■Ham Radio 2002 in Friedrichshafen

[HAM RADIO 2002 第 1報]  [HAM RADIO 2002 第 2報]
[ホテルの部屋からインターネットに接続]
[ひと味違うEUのフリーマーケット]
[HAM RADIO 印象記 by JA1CVF]
[ツェッペリン100周年記念アワード]
 
     
 
■メーカー展示見て歩き・・・入場者は約2万人!

HAM RADIOの公式ガイドブック

6月28日(金)早朝の開会式には、遠く離れた駐車場から歩いて向かったために式典に間に合いませんでした。後で聞いた話では、開会宣言とシャンパンで乾杯という簡素で好感の持てるセレモニーのようでした。駆けつけてみますとメッセの中で一番大きなレストランの半分を式典会場に貸切、HAM RADIO 2002と同時併催のHAMtronic 2002のシンボルが壁面に貼ってあり、中央ステージにスタンドマイクがぽつんと置かれていて式典の名残がまだその辺に漂っていました。

フリードリヒスハーフェンの上空をツェッペリン飛行船が飛行して、しばしその優雅な姿を楽しませてくれました。ボーデン湖畔に飛行船の基地があり観光用に乗船も可能ですが、今回は予約がとれなくて乗ることは叶いませんでした。その代わりというわけではありませんが、メッセからほど近いツェッペリン博物館(ZEPPELIN MUSEUM FRIEDRICHSHAFEN )を訪ねてみました。館内には実物大の模型が展示してあり、大きさを体感できるほか、歴代の豪華飛行船から軍用飛行船まで歴史的な貴重品が収蔵されていて興味が尽きません。入場料は6.50ユーロ。

メッセの上空を飛ぶツェッペリン飛行船。フリードリヒスハーフェンはツェッペリン発祥の地として有名。

メーカー展示は6号館を中心に繰り広げられました。世界に誇る日本のICOM、KENWOOD、YAESUが大きなブースを構えて新製品を中心にご自慢の製品を並べて注目を浴びていました。 入場者数は2万人と発表されていますが、最も込み合った中日のごった返しぶりから見ても控えめな発表と映りました。

EUの統一通貨”ユーロ”に切り替わったために域内の移動が一段と活発になり、HAM RADIOの参加を刺激したのではないかとドイツ在住の日本人が分析していました。最盛期からみれば今年の開催規模は半分、あるいは3分の2程度と伺いましたが、世界一の規模を誇る”デイトンハムベンション”に次ぐナンバー2を確保しているのは間違いないところです。

IARU会長のW4RA、ラリープライスさん

日本のアマチュア局(現在80万台)の減少を憂える中、8月開催の”ハムフェア2003”は、世界的にはナンバー3でしょうか。今年から開催期間を一日短縮して2日間になったのは、時代の流れとはいえ米国やEUの元気な運営振りを見るにつけ寂しさが先に立つのはやむを得ないことなのでしょうか。

メーカー展示の6号館を歩いているW4RA ラリー・プライスさんにばったりお会いしました。プライスさんはARRL会長を歴任されて現在はIARU(国際アマチュア無線連合)会長を務める超有名人。
記者の胸にARRLの会員を示すコールサインプレートを見つけて「おーARRLのメンバーじゃないか!」ときさくに写真撮影に応じてくださいました。ARRLのコーナーでお手伝いする様子を見かけましたが、気取りを感じさせない率直さにアマチュア・スピリットを感じました。

 
     
 

■DH3NBK 奈良さんとEyeball QSO

地元の新聞のトップを飾った”HAM RADIO”ICOMブースの写真(6月29日)

HAM RADIOの会場で出会える日本人は、はるばるやってきたQTC-JAPANの取材陣のほかはJAIGの皆さんだけという、希少価値(?)の高い日本人とアイボールQSOを果たしました。
JAIGのメンバーの奈良さんは、DH3NBK (JP1NBK) のコールサインで活躍されている。「まもなくeQSOをはじめる」と張り切っておられました。


JAIGの昼食会でお目にかかった奈良圭之輔(JP1HIS)さんとメーカー展示の6号館の前で再会!童顔から「留学ですか?」と尋ねましたら『ドイツで大学院生を教えています』と『よく間違われるのです』破顔一笑!気のいいドクターでした。

ただ今DH3NBKのコールサインで活躍中。2ヵ月後には帰国と伺いました。 カメラを向けながらQTC-JAPANの取材といいましたら奈良先生『QTCの読者です』とうれしいことをおっしゃるので話がいっそう弾みました。 特集記事のeQSOに話が及びオンエアに向けて準備中とのこと。 日本のメーカー出展関係者以外に見かけることの少ない異邦人との出会いに心弾むものを感じました。

 

 
■買い物_1・・・RadioCom 5.1TXを会場特価で購入!


