STANDARD VX-150


STANDARD VR-150コミュニケーションレシーバーが発売されて好評です。このレシーバーはワンタッチで操作できる盗聴器発見機能、100チャンネル×10バンクの合計1000チャンネルメモリー、トーンスケルチ/トーンサーチ機能、鉄道空線スケルチ機能などを盛り込んだ多機能が自慢です。盗聴器発見機能とはどういうものでしょうか?
興味津々でVR-150の操作に取り組んでみました。標準価格25,800円

STANDARD VR-150のおもな特徴                 【VR-150の定格】
・0.1〜1299.995MHzをフルカバー(一部周波数帯を除く)
・さらに簡単、さらに高精度。
・注目の盗聴器発見機能がグレードアップ
・単3乾電池×2本で連続20時間のロングライフ受信が可能
 外部電源端子を装備(DC/ACで充電も可能)
・1000チャンネルの大容量メモリー、あらかじめ短波放送、AM/FMラジオ放送、TV音声周波数などをプリセット済み
・鉄道無線用空線スケルチ機能搭載
・AMラジオ用バーアンテナ内蔵
・寸法:59(W)×85(H)×26(D)mm(突起物含まず)
・質量:約195g (アンテナ、単3乾電池含む)    
VR-150の箱を開けると本体、アンテナ、ハンドストラップ、ベルトクリップのほかに、A5判55頁の取扱説明書、保証書、愛用者カードなどが入っています。
 

受信前の準備として VR-150のアンテナ端子(BNC)にアンテナを取り付けます。続いてハンドストラップとベルトクリップを説明書にしたがって本体に取り付けます。 次に本体背面下部のロックを解除して電池カバーを開けて単3乾電池を2本入れ、電池カバーを閉めてロックをカチッと音がするまで押し上げます。

PWRスイッチを2秒以上押して電源ON ディスプレイにはVR-150と表示され、続いてHELLOの文字が左から右に電光掲示板のように流れて遊び心満点です。この後、周波数が大きくみやすい数字で表示されます。ここでダイヤルつまみを回して周波数やメモリーチャンネルを選択します。そして左側面のMONIをOFFにするか、スケルチを開くとスピーカーから音が流れます。

■信号を受信する(取説p.10)

VR-150はオートモード・オートステップが設定されていますので、受信したい周波数にあわせるだけで自動的にその周波数に最適なモード(電波型式)とステップ幅に設定されます。 受信バンドをあわせる BAND▲を押すたびに、受信バンドが次のよう(アップ方向)に切り替わります。

BCバンド→SWバンド→HAM-1バンド→FMバンド→AIRバンド→HAM-2バンド→VHF-TVバンド→情報-1バンド→HAM-3バンド→UHF-TVバンド→情報-2バンド→HAM-4バンド→BCバンド・・・・と繰り返します。
FUNCをおしながらBAND▲を押すと、反対方向(ダウン方向)に切り替わります。
受信バンドを切り替える方法として、BAND▲以外にDIALツマミを回す方法があります。
バンド
初期表示周波数 (MHz)
範 囲 (MHz)
PC
0.5940
0.1000〜1.6200
SW
6.0550
1.6200〜51.0000
HAM-1
51.0000
51.0000〜76.0000
FM
82.5000
76.0000〜108.0000
AIR
128.8000
108.0000〜142.0000
HAM-2
145.0000
142.0000〜170.0000
VHF-TV
175.7500
170.0000〜336.0000
情報-1
370.0000
336.0000〜430.0000
HAM-3
433.0000
430.0000〜470.0000
UHF-TV
649.7500
470.0000〜770.0000
情報-2
903.0125
770.0000〜915.0000
HAM-4
1295.0000
961.0000〜1300.0000
例えば、BCバンドを選択している時にDIALつまみを回していくと、周波数が1.6200MHzを超えると自動的にSWバンドへ切り替わります。SWバンドへ移った状態でBAND▲を押すと、現在の周波数がSWバンドに記憶されて、HAM-1バンドに切り替わります。
(BCバンドの周波数は変わらない)。次にSWバンドに切り替えたときは、その周波数を受信します。
■周波数を合わせる

DIALツマミを右に回すと周波数は高くなり、左に回すと低くなります。
@FUNCを押しながらDIALツマミを回すと1MHz単位で変化する。
ADIALツマミで周波数を自由に設定できる状態をVFOモードという。
BDIALツマミを回したときの周波数変化量を変更することができる。

周波数ステップの変更
V/Mを押してVFOモードにする。FUNCを押しながらSCANを押す。DIALツマミを回し、セットモードで[00.STEP]を選択。FUNCを押しながらDIALツマミを回し希望の周波数ステップを選択する。
周波数ステップは次の中から選びます。
AUTO(自動切替)/5/6.25/9/10/12.5/15/20/25/30/50/100kHz
向上出荷時はAUTOに設定されています。

C0.1MHz 〜1300MHzの範囲で受信できない周波数帯があります。
【VR-150の定格】を参照ください。

■受信するモードをあわせる

向上出荷時は自動的に受信バンドに適したモードに切り替わるAUTOに設定されていますが、受信している信号にあわせて、モード(電波型式)を変更する事ができます。
FUNCを押しながら右端のキー(目のマーク) を押すたびにモードが切り替わります。
AUTO→FM→WFM→AM を繰り返します。

