お蔭様をもちましてQTC-Japan Ham Clubインターネットゲートウエーを介した新時代的フォーンパッチ運用公開実験(2001年6月19日〜6月23日)は予定通り無事に終了いたしました。

■交信できたすべての皆さんから大変喜んでいただきました。
■一般社会を含め、誰にも迷惑を及ぼさないアマチュアとして有益な公開運用実験であったと信じています。
■皆さんのご協力得て、21世紀アマチュア無線進路のほん一例でありますが具体例として紹介できました。


JARL主導のガイドラインに従った基礎的、かつ簡便な小規模実験運用でしたが、十分な実用性と、非常・災害時の効率的な暫定通信手段確保などを含めた多岐にわたる将来への発展性があることを交信していただいた皆さんともども確認できた次第です。

コールしていただいた方、交信していただいた方、大変ありがとうございました。せっかく呼んで下さったのに今回は交信できなかった皆さんとも、いつの日かきっとお会いしたいと願っています。 JA1ZNG/1の管理責任者として、毎晩の実験にお付き合いくださったJA1FUY/川合さん・・・本当にお疲れ様でした、VY TNX!。
 
 
▼実験運用にあたってのQTC-Japan側の方針

■国際規則で定められた『第三者通信』にならないように気を配りました。
計画段階の問い合わせで、信頼できる筋(笑)から『運用局そのものにゲスト不在のゲスト運用は成り立たない』という非公式ご意見(ご忠告?)を頂戴いたしました。よって、社団局/JA1ZNGの有資格正規会員(1KW部門を含む当該社団アマチュア局すべての操作・運用に限っては、日本の国内規則によって代表免許人と同等の資格・権利・義務を有する者と解釈)としての立場で、オペレーターはJA1ZNG/1の有資格メンバーであることをアナウンスすることに加えて、誤解防止の意味も含めて日本の個人局コールサインと苗字も名乗って運用しました。

■JARLによる『アマチュア無線と公衆網との接続のための指針』 に従って、日本側ゲートウエー/オーストラリア間は、アマチュア無線を介さないインターネット利用(オーストラリア行政側は『PTN=公衆網』ではなく『プライベートネットワーク』と認定)の新時代的フォーンパッチ実験であることを明言し、交信内容についてはあくまでも常識的アマチュア業務としての許容範囲を逸脱しないように心がけたのは言うまでもありません。

参照URL(http://www.jarl.or.jp):【H局がインターネットにアクセス(JARLによる運用指針)】
※将来を見据え、国境がないことが先進的自由主義諸国では常識のインターネットとアマチュア無線の融合を大変わかりやすい解説図を添えた運用指針として公表してくださったJARLに感謝します。『OSはおろか、ブラウザもメーラーもインストールされていないごく一般的なFMハンディー機1台でも基地局経由で国境の無いインターネットに接続、日本国内や世界中のあちこちと交信できる時代の到来』を、フォーンパッチ制度の導入時点において予測されたJARLと旧郵政省の英断は素晴らしいものであった・・・と、その先進的アイデアの紹介に敬意を表します。

無線を介した海外との公衆網接続でないことを図解したQSLカードを直ちにダイレクト発行いたしました。
今回の公開運用実験では、社団アマチュア移動局・JA1ZNG/1局側のインターネット接続と公衆網接続ならびに無線通信はすべて日本国内において行われています。

■特定チャンネルを独占しないようにしました。
いくら面白そうな実験運用といえども、チャンネル独占は良くありません。空いていそうなところを探してあちこち運用周波数を遠隔操作で変更した結果、コールして下さる皆さんにはお手数をおかけしましたが、同じチャンネルを使用したい他局に混信等を与えないように最大限の注意を払って運用したつもりです。今回の実験に使用したJA1ZNG/1は50W局ですが、実験の主旨もあって、実用に適う必要最小限と思われるパワーで運用いたしました。

▼運用実験に伴って寄せられた制度上の好意的疑問について(クレームではありません)

