今回の最高の運用地の状況、すぐ前まで海水が来ている


そもそもの始まり

そもそもキリバスは、久野さんとのお付き合いの最終地です。久野さんに紹介されたキリバスに行かなくてはお世話になった義理が果たせない。それが今回クリスマス島を訪れることになった理由です。 久野さんは日本・キリバス友好協会の名古屋事務局を担当されていて、私が海外運用を始めてまもなくお付き合いが始まりました。その結果「ツバル」、「キリバス」で運用したいと思い、ご自身が両カントリー(現エンティティ)のコールをお持ちということもあって色々とアドバイスをいただき長いお付き合いとなったものです。

クリスマス島概要から位置図(クリスマス島)AZMAP「http://pw1.netcom.com/~burtonpt/mypage.html」の大圏地図で見ればこの島は一目両然、東西南北の大陸間との距離は、ほぼ8,000キロの位置にあります。
クリスマス島(Christmas I.)は太平洋のど真ん中

この島は赤道上でハワイとほぼ同じ経度にあるのですが、日が1日ずれていて、行ったりきたりするとごちゃ混ぜになり、フライトの出発日が不安で気を遣わされました。キリバス共和国のホーム・ページ「http://www.tskl.net.ki/Kiribati/」参照。

フライトは一週間に1便、ホノルルのAloha航空とキリバス航空の共同便が運行しています。
http://www.alohaair.co.jp/
日曜日(ハワイ現地時間)に1往復するので島では、7日間の滞在が必要です。日本からはハワイ便が毎日多くの便があるのでより取りみどりですが、オーストラリアのココス島、ロード・ハウ島のように乗り継いでその日のうちに島へ行かれず、往復ハワイで1泊しなければなりません。

しかもハワイからクリスマスへの便が早朝6時30分発で、ホノルルのワイキキでの宿泊では朝3時ごろには起きなければならず、私たちは空港近くの「Honolulu Airport Hotel」に泊まりました。このホテルからは毎30分ごと(昼夜なく)に無料シャトルバスが空港との間に運行されており好都合でした。
http://www.japan-hawaii-travel.com/Honolulu_Airport_Hotel.html

NASDA撮影クリスマス島の衛星写真 NASDA撮影クリスマス島の日本製スペースシャトルHOPE-Xの実験機の着陸実験場
ホノルル空港とクリスマス島を結ぶAloha航空機 ホノルル・エアポート・ホテル

クリスマス島のロケーションは、今までの最高でした。オーストラリアのココス島と似ていてバンガローの目の前が果てしない海です。ホテルは島の東側にありますが、この島はアニメの主人公の頭の毛が3本ではありませんが、多分原爆実験の後遺症でしょうか、ココナッツの樹そのものも高く成長していません。そこでほぼ西から北、東、南にかけて電波は筒抜けに飛びそうです。
 
     
 
ハラハラしたLicenseの取得
Telecom Service Kiribati Ltdのクリスマス島の局舎
このことでは、久野さんのアドバイスによるところが多く改めて感謝申し上げます。例によりこの国の免許の発行機関を知ることに始まります。最初E-mailアドレスを探したのですが、どうしても分かりません。あるかどうかも分かりません。

そこでまず問い合わせを昨年の12月に免許発行担当のMoto Terukaio宛てにタラワの自宅に書留便で出しました。その前に従免、局免の英文証明をもらうため、地元の信越総合電気通信局に提出したのが昨年の11月29日でした。

ですが、MOTOからは返事が「梨のつぶて」できません(年寄りの気短!)。しびれを切らせて翌年(今年)の1月20日付けであらかじめ久野さんからもらった様式で申請書を送付しました。4月第2週、第3週に行われるNVCGコンテストに運用したいことと、T32SCのコ−ルをもらいたいことを添えて出しました。これもまた、待てど暮らせど結果がはっきりしません。
しびれをきらせて、3月5日付けで照会文(同文を31日にも送る)をMOTO宛て担当事務所(民間会社)の「Telecom Service Kiribati LTD」に書留で送りました。送ったのはタラワのTSKLですが。

やきもきしたT32SCの免許証
(
クリックで拡大します)

この時点でNVCGコンテストへの参加をあきらめ、8月のコンテストに変更すると、気持ちがやや落ち着いて冷静に対処することができました。その後、TSKLのホームページのURLを探し当て(http://www.tskl.net.ki)、そこのサイトにスタッフとのふれあいコーナーがあり、この欄でMOTOとコンタクトしたい旨書きこみました。