■周波数サーチ(取説p.11)
受信できる全ての周波数をサーチする
0.1〜1300MHzの範囲にある”信号がある周波数”を自動的に探すことができます。
@V/Mを押してVFOモードにする。
Aノイズが聞こえなくなる位置に、SQLツマミをあわせる。
BSCANを押す。
CV/Mを押すとサーチは中止する。
周波数範囲をして指定サーチする
サーチしたくない周波数をスキップする
バーアンテナ・イヤホンアンテナと外部アンテナの切り替えなどの機能があります。
■世界の放送を受信する
世界各地の主な放送局を簡単操作で受信することができます。あらかじめVR-150のメモリーバンク7(メモリーチャンネル700〜799)に登録されています。
@V/Mを押してメモリーモードにする。
ADIALツマミを回して受信したい放送局を選択する。
BV/Mを押すと、メモリーモードにする前の周波数でVFOに戻る。

各国4チャンネルずつメモリー
されています。
VOA(アメリカ) CANADA(カナダ) BBC(イギリス) FRANCE(フランス) WELLE(ドイツ) ITALY(イタリア) SWISS(スイス) BELGIU(ベルギー) DENMAR(デンマーク) PORTUG(ポルトガル) SPAIN(スペイン) LUXEMB(ルクセンブルグ) NORWAY(ノルウェー) SWEDEN(スエーデン) FINLAND(フィンランド) RUSSIA(ロシア) ISRAEL(イスラエル) INDIA(インド) CHINA(中国) KOREA(韓国) JAPAN(日本) AUSTRA(オーストラリア)  日本は6.155、7.200、9.750、11.850MHzです。
■簡単操作の受信機として使う
あらかじめBCバンドからUHFの高いバンド(12バンド)をプリセットしてあり、周波数を簡単に呼び出すことができます。
@BAND▲を2秒以上押す。
ABAND▲を押すたびに、下表の周波数が呼び出される。
 FUNCを押しながらBAND▲を押すとプリセットメモリーの切り替わり方向が反対になる。
BDIALツマミを回すと周波数(TV chの場合はチャンネル)を変更することができる。
プリセット
メモリー
周波数(MHz)
モード (電波型式)
参 考
プリセット
メモリー
周波数(MHz)
モード(電波型式)
参 考
P 00
1.6200 AM
交通情報
P 06
145.0000 FM
アマチュア無線
P 01
6.0550 AM
ラジオ短波 (第一)
P 07
370.0000 FM
情報バンド
P 02
51.0000 FM
アマチュア無線
P 08
433.0000 FM
アマチュア無線
P 03
82.5000 WFM
FMラジオ
P 09
903.5125 FM
パーソナル無線
P 04
128.8000 AM
航空無線(気象)
P 10
1295.0000 FM
アマチュア無線
P 05
156.800 FM
海上無線
P 11
TV 1ch WFM
テレビ音声
 
■盗聴器を探し出す

盗聴で使用されている電波を自動的に探し出し(サーチし)、もし自宅に盗聴器が設置されている場合には、ブザー音の変化(4段階)でおおよそその設置場所の発見を手助けすることができます。
@V/Mを押してVFOモードにする。
A右端のキー(目のマーク)を押す。 盗聴周波数を表示しながらサーチする。

盗聴電波があったとき
・・・一番強い信号を専用のメモリー(盗聴発見機能サーチメモリー:最大20チャンネル)に書き込み、その周波数を表示してサーチが止まる。
サーチ終了後、DIALツマミを回すと盗聴器発見機能サーチメモリーに書き込まれた周波数を信号の強かった順に呼び出すことができる。

盗聴電波がないとき
・・・ディスプレイに”..NO..”が表示され、VFOモードに戻る。
盗聴器が設置されている場所を探す ・・・右端のキー(目のマーク)を押す。
ディスプレイに”SPYING"が表示され、アッテネーター機能(ATT)とSメーターブザーの機能が自動的にONになる。
ブザー(Sメーターブザー) が「ピー、ピー、ピー」と高い音で鳴る場所を探し出す。
盗聴器に近づくと、ブザーのピー音が長く鳴る。
右端のキー(目のマーク)を押すと感度を下げることができる。
V/Mを押すと盗聴器発見機能は解除される。
再度V/Mを押すと盗聴器発見機能サーチは中止する。

[感想]
自宅に盗聴器があるかどうか、右端のキー(目のマーク)を押して探してみました。もちろんありませんでした。(笑) そこでなんとか盗聴電波を聴いてみたいと思い、VR-150にイヤホンをつないでご近所(住宅地)を歩いてみました。残念ながらといいますか、けっこうなことに盗聴電波の受信に成功しませんでした。
郊外のホテル付近を歩いてみようかと思いながら未だに実行していません。盗聴器の設置が疑われる知人から依頼があれば、喜んで調査に向かうのですがいまだ出動の機会がありません。

■鉄道無線を受信する
鉄道無線専用のメモリーに、主要な鉄道チャンネルがあらかじめ登録されていますので、DIALを回して周波数を探すことなく、簡単に鉄道無線を受信することができます。また、2280Hzの空線信号の音を消して、待ち受け受信をする事ができます。
■周波数を調べる
おおよその周波数しかわからないと欄S-バー(たとえば省電力のようなチャンネル表示のトランシーバーなど)の周波数を知りたいときに、VR-150を送信しているトランシーバーに近づけて周波数を測定することができます。 設定した周波数から±25MHzの範囲内を高速サーチし、最も強い信号を探し出して周波数を表示し、専用のチャンネルカウンターメモリーへ書き込みます。(測定した周波数は概略値)
レポート:JA1FUY
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