RTTY・SSTV/ATV・SS・パケット通信/デジピータ/RBBS/インターネットゲートウエー・レピータ・衛星/宇宙通信・ゲスト運用・無線を使った社会貢献的活動・etc・・・・、これまでもアマチュア無線に関わるさまざまな新しい試みにはその合法性にかかわる発展的疑問/論議がつきものでした。JA1ZNG/1の運用実験に関しても、熱心なアマチュア無線家の皆さんからさまざまな好意的ご意見が寄せられました。どんなに素晴らしい新技術であろうが、自由度の増した新制度であろうが、反社会的な目的や一般社会でのモラルに反した使い方をされてはアマチュア無線家としての面目は丸つぶれとなります。それとは別に、通信目的を『純粋なアマチュア業務』範疇に限った場合でも・・・現制度下で違法的フォーンパッチ運用となるであろう具体例(公的に違法運用と断定された前例が皆無のようなので、あくまでも想像です)を以下に少しだけ並べてみました。

■例えば、僅か数十Kmしか離れていない韓国のアマチュア局と日本の対馬島嶼のアマチュア局が430MHz/FMを介して結び、それを双方向通信が可能な状態で日本国内の公衆網に接続したら違法運用かも?

■外国⇔JA1ZNG/1間を無線で結んで、それを日本の公衆網に接続したら外国側オペレーターが日本の従事者資格を所持していてもJA1ZNG登録メンバーでも違法運用かも?(今回の実験とはまったく関係はありませんが、このシステムを利用したXV3AAとのHF帯交信は現行運用規則の解釈如何によっては『違法』と判断される可能性があったかもしれない・・・と、反省しています=はっきりするまでは、もうやりませんからご勘弁を!)。

■今回のJA1ZNG/1とまったく同じ方法(システム)で、個人局を免許人本人が日本国内にある自局無線設備を自局内で直接コントロールできない状況で遠隔運用したら違法運用かも?(管理人不在)

■相互運用協定とは別に、日本で認証された無線従事者資格を持たない外国のアマチュア局が日本のクラブ/個人アマチュア局を介して同様の運用をしたら違法運用かも?(相互運用協定相互資格認証は違うらしいです)

■JA1ZNG/1の正規会員でない有資格日本人がJA1ZNG/1局を離れた場所から遠隔運用したら違法運用かも?(ゲスト不在の『ゲスト運用』がダメなら『第三者通信』の可能性がでてきます)

■超遠隔運用中の社団局・JA1ZNG/1が無人局状態であればフォーンパッチ的運用は違法運用かも?

■実際に本人が運用局を訪問していないのですから、所持資格や運用捜査範囲の確認が運用管理者である局長じきじきに不可能な環境での『日本的変則ゲスト運用』の解釈はこのようなフォーンパッチで通用しないかも?
 

※例によって、あれこれ数え上げたらキリのない灰色フォーンパッチ/ゲートウエー運用ですが、正方向へのアマチュア無線の発展と新たな魅力を開拓できるような柔軟な法制度の解釈と運用を監督官庁とJARL(+ハム局各位)に期待します。 私達自身も、さまざまな規制解除を行政側に働きかける上で、まず第一にモラルを保った節度あるアマチュア局運用姿勢を心がけようではありませんか!

 

 
■6月23日夜の交信レポート
いよいよ実験最終日になりました。混み合う週末なので、チャンネルが空いているかどうか気になりましたが何回か確認の後でCQを出して交信実験をスタートしました。一つの周波数に居座るのも気が引けたので、『CQ』とか『チャンネルチェック』があるたびに周波数を変わりながら運用しましたが『チェックイン』とか『予約』とかのウラシマ的V/UHFerの私が知らないハム用語が登場していてなかなか興味深かったです。

しばらくワッチしていて誰も使っていそうもないところで、おそるおそる『こちらはJA1ZNG/1、オペレータVK1ARAフォーンパッチの実験中です。この周波数、混信妨害与えますでしょうか?』と送信してみたら、『予約して使っています!』と返事があって『済みません、ご迷惑をおかけいたしました』とご挨拶したところ同じ声でいきなりCQの連発・・・応答ナシ。どうやらCQ連発用周波数の確保=予約制度(?!)だった様子で『うわぁ!、そんなやり方があるのか・・・』と、私自身の今どきの430MHz/FM運用マナーの欠陥ぶりを反省して大慌てで退散した次第です。週末夜で、バンド内が混んでいそうだから私も予約しようと思ったけれど、いったいどこに予約センター(?)があるのかさっぱり判らん(笑)。