そうこうするうちMOTOから4月1日付けの書き留め便が届き(到着は14日)、ライセンス申請用紙と「The license fee A$50 annually」が必要とのことでした。ただちに、所定の様式に記入、A$50を添えてまた書留で送りました。その結果4月15日付け(到着日失念)で待望の免許が到着しました。

取得したコールは「T32SC」と希望通りになりました。期限は4月15日から10月31日までの約 6ヶ月間、周波数は1.8MHzから250GHzでモード、パワーの記載はありませんでした。ただ「LICENSE SCHEDULE OF CONDETON」が添付されており、そこで出力はHFバンドで入力400ワットとなっていました。モード種別は日本と異なるようで、私の知識では分からないので参考のためJARLの国際課へ問い合わせましたが、国で異なるとのことでした。

ここで免許発行当局が
MINISTRY OF INFORMATION, COMMUNICATIONS & TRANSPORT
Address:Correspondence to Permanent Secretary PO Box 487, Betio,Tarawa,Republic of KIRIBATI
Telephone:+(686)26003; Facsimile:+(686)26193  Email: mict@tskl.net.ki
担当者は、Mote Terukaio, Radio licensing Officer for the Parmanent Secretary. であることが記載されています。 公式サイトです。これを知るのが最後となり、やれやれでした。E-mail アドレスもありました。
 
The Captain Cook Hotel

今回の運用施設は、キャプテン・クック・ホテル(E-mail:cchxmas@tskl.net.ki)です。ホテルは、この島で唯一のものです。他に島の北西部の「London Village」に日本の民宿のようなものがあります。 ここはもともとイギリス・アメリカ軍の宿舎として使用したものを改装し、NASDAの技術者のための宿舎でした。

キリバス国営のホテルで、旅行社が利用できるホテルも今現在はここのみです。スタッフは英語を話します。 ホテルには冷房を備えた部屋が24室あり、別に20棟(1棟2部屋)のバンガロー(説明ではCottages)が海岸に沿ってあります。

バンガローは海に面して、無線の運用には絶好の場所です。 食堂があり、3食朝、昼はトーストを主にしたもので、夕食はバイキングで色々なものが用意されています。基本的にアメリカンスタイルの食事です。
 http://www.frontierstrvl.com/pages/saltwater/central_pacific/christmas.html 参照。
バンガローは高屋根でバナナと椰子(ココナッツ)の葉で葺かれていて南方特有のスタイルです

食堂の食卓でXYL 高屋根の南方特有のスタイルのバンガロー

 
T32SCとKH6/JA0SCの運用状況
今回の運用詳細については、別稿の「T32SC Chirismas Is. East Kiribati DXpedition」で省略します。コンタクトの状況は次のとおりと、散々な結果に終わりました。コンディションの悪さとヨーロッパが遠く、12,000から3,000キロ離れていてはるか彼方の地でした。

T32SC
SSTV
143局
117−JA   26−Other
RTTY
41局
34−JA    7−Other
KH0/JA0SC
SSTV
13局
すべてJA
RTTY
運用なし

■運用中のリポート送り出し

例により今回も現地から運用状況をリポートしたいと思い、現地のインターネットが使えるのかどうか調べてみました。 キャプテン・クック・ホテルにはE-mailアドレスがあり、2回ほどやりとりして無線の運用許可と食事の料金を照会したので、あとは使用させてくれるかにかかっていました。ホノルルでは「ローミング・サービス」が「iPassConnect」、「GRICdial」ともにアクセス番号があり、楽に繋がるとたかをくくっていたのが誤りでした。

T32SCのシャック。KENWOODがHF/50MHzオールモードトランシーバー200Wを出すが・・・ (クリックで拡大)

キャプテン・ホテルには事前には了解をとらず、ぶっつけ本番でいくことにしました。連絡をとった際の相手は「Kata」でしたので、到着の翌日例により「パケット方式」でフロッピーディスクにリポートを入れて事務所へ行きました。受付でKataに会いたいと伝えるといないとのこと、実はインターネットでE-mailを送りたいので使わせてくれないか頼むと2つ返事で使わせてくれました。

ところが、IBMのパソコンのOutlook Expressを表示させてメール作成を展開すると見慣れない画面がでてきました。そのはずです、相手はIBM英語バージョンですから。ちょっと戸惑いましたが「挿入」までこぎつけて、いざ挿入のキー操作で間違いをおかしました。

