QTC-JAPAN.COM創刊 2周年特別取材 Ham Radio 2002 in Friedrichshafen

[HAM RADIO 2002 第 1報]
[メーカ展示見て歩き・・・入場者は約2万人!]
[ひと味違うEUのフリーマーケット]
[ホテルの部屋からインターネットに接続]
[HAM RADIO 印象記 by JA1CVF]
[ツェッペリン100周年記念アワード]
 
     
 

ヨーロッパ最大のハムフェスティバル ”Ham Radio 2002” [ 第 2報 ]

”フリードリヒスハーフェン”ってヨーロッパのどこにあるのでしょうか、はっきり答えられる方は少ないのではないだろうか。私も実際に出かけてみるまでははっきりした位置関係は霧のかななたの向こうにぼんやりと映っていたに過ぎません。

成田をBA006便でロンドンまで11時間30分、ここでBA954に乗り換えて2時間、南ドイツ/バイエルン州首都ミュンヘンに降り立ちました。
”ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキー”あのビールの美味しい世界の三つの都市のひとつにやってきました。
ミュンヘンからはレンタカーを借りて観光をしっかりしながら約200キロ先のフリードリヒスハーフェンを目指しました。

Ham Radio 2002が開かれるフリードリヒスハーフェンは、ドイツ南部のリゾート地でスイス国境に横たわるボーデン湖の辺にあります。対岸はスイスとオーストリアという立地から陸続きのヨーロッパ各地からキャンピングカーやワゴン
で容易に参加できる環境にあり、ボーデン湖のリゾート地帯がハムの祭典を行う場所にふさわしく定着したものと容易に想像がつきました。

■会場へのアクセス フリードリヒスハーフェンを地図を眺めているとわかるように、スイスのチューリッヒからバスと船を経由するか、レンターカーを利用して2〜3時間で会場にたどり着くことができます。 フランクフルトからフリードリヒスハーフェンまではおよそ500キロありますので飛行機で1時間、空港からは10分程度で会場に到着します。レンタカーなら半日コースでしょう。ミュンヘンからはレンタカーで200キロ、
2〜3時間の道のりです。

Ham Radio 2002の閉幕直後フリードヒスハーフェンの ボーデン湖畔とその近くのユーバーリンゲンへの航空機空中衝突事故には肝を冷やしました。会場をレンタカーでミュンヘンに向かった一日後の墜落事故と隣り合わせでしたから遭遇しなかったのは幸いというほかはありません。このことを別にして、あまり日本に知られていないヨーロッパのハムの祭典をつぶさに見て回りましたので、見たまま感想を交えながらレポートしたいと思います。特に日本ではめったに見られなくなった温かい交流とかっちりとして隙のない会場運営などに学ぶ点が多いように見受けました。

■会場構成について
Hamb RadioHAMtronicの2つの展示から構成されています。 前者は説明の必要はなくアマチュア無線一色で、後者はコンピュータとアクセサリ、ソフトウェアなどの展示と即売です。


展示場
は次のように分かれています。
Holle 1:キャンピング Holle2:開会式、レストラン Holle3:キャンピング、Holle4:フリーマーケット Holle5:フリーマーケット、Holle6:HAM Radio(メーカー、販売店、団体・クラブ展示など)、Holle7&8:HAMtoronic(コンピュータのハード&ソフトウェアなど)、Holle9&10:キャンピング 

■言葉について 言葉は当然ドイツ語が使われています。入場者に配られるHAM RADIOのパンフレットは独語版と英語版の二通りが用意されていましたが、そここにあるのは独語版ばかり。宿泊したKroneホテルにおいてあるのも独語、街の標識はすべて独語・・・当然ですね!日本なら日本語に添えて英語の標識は当たり前ですから、そんなイメージを抱いていたらドイツでは英語の標識は極端に少なくあってもないがごとき状況に甘い期待はあっさりと覆されてしいました。

訪問先の言葉を解さない日本人、これはいけないと思いつつ結局、英語で通すしかありませんでした。それでも英語で結構用が足りました。道に迷って聞いても英語で丁寧に教えてくれました。会場で出会ったアマチュアは数ヶ国語を操っているように思えて国際社会とはこういうものかと感心しました。

■入場者は3日間で18,000人 HAM RADIO 2003は開催日を2003年6月27日〜29日、場所をフリードリヒスハーフェン空港近くの新しいメッセに変わると発表しました。

 
     
 

ツェッペリン博物館でデモ運用のDK0ZM・・・DK8CKに出会う!

フリードリヒスハーフェン縁のツェッペリン博物館を訪ねました。開会前の前日、飛行機好きの三人(JA1AYC、JA1CVF、JA1FUY)は市内の同博物館に集結。偶然、入り口付近のロビーでDK0ZMを見つけて早速、QSLカードを交換して交流に及びました。

オペレータはDK8CK、Kenwood のTS-570とノートパソコンでPSK31をデモ運用中でした。アンテナはもちろんツェッペリン!遠来の日本人ハムに会って興奮気味でした。「”ツェッペリン賞”を日本に紹介して欲しい」と熱心なレクチャーがしばし続きました。
アマチュア大好きのドイツ人を発見してドイツ人が身近に感じた瞬間でもありました。
"100 Jahere Zeppelin”(ツェッペリン100周年記念アワード)はこちらをご覧ください。 ドイツ語と英語に堪能な方はドイツのホームページをごらんください。
   
ツェッペリン博物館のクラブ局DK0ZMにて歓談する左からDK8CK、JA1CVF、JA1AYC、撮影はJA1FUY ”AWARD ツェッペリン” のルールを熱心に説明するDK8CK、夫人はDJ0SC(JF8SEJ)Yayoiさん
 

   
DK0ZMのQSLカード DK0ZMのシャック(Kenwood TS-570とノートパソコン)
 

■HAM RADIO会場にキャンピング村が出現!

HAM RADIO 2002の会場にキャンピングカーがひしめき合うように駐車して会場と一体になったいました。会場へは歩いて通える近い距離にあり、お隣さん同士の交流も楽しめる仕掛けです。様々なスタイルのアンテナを立てて交信に興じている姿は、アマチュアのユートピアを表しているような気がいたします。

安く宿泊ができて展示や駐車料金が安いのが一番!その上でフリーマーケットを盛んにすれば2日に短縮することもなかったのにと日本のハムフェアのありかたに思いを馳せていました。広い場所を地方に求めて思い切った運営形態の変更と発想の転換が必要ではないだろうか。アマチュア先進国の自由でノビノビした大イベントを目の当たりにして「真のアマチュアはこうでなくっちゃ!」と一人納得顔になりました。
   
会場周辺の駐車スペースが”キャンピング”スペースに割り当てられて写真のようにキャンピング村が出現! 思い思いのアンテナを立てて母国と交信しているのだろうか?車のナンバーは様々な国が入り乱れている。

 
■フリードリヒスハーフェンのおだやかなたたずまい
   
フリードリヒスハーフェンで見かけたアマチュア局。アンテナは屋根より高くできないと見受けたが・・・。 宿泊したKroneホテルの部屋から眺めた風景。中央のひときわ高い建物は集落のシンボル、教会。
by JA1FUY
■お勧めDiscover HAM LIFE  コラム82〜84=Ham Radio 2002もご覧ください。
 
QTC-JAPAN.COM 2002.07.06

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