今回の実験運用の管理者を引き受けてくださったJA1FUY/川合さん、何千Kmも離れた真冬のオーストラリア・キャンベラから細〜い電話線にすべてを託して二十年以上ぶりに日本の430MHz/FMシンプレックスを頼りなく運用するARAのウラシマさんぶりを黙ってモニターしながらおなかを抱えて笑い転げていらしたんじゃないのかな?!
▲実験運用で交信していただいた方には上の記念QSLカードをダイレクトで発送しました。交信頂いた各局のうち8局が住所不明です。お心当たりの方は、editor@qtc-japan.comまでご連絡下さればQSLカードをお送りいたします。受信レポートも歓迎しますのでご遠慮なく!
 
■6月23日夜に交信できた局は以下の通り:
7N4OER、7N4HCF/1、7K4DPT、7L2BEI、7L4NMM、7N4LFO、JA1ISN、7N4BAA、7L4KBK、JE1TUQ、7M4NBZ、JA1ULL、7N4IVM
 
 
■6月22日夜の交信レポート
実験四日目になって少しは余裕がでてきました。コールが少なかったので、1局30分位の時間をかけて昨晩以上にゆっくりとラグチュー的な交信を楽しみました。所沢市で送受しているとは言っても、実際にマイクを握っているのは数千Km離れたキャンベラです、飯能市のハンディー機局からの『電池がなくなってきた・・・』などという59の信号に(理屈じゃ判っていてもつい・・・)不思議な気持で耳を傾けてしまいました。
 
■6月22日夜に交信できた局は以下の通り:
JO1DZO、7M4XDV、JR1NUR、JF1RNP、JF1IZM、7M4HSY、
 
明晩はいよいよ実験最終日、沢山の皆さんに新世代フォーンパッチの不思議な魅力をお伝えできればいいな・・・と願っています。今晩もご協力いただいた各局、ありがとうございました!
 
■6月21日夜の交信レポート
昨晩までは所沢から東向けビームで送受信していましたが、今晩は南ビームで実験をスタートしました。
送信前にバンド内をスキャンしてみると、昨晩までは聞こえなかった地域の局が沢山聞こえていて、ごく一部のスポットを除いて閑古鳥が鳴いていた四半世紀以上前の1エリア430MHz帯FM界との大きな違いを感じました。少し慣れてきたので、過去2晩は40W位で運用していた出力を半分に落として、今晩は4級資格に許されている20W以下の出力で運用することにしました。距離とCONDXに応じた『必要最低限パワー』についての感覚も、フォーンパッチ運用となると普通の運用(?!)とは異なるのに気がつきました(ああ恥ずかしい!)。
 
■6月21日夜に交信できた局は以下の通り:
JA1XUD、JF1GUQ、JO1EYT、JH1HUK,7L3IUE、JE1HJV、JE1XCH、7L4LYS、JS1XGS、
各局ありがとうございました。
 
わずか二時間ほどの運用実験でしたが、4級資格相当出力・20Wでも十分に楽しめることが判りました。
JA1ZNG仲間の一人・JF1GUQさんとはHF帯のSSB/CWではほとんど交信できませんし、いつも21MHzで国内パイルアップに赤道の反対側から参加していても私のショボ波では3回に一度位しか交信できない大東諸島移動運用(?)のベテラン有名人・JH1HUKさんなどともゆっくり交信できてパイルアップの中では聞けないお話を伺えた・・・など、夕食時間帯以降の430MHz帯/FMモードならではの『くつろぎ交信』を満喫させていただきました。

オーストラリア・キャンベラから電波を出していると、日本との安定・快適な音声交信を望むかぎり20W出力ではニッチもサッチもいかない場合が往々です。一般的になってきたシステムをローコストでアマチュア無線と組み合わせて活用することによって、省エネで快適な日本=オーストラリア間の交信が可能になった、既存フォーンパッチ制度の21世紀的応用はなかなかの価値がありそう・・・と再確認した次第です。遠く離れた地域との安定した交信を楽しむには、ハイパワー+大ビームアンテナが有力な手段とされた20世紀から、今までとは違うカテゴリーの知識とワザを活かせる別のオプションへの彩りが豊かになってきた21世紀への・・・時代の変遷を感じます。
 