RadioCom 5.1TX RC-HAM Transmit-Version

ICOMブースの一隅でPC受信機IC-PCR1000B(EU仕様)+ノートパソコンにRadioCom5.1を搭載してデモストレーションを行っていました。ディスプレイのコントロール画面がどうみても送信可能に見えて「これは面白い!」と熱心に見入っていましたら、すっと寄ってきて熱心に説明をはじめたドイツ人がいました。
ますます興味がわいてきましたので「送信はできるのか?」と尋ねると「もちろん」の明快な答えが返ってきました。

RadioCom Ver.3.x、4.xは以前から知っていましたが、今回は"RC-HAM Transmit-Versionを"会場特価の240ユーロ(定価は259ユーロ)ということで衝動的に買ってしまいました。RTTY、CW、PSK31、FAX、SSTVなどの送受信ができてトランシーバーのラジオコントロールもできるといい、OSはWindows95・98・ME/2000/XP、NT4.0対応しています。詳しくは発売元のBonitoのホームページ www.bonito.net をご覧ください。

同ブースではドイツ語と英語のパンフレットを配っていましたので、英語版により概要を知ることができましたが、ソフトウェアに同梱のマニュアルは残念ながらドイツ語版のみで解読不能でした。失敗したと思いつつ「 ま、何とかなるさ!」とのんびり構えてBonitoのWebサイトを訪問したら、なんと日本語によるRadioCom5.0 RXの解説コーナーを発見してひとまず安心しました。ただし、RadioCom5.1TX についての記述はまだのようですが、全体像はつかめますので大いに役に立ちます。どうやら日本に協力者がいらっしゃるようです。

 

 
買い物_2・・・ARRLのブースでハムライセンス・マニュアルを入手!


メーカー展示の6号館にはDARCをはじめARRLRSGBのブースが競うように並んでいました。中でも世界のアマチュア無線界をリードするARRLは、豊富な書籍の即売とDXCCチェキングで終日賑わっていたのはさすがというべきでしょう。
新しくなったハムライセンスの問題集に興味がありましたので、この機会に購入を決意して声をかけたのが、なんと筆頭副会長のW5ZN(Joel M. Harrison)でした。注文に応じて気さくに3冊をそろえてくれました。いわれるままにUS$で57ドルを払いましたらレシートにW5ZNと署名が書き込まれていて良い記念になりました。このときユーロとUSドルが等価でどちらでも同じと言われて、「へぇ〜同じなんだ」と感心しながらUSドルを使いました。

米国はいきなりExtraクラスを受験できません。Step1のTechnicianからはじめてStep2 General、Step3 Extraへと進みます。モールスはGeneralで5WPMのテストを受けることになっています。5 Wordは日本流に解釈すると1分間約25字、いわば3級並みのレベルに過ぎません。これに合格すれば以後、モールスの試験はありません。 試験はTechnician:35問、 General:35問+5WPM、Extra:50問が出題されます。

興味をもたれた方は、ARRLのWebサイトを訪問してみてください。これらの書籍は日本から発注して入手が可能ですが、 使用言語は当然のことながら”英語”です。日本の3アマ以上の資格をお持ちの方なら後はひたすら読解力の向上が合格を目指す近道のようです。 受験資格を満たせば日本で米国の試験が受けられます。
詳しくはARRL VEC EXAMINATION TOKYO が不定期に試験を行っていますので、同Webサイトを参考にされてください。名古屋と福岡のVECへは、QTC-JAPANの目次右側ナビゲーションからアクセスできます。

 
Step 1 TECHNICIAN
Step 2 GENERAL
Step 3 EXTRA
・35-question test
・No Morse code exam $19
・35-qustion test  ・5 words-per-minute Morse code test $12.95

(Upgrade from General)
・50-question test $24.95

 

 
■メーカー展示見て歩き・・・21枚の写真を精選してお目にかけます。
   
HAMtronicとHAM RADIOの入り口 V/UHFバンド各種アンテナと右上部にループアンテナ
   
リニアアンプのCHARENGERV リニアアンプRANGER 811H
   
EMTRONのリニアアンプ DX-1b(オーストラリア製) EMTRONの社長ルディさん(VK2AOT)とJA1FUY(左)
   
ICOMの大看板が目印のICOMブース ICOMのIC-910Hを興味深く見ている来場者たち
   
白と黒を基調にしたKENWOODのブース TS-2000SやTS-B2000のパソコンコントロールが人気
   
独特のカラーで統一したYAESUブース FT-847とアンテナのパソコンコントローラの実演
   
AORのブース 社長の高野さん(JA1AOR)の姿も! 販売店コーナーで見つけたIC-706MKUGの移動グッズ
   
IC-PCR100B(日本未発売)とRadioCom5.1の実演 RadioCom5.1 RC-HAM Transmit-Versionの実演
   
ハイパワー仕様のループアンテナ 受信用のループアンテナ
   
短縮型のバランつきダイポールアンテ デジタルアマチュアテレビの実演
   
左から2.3GHz、5.8GHz、10.2GHzの順に並んだトランシ-バー。さしづめEUのマキ電機?
by JA1FUY
 
QTC-JAPAN.COM 2002.07.24

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