写真1 裏蓋を開けてみるとクーリングファンに埃が溜まっています

私の散歩コースは幸か不幸か?リサイクルショップの前を通ります。ぶらり立ち寄ると、懐かしいブランドのノートパソコンがJUNKコーナーに並んでいました。電源アダプタ―やHDDマウントなど主要な部品に欠品の無い状態で値札は¥4k(税別)。 Gateway 一時は秋葉原にショールームを展開するほど勢いのあったメーカーですが、台湾メーカーの台頭を受け、2007年にエイサーに買収されて以降、現在はブランドのみ残った状況となりました。  

 

 ジャンクのノートパソコンを蘇らせる
       ー Gateway MA8(ML6022jp)ー

 
 by Takashi Hioki JF1GUQ/KA8J
 

私の周りでは1987年頃より米国のコンピュータ専門誌「コンピューターショッパーズ」での広告が話題になり、JE1WAZ 米澤さんが個人輸入し、JA2BWH/1 杉澤さんやJA1XVY 平野さん、私、JA1FUY 川合さん、JA1CVF 岡田さんが“牛飼い”になりました。牛飼いというのはGatewayユーザーを指す言葉で、当時広告にホルスタインの牛をモチーフにしたものが多く、そのせいで“牛飼い”という表現が生まれました。  
 
手に入れたモデルはMA8(ML6022jp)という2008年に発売されたノートパソコンですから、エイサーに買収された以降の製品になります。2003年には米国の量販店「BEST-BUY」でGateway NV52を友人の分も含めて4台購入し、ハンドキャリーで持ち込んだ思い出もあります。このPCはJA1FUY川合さんの別サイトでの記事 Onlineとーきんぐ「No.152 「壊れたPCのHDDとメモリをSatellite T-30に移植」にも登場します。  
 

2008年発売のノートパソコン Gateway MA8

 
早速持ち帰ったMA8はざっと埃を「エアダスター」で吹き飛ばし、アルコールで手垢などを除去しました。OSが入っていなかったので、試しにWindows10をクリーンインストールすると、問題なく立ち上がりました。  こうなると、少し欲が出てきます。裏蓋を開けてみると写真1、 2の様にクーリングファンに埃が溜まっています。
 
写真2 クーリングファンに溜まった埃を取り出しました
 
ピンセットで取り出してみると、結構な量です。それではと、ちょっと掃除に力を入れてみることにしました。写真3ではクーリングファンを取り除いた状態です。ここまで分解するのに5本のネジを回すだけで簡単にCPUが露出しました。 せっかくなので、CPUを上位モデルに交換することを計画しました。
 
写真3 クーリングファンを取り除いた状態です
 
用意したのは中古のT7500 2.2GHzのデュアルコアで1,500円(Amazonで購入:価格は中古品なので変動します)。写真3の黄色く囲ったネジをマイナスドライバーで左に回すと、CPUを固定しているソケットから簡単に外すことが出来ます。新しい(と言っても中古ですが)CPUを取り付け、放熱グリスを塗布して組み直したのが写真4です。
 
写真4 CPUを取り付け、放熱グリスを塗布して組み直した
 
その写真の中の黄色で囲んだネジ(5本)でクーリングファンの取り付けと、放熱器の装着が行われています。 さらに力を入れて、メモリもオリジナルの1GB×2個の2GBから、1GB+2GBの3GBに増やすことにしました。こちらも安いものをAmazonで探すと2GBのモジュールが1,480円でしたが、注文から2週間くらいかかって中国から郵便で届きました。あまり安いものを追い求めてはいけませんね(笑)。写真5
 
写真5 アマゾンで探すと2GBのモジュールが1,480円でした
 
写真6 下側が2GB、上が元から着いていた1GBです
 
装着にはコツがありまして、容量の大きなものをCPUに近いバンクに置くのが常道です。写真6では下側が2GB、上が元から付いていた1GBです。欲を出して2GB×2に挑戦しましたが、Windows10が立が上がる前に画面が崩れて使うことが出来ませんでした。

 

▼CPUとメモリの交換▼ 
 
写真7はCPU交換前のエクスペリエンス インデックスですが、これが
プロセッサ:4.3 → 5.3  メモリ(RAM):4.5 → 5.3 のように性能が上がりました。
 
写真7 CPU交換前のエクスペリエンス
 
Windows10のシステムでも写真8(2GB)が写真9では3GBとして認識されています。 思わぬトラブルは、Windows10のデバイスマネージャーに潜んでいました。CPUを取り換えたのにエクスペリエンス インデックスの数値が上がりません。写真9の様にOSはT7500 2.2GHzのデュアルコアCPUと3GBのRAMを認識しています。
 
写真8 実装メモリ(RAM)2GB
 
写真9 3GBとして認識されています
 
先に述べましたように、動作確認のためにWindows10をインストールして、気を良くしていたものですから、その後の改良工事の設定修正を失念していました。  写真10の「プロセッサ」の項目の中に記述されている古いものを一旦削除して再起動しますと、自動的に新しいCPUを認識して登録してくれます。
 
写真10 「プロセッサ」の項目の中に記述されている古いものを一旦削除して再起動すると、自動的に新しいCPUを認識して登録してくれる
 
いろいろ面白い経験をさせてくれましたが、GatewayノートPCが実用的なマシンとして蘇りました。
 
【注】私はWindows8発売当時に記念販売で3ライセンスパックがお買い得価格で出ていたものが手元にあり、そのライセンス番号でWindows10インストールディスクからクリーンインストールすることが出来ました。旧バージョンのWindowsがアップグレイド出来るのは2016年7月28日までですので、ご注意ください。
 
 
 
QTC-JAPAN.COM 2016.06.11
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