日本語バージョンではトップに「添付ファイル」が出てきます。いつもなら何気なしに使っているのに間違って2番目の「ファイルからのテキスと」を選択してしまい、あれこれやっても持ちこんだフロッピーのDATA(文と画像ファイル)が添付されません。
何度か試みたのですが、最後まで間違いに気ずかず、すごすごと何もなかったような顔をして「Thank you verry much」でその場は濁しました。部屋へ帰ってあれこれ考えてみてハッと気がつき「ファイルからのテキスと」では送れないのだと考えました。

翌日は最初から慎重を期して側にいた従業員にAssistをしてくれるよう頼むと、1人の従業員が操作できるらしく快く引き受けてくれました。順調に送りができ送信済みの確認をして礼を言うと共にそっと1$紙幣を「This is for You」で渡して明日以降の送りの万全を期しました。 4日目には部屋の責任者(名前失念)がついてくれて、送信の過程でこのリポートは「QTC-JAPAN」という日本の「インタネット・マガズイン」に送り無線のオペレーターが多数みているのだと説明すると、「今見たいか」と聞くのでWEBサイトを開いてみました。

なんのことはない日本語が表示されました。ここでまたミスをやらかしリポートが別立てになっているのに気がつかず送ったものが見当たらずに心配しました。 そこでJAとコンタクト中にJA0AKM、村山さんに確認してもらうと載っているとのことで一安心しました。以後順調に送りJAの皆さんに見ていただけたのではないかと思います。

さて、長くなりましたのでホノルルでの状況は簡単にしておきます。初日2日、日本時間3日に到着直後に部屋でパソコンを接続すると最初の現地リポートのとおりで最終的に失敗でした。帰りには1階フロアーに接続スタンドがあり、送ろとすると何やら面倒で繋いでみましたが途中で止めました。 部屋へ入って内線で繋いで見るとうまく繋がったのですが、延々とメールを受信してその数300を超えています。これではたまらないと一端切って送信だけできないかと考えてみるのですが、どうやら送信は受信の後でないと駄目なようなのであきらめました。結局送れませんでした。

ホテルのパソコンは机の下に本体があり、ディスプレーがコンパクト お世話になったスタッフのTamoaとのツーショット
 
その他もろもろ
電源が故障したとき修理にきたMatt は、その後連日シャックにきて何やかやと話していきましたが、最後に彼は当局のFT-100のリグを欲しいと切り出しました。帰りにKH6でも運用したいので、できないと知るとがっかりしたようでした。そこで中古リグが日本にあるから連絡すると慰めました。どなたか無料提供できる100ワットくらすのリグをお持ちの方がおられましたらMatt の希望を叶えていただきたいのですがいかがでしょうか。

事前の調査でホノルル空港でクリスマス島行きのフライトのゲイトが分からず心配になり、アロハ航空のホームページである程度掴めたのですが、詰めができません。結果エアポート・ホテルのシャトルバスの客が皆アロハエアの乗客でストレートに玄関横ずけで一件落着でした。

同行のXYLは島ではもっぱらPaintingに精を出したのですが、そのうち画用紙が終わってしまいやることがなくぶらぶらしてました。今の絵描きはスケッチをやらずにカメラを使い描きたい場面をパチパチ撮影するだけで、そちらに時間を費やすことがないのです。

再三にわたりシャックにきて歓談したMattと共に バンガロウの前の木陰で絵を描きご機嫌のXYL

今回のお膳立ては、例により航空券のみ(クリスマス線は証明)Agencyに頼みましたが、宿舎はハワイはインターネット検索で予約、クリスマス島は現地払いで予約のみAgencyに頼みました。 帰路のハワイでのホテルは「Aston Honolulu Prince http://www.pacificresorts.com/」で両ホテルとも事前に料金を払い込みました。エアポート・ホテルはカード払い、アストン・ホテルは日本代理店に現金を振り込みました。

T32SCとKH6/JA0SCの共用カード
キリバスの入国には「VISA」が必要です。Agencyに頼めば高額?の手数料が必要で、自身で手続きして取得しました。1人あたり2,000円と書留の送料ですみました。
キリバス総領事館
http://www.embassy-avenue.jp/kiri/index-j.html

今回のQSLカードはすでに発行しています。JARLの賛助会費を払い込んでいませんから、皆さんからのカードはJARLから当局に届くのかどうかも定かではありませんが、こちらからのカードは当然扱われないのでご了承願います。

最後になりましたが今回のDXぺディションに際し、数多くに皆さんから呼んでいただき感謝申し上げます。皆様からただただコールしていただくのが最大の喜びです。今後とも聞こえておりましたらお声がけをお願いしてキー(ペン)を置きます。
de JA0SC

QTC-JAPAN.COM 2003.09.02
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