PSK31SBWからLoggerまで、ニューモードに挑戦
4. 通信文例集 文字通信に欠かせないタイピング
By Masao Matsumoto,JA1AYC
 
PSK31はどのように通信が行われるか、 ご心配の方のために、実際のQSOに役立つよう一通りの通信文を例示しました。
このページをプリントして座右におかれますと、交信の際に慌てなくて済みます。
■CQを出す
これはCWとかSSBとほとんど同じです。し いて言うならば、SSBでの「こちらは」の代わ りにfromの意味の「de」を使うくらいです。
CQ CQ CQ de JA1AYC J A1AYC JA1AYC
このCQ 3回、こ ちらは1回、コールサイン3回の組み合わせを3回くらい送り、最後にPSE K(PSEはどう ぞ=pleaseの省略形、Kはツートツー、す なわち文章終了を意味するCW用語)でしめくく ります。これはあらかじめメモリに入れておけば いちいち打ち込む必要がなくて便利です。
もっと もPSK31SBWでもLoggerでもこの定 例CQはCQボタンを押すとあらかじめ記憶されていますから、そのまま使えます。
自局のコール サインも初期設定でソフトのユーザー名(この場 合コールサイン)を登録しておけば、これも自動 的に記憶されていますから、少なくもCQに関し てはなにも操作が必要ないと言うことです。

■誰かを呼び出す  

相手局のコールが判っていて、その局を呼ぶに はこれも通常の呼び出しと同じです。
J○1 ○○○deJA1AYC PSE K
で良い のですが、念のために自局のコールサインを2度、 3度打つ場合もあります。これも良く使うわけで すから、マクロで登録しておけば便利でしょう。コンテストとかDXペディションの局を呼ぶ場合 はSSBなどでもそうですが、相手局のコールは省略して自局のコールのみ連呼することもありま す。
de JA1AYC JA1AYC P SE K
この場合PSEすら省略することもあ ります。
■呼び出しに応答する
これは各自自由な表現で良いわけですが、ごく 一般的には
J○1○○○ de JA1AYC Thank you for the call Very glad to see you.
と言う挨拶で始まり、次にはお定まりのレポート や自局のQTH、名前の紹介と続きます。
Your signal is 599 in my QTH.QTH here is Yok osuka City and my name is Masa,Masa
この時にもコンディ ションの具合を見てQTHおよび名前を数回繰り 返して送ることもあります。さもないと相手から QTHや名前を聞きかえされることもあるからで す。最初の内はなるべくショートにまとめた方が 無難です。そこで
How do you  copy my signal? BTU
(こ のBTUはBack to you、すなわちお返ししますの意味で良く使われます。あとは相手 のコールde自局のコール+pse Kで良いの です。Kの代わりにKNを使うこともあります。  これはCWでも良く使われていますが、通信が 続いている中で特定の局にバトンタッチする時の 通信終了の記号です。つまりKNと打っているの を見た場合には、この交信はA,B2局間でまだ やりとりが続いているとわかるのです。
■再びレポートを確認する
さて送信の順番がこちらに帰ってきました。そ こで
J○1○○○ de JA1AYC, Thank you for the nice report.dear △△△ san. and also for the first contact.I will send my QSL via the buro.
などなど続きます。
■シャックの紹介  

特にRTTYやとりわけPSK31通信ではよ くシャックの紹介が行われています。これはお互 いにどんな設備やソフトで交信をしているか気に なるところで、このメッセージを送ってくる局も 多いのです。通常はこの中身は定例文ですから、 メモリに蓄えておいて送信してくるケースがほと んどのようです。リグやコンピュータやアンテナ やとやたらに文字と数字が並ぶので、これらをい ちいち手打ちで打ち込むのは結構大変ですから、 別ファイルに入れておいたほうが助かります。

Here is my station…
と来 て、次にメモリされた局の紹介が続きます。
Transciver    XX900S
Antenna     4ele yagi             (20−10mtr)
             Dipole             (80,40,30)
Computer    Pentium400  Soundblaster16
Software     Logger               Ver.6.10        by KC4Y
などなどですが、これは各人それぞれのシャック の構成によるものです。もっともこの紹介を最初はともかく2度目も3度目も自動的に送られます と辟易しますので、使い方は十分心得ておいてく ださい。特にコンディションの悪い時は禁物です。
■その他のメッセージ  
あとはおなじみのお天気のことであったり、多 少自己紹介的なハムのキャリヤとか文字通信の経 験度合いとかになりますが、これらはもう英作文 の世界ですから、いちいちご紹介しません。
■そしてファイナル
これも定例文化していますけれど、一般的には
Thank you so much for the very fine first  contact. I hope to meet you again and I wish  you all the best and many DXs.Good luck and Sayonara from Yokosuka, J○1○○○ de JA1AYC S
このSKもCW通信では通常使われている送信終了の略語で、これを表示することで特定の局との交信 が終わったことが第三者にわかるのです。以上は英語による簡単なファーストQSOの1 例ですが、日本局同士であれば、無理して英語でやりとりする必要もないわけで =romaji…=と打って、以下ローマ字によ るメッセージの交換になりますが、この場合は中 身は日本語ですから、どんな表現もやりとりも可能になることは言うまでもありません。
■難しいのは

なによりも英語で通信をする場合にはこのファ ―ストQSOではなくて2度目以降の通信でしょ うか。「またお会いできて大変うれしく思います」 は当然として、あらためてシャックの紹介でもあ りませんから、前に会って以降これこれの国とコ ンタクトできたとか、この新しいソフトを使って みたとか、アンテナが変わったとか、今日はコンディションがとりわけFBだとか、もろもろの話 題に移っていくのですが、この先もどちらかと言うと英語のお勉強の世界です。まあ自信のないうち はファーストQSOにこれ努め、ラグチュウは国内同士にとどめた方が無難かもしれません。

やたらにCQをだすといつ誰から呼ばれるかもしれま せんから、ひとまずは呼ぶ側にまわっておけばひ とまず安心です??だからと言って、あまり萎縮 する必要はありません。英語も所詮われわれ日本人にとっては外国語ですから、いちいち文法とか ミススペルを気にしていてはなにもできません。 単語の羅列でもかまいませんから、どうぞ気楽に お楽しみください。

文:JA1AYC 松本 正雄

(c) All Rights Reserved WWW.QTC-JAPAN.COM 2001
▼関連ページ
 
■PSK31セットアップ
■PSK31通信文例集
■PSK31のシステム
■Loggerがおすすめ
■JA1AYC HP

▼バックナンバー

■ARRL訪問記

■中国のハム事情
■ハムベンション2001
■DAYTON・2000
■PSK31のすすめ
■ソーラー発電
■JA1BUモービル
■TS-2000Sレポート
■標準電波の行方