■6月20日夜の交信レポート
日本でフォーンパッチが解禁されて久しい割に、実際にフォーンパッチ経由の交信を体験されている方々は非常に少ないような印象を受けました。 お久しぶりの懐かしい旧友達を始めとして、昨晩、交信ができなくて再びワッチしてくださった方、深夜モービルで3時間もロケーションの良さそうな場所を探しながらコールし続けて下さった方・・・、今晩も沢山の局と交信できて感慨にふけっています。『なんだか変なヤツが出てるぜ!』から『あっ、今晩もキャンベラが出てるみたいだ・・・』に少しずつ変わってきた雰囲気が嬉しいです。

HF帯では日本との交信に慣れているARAも、CONDXに左右されずに日本の1エリア430MHz帯FMそのものが数千Kmも離れたキャンベラのVK1ARAシャックにリアルタイムで再現されるとなるとワクワクしてしまいます。『フォーンパッチって聞いてはいたけど・・・こんなの初めて!』と言って喜んで下さった皆さん以上に感動しているのは、開局当時から慣れ親しんだ日本のV/UHF・FM界を離れて二十年以上も島流し状態で寂しい思いをしていたARAだったかもしれません。今晩はQSOできなかった皆さんとも、明晩こそはQSOしたいですね!
 
■6月20日夜に交信できた各局は以下の通り:
JL1EEE、JM1GHT、7K1OBK、JA1EUT、JA1RZD、JH1VVW、7N4OER/1、7N4DEV、7N4OHN、JR1BDH、7N2JQJ、JR4PEW/Mobile、7M4VTS、7M4OZX、各局本当にありがとうございました!
 
引き続き明日・21日も2100JST頃から運用実験を続けますのでよろしくお願いいたします。
 
■eQSL発行準備完了!

今回のフォーンパッチQSOの記念QSLカードは、ダイレクトとJARLビューロー経由で発行されます。

QSLカードが早く欲しい方のために、eQSL経由で右(縮小サンプル)のオンラインQSLカードを発行しますのでご希望の方はJA1ZNG/1PP宛に貴局のeQSLカードを送って下さい。折り返し右のカードを発行させていただきます。

eQSL.ccには、QTC-Japan.comの入り口ページからアクセスできます。

※JA1ZNG/1が行う通常の交信と区別する意味で、今回の実験運用のeQSLコールサインは JA1ZNG/1PP(Phone Patchの略)で登録させて頂きました
 
■6月19日夜の交信レポート:
紹介記事の掲載と同時に、ご希望の皆さんに新世代フォーンパッチQSOを具体的に体験していただくべく6月23日まで毎夜2100JSTから430MHz帯/FMで公開実験をすることにしたのは表紙の目次で予告されている通りです。

赤道を超えて遠く離れたオーストラリアのキャンベラでマイクを握っているとは言え、送受信は所沢市のQTC-Japan編集部内のJA1ZNG/1ですから現実には何の変哲もないFMローカル交信に過ぎません。 心の片隅に引っかかっていたのは、日本でも許可になっているのは確かですが、一般的にはあまり浸透していないフォーンパッチを430MHz帯でFM運用される皆さんがどのように受け入れて下さるかという心配でした。

DXペディションをやっている訳でもなく、 日本国内のV/UHF運用を離れてすでに二十年以上が経過している上に、最近のウワサを伝え聞いて『こわ〜い430FM!』という先入観がありましたのでハラハラ・ドキドキしながら実験運用を開始したことを打ち明けておきます。

予定通り、2100JSTに実験を開始すれば、予想に反してものすごいパイルアップが始まってしまいました。
コールしてくださる皆さんすべてと交信したいのに、S9オーバーの信号が重なり合うFMパイルアップは半端じゃありません。DXペディションや過疎地からのサービス運用でもないのに、次から次への『59QSL』交信もなんだか変(笑)。一期一会のご挨拶も兼ねて、実験内容を紹介しながら長からず短からずのQSOを心がけました。
※QSLカードは、JA1ZNG/1(OP:JA1RHL/VK1ARA/キャンベラからフォーンパッチ運用)として発行いたします。

