YAESU FT-817の試用記 その1

エアーバンド対応
 
FT-817がベールを脱ぎました。QTC-JAPANでは長期レポートで、 その実力や使い方をレポートしていく予定です。

レポートその1は、エアーバンド対応です。FT-817はノーマルのままでは FM放送は聞けますがエアーバンドは受信できません。 では早速、受信範囲を拡大してみましょう。
1.ケースの分解

取扱説明書に従い、上下のケースを外します。皿ネジタイプと普通のネジ の2種類がありますので、紙コップで分類しながら外していきます。 皿ネジタイプが後面、標準タイプのネジがストラップの留め具用です。 このとき、電池ケースの留め具のネジを外してから、分解します。 留め具にはスプリングがありますので、もしスプリングが飛び出しても、 なくさないように机上を整理しながら作業してください。
(下の写真3枚はクリックしますと大きなサイズでご覧になれます。

2.前面パネルの分離
前面パネルは上下4カ所のプラスチック穴で止まっています。片方の2つの 穴を少しだけ持ち上げるように外し、もう片方も同様に外すとパカッと 表示パネル全体が外れます。この穴の部分は弱いので壊さないように細心の注意を払って作業します。

作業のためにはフラットケーブルを外した方がパネル全体が分離される ので楽です。フラットケーブルのコネクタの爪の部分を手前に引き出すと 自然にフラットケーブルは外れます。コネクタを損傷するので引っ張っては いけません。もしフラットケーブルの爪の解除に自信が無い場合は触らないで、 そのまま作業してもなんとかなります。
3.作業前に
パネルの下にはエアーキャップまたは柔らかい布を置いて作業してください。 ハンダゴテは20W以下の先細タイプを使用してください。 ハンダ吸い取り線はニッパ等で三角形(△)にカットしてから当てます。 電源は必ず切り、内蔵電池がある場合は外して作業してください。
4.ポイント

まずパネルの上下に気を付けて置きます。ポイントは、外したパネルの 裏面の左上に見える「右から4番目」のランド上のチップ部品(黒色の0Ω ジャンパー)です。これを丁寧に除去します。このときハンダごてを 他のパーツに当てないように細心の注意を払ってください。
外したチップ部品がケース内に飛ばないように細心の注意が必要です。 ちなみにノーマルの状態でランドの右から1〜3番目までは日本向けの場合、 チップはついていません。従って右から4番目のチップはランドの一番右 についているチップです。

5.コマンド
作業後、丁寧に組み立ててから、V/MとFuncを同時に押しながらPower-On してください。カタカナの文字が画面いっぱいに広がって消えたら完了です。

Bandを押してFM放送の次に108MHzのAMが出れば成功です。 この対応でFT-817の受信範囲は、0.1-33MHz、33-56MHz、76-108MHz、 108-137MHz、137-154MHz、420-470MHzに拡大します。
6.AMの受信感
試用機ではAGC-FAST時に強いAM信号に若干の濁りが感じられましたが、 AGCをSLOW設定すれば異音は概ね解消できました。感度がFBで 多摩地区でも羽田のタワーの信号が聞こえます。 関東で移動運用地を探すときに、例えば羽田のATIS 128.8MHzを受信しながら、 最もFBに信号が入るポイントを探せば都内に開けた移動場所を探すことが できます。※この実験はユーザー各位の責任において実施してください。この実験により メーカー保証が無効になることがあります。

カタログ請求は、「FT-817」と記入して潟Xタンダードへ。
〒153-8645 東京都目黒区中目黒4-8-8
03-3719-2231 

 
写真&レポート:JG1RVN 加藤 徹  (2000.10.23)

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