■初日・6月19日夜に交信できた各局は以下の通り:
7K4DKI、JM1WCH、JP2MGX/1、JH1VVW、JE1FSW、7M4GYQ、7K2RJU、JG1EMV、7L4QXI、7M2FQY、7M1RUL、7K3AJT、JF1MJA、JA1EXJ、JP1TAR、JH1UNS
コールして下さったのにQRMで確認できなかった各局、大変申し訳ありませんでした。
予定通り23日まで、引き続き公開実験運用を続けますのでよろしくお願いいたします。
 
文句を言われたり、無変調をかけられたりするのではないか・・・などという事前の心配はまったく無用でした。
遠いキャンベラからマイクを握って所沢市経由で不安げに送受する私に、皆さん揃って真のアマチュア無線家らしく接してくださって日本の430MHz帯/FMユーザーに対する偏った先入観も一気に払拭されてしまった次第です。
日本の無線従事者資格を持ちながらここ二十年来、ほとんどHF帯でしか日本語交信のチャンスがなかった私のアマチュア無線趣味にとって21世紀を感じる大きな変革を今晩のJA1ZNG/1経由交信実験を通じて体験させてくださった皆さんありがとうございます。
 
飛躍的進歩を遂げた最近のインターネット関連技術を応用すれば当たり前のコトながら、この実験の基礎となったフォーンパッチの解放に向けて尽力されたJARL、それを現実のJAアマチュア制度の一部として具体化して下さった旧郵政省(現総務省)、そしてさまざまなハイテク新技術をハム用の無線機にも移植して下さったメーカーの方々に感謝せずにはいられません。『ハムの実験として面白そうだから・・・!』の一言で、設備を手配し、面倒な増設申請作業や下準備に大活躍してくださったQTC-Japanハムクラブの仲間達も・・・VY TNX!。
 
■今回の実験に使用した簡易システムの概略は⇒【こちら】
 
 
技術的には簡単なことですが、楽屋裏では・・・さまざまな下準備に手間がかかりました。
 
■TS-2000の50W機を増設登録するための申請に意外と手間+時間を食いました。
偶然、1アマと2アマ資格者だけが構成員となっているJA1ZNGの固定局免許は1KWと200W/移動局は50Wなのですが、手軽にあちこちから運用実験をするためには、移動局にもこのTS-2000/50W増設手続きをきちんとしておかなければ『違法運用』とされてしまいますから要注意です。免許人(オペレータ)が操作に必要とされる資格を満たしている日の丸ブランド最新型一流メーカー製無線機であってすら、手元に届いた時点ですぐにアンテナをつないで送信することが許されない日本の現アマチュア制度はちょっと寂しいような気がします。
 
■リモコン運用回数が特に多くなりそうなVK1ARAをJA1ZNGの正規登録メンバーにしてもらいました。
メンバーでもないのにクラブ局の無線機をフォーンパッチ的遠隔運用するのは少々慮られます。いつでも、条件が整った折にリモコン運用することが可能なようにJA1ZNG/1をフル操作できる日本の無線従事者資格(+JAコールサイン)を所持している正規メンバーとして登録していただきました。
 
■無人局全自動遠隔制御も夢ではないのですが、現在のところは遠距離リモコン運用中に万が一なんらかの問題が発生した折には直ちに手動送信停止処置がとれるように、クラブ局近辺に常時モニターが可能な有資格管理者がいる時に限ってJA1ZNG/50W局のリモコン運用が正規メンバー限定で許可、50W以上のハイパワー運用は自粛しています。 TS-2000の電源スイッチON/OFFがリモコンで可能なのはもちろんですが、携帯/有線電話を通じて管理担当者とリモコンオペレータが手軽に連絡を取り合えるように無料/ローコストのインターネット国際電話もセットアップしてあります。よって、無人クラブ局/個人局における遠隔操作実験は予定していません。
 
■TS-2000/50Wの超遠距離リモコン運用開始にあたって、ご近所をすべて回って送信時に電波混入などのトラブルが発生しないかどうかのチェックを完了、クラブ局管理者の24時間連絡先電話番号をあらかじめ伝えておくなどの点に特に気を配ったのは言うまでもありません。
 
 
 
※レポート:VK1ARA (Last updated 26/